グローバルリーダーの条件 の商品レビュー
ビジネスフレークスルーの講師もやられている船川さんと大前さんとの対談本。大前さんの対談本は珍しいかもしれないですね。船川さんではなく大前さん目当てであれば、あえてこの本を選ばなくても、他の単独著作を読んだ方がいいかもしれません。ただグローバルリーダーというテーマで広くカバーされて...
ビジネスフレークスルーの講師もやられている船川さんと大前さんとの対談本。大前さんの対談本は珍しいかもしれないですね。船川さんではなく大前さん目当てであれば、あえてこの本を選ばなくても、他の単独著作を読んだ方がいいかもしれません。ただグローバルリーダーというテーマで広くカバーされていて対談本としては議論もかみ合って悪くないかと思います。 「グローバルリーダー」とのタイトルでもあるので、日本人の英語力の議論にはかなり力が入れられています。細かい文法や英文和訳や和文英訳の受験英語教育は、グローバルな人材育成のためになっていないんじゃないか、というのも納得できます。 大前さんは誰よりも日本のことを考えている、ということです。日本人のポテンシャルはすごくあるという期待があるのでしょう。日本の政局も経済も変なことになってますが、変わるのでしょうかね。
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グローバルビジネスリーダーとなるための条件は何かを語ったもの。 共感した主なことを以下に挙げるが、いずれもグローバルに限った話ではなくビジネスマンとして今後成長するために肝に銘じておくべきことを学ばせてもらった気がした。 その中でも、特にいいなと思ったのは、『習慣は才能を超える』...
グローバルビジネスリーダーとなるための条件は何かを語ったもの。 共感した主なことを以下に挙げるが、いずれもグローバルに限った話ではなくビジネスマンとして今後成長するために肝に銘じておくべきことを学ばせてもらった気がした。 その中でも、特にいいなと思ったのは、『習慣は才能を超える』という言葉。本書のどこに書いてあったか忘れたが、何か心に訴えるものがあった。日々の習慣(つまり、積み重ね)はどんな才能をも超える力になる。 何でも初めては飽きてしまったり、やる気が出たり出なかったりすることがよくあるが、それも習慣となってしまえば苦痛でも何でもない。そうなったときに、才能がある人も超える力がつく。そう信じて頑張っていきたいと思った。 ■自分に限界を置かない 日本は昔から偏差値で育ち、自分の力にあるのはこの高校、大学、会社だという意識を持ってしまっている。グローバル企業を作ってきた先人達はみんな「自分の能力には限界がない」という意識で仕事に挑んでいる。その差はでかい。 ■inquisitive mind(探究心) 常に、これで良いのか?という心を持ち、昔からの常識にとらわれない精神が必要。確かに、松本人志や佐野くんなどのような誰も常識として見過ごしてしまうことにも疑問を持っておかしいやろ!というような姿勢は絶対に必要だと思う。そういう疑問を持てることはイコール自分の考え方や視点をしっかり持っている証拠。 ■攻略本思考 日本では、ゲームを買っても攻略本をすぐに買ってしまう。つまり、すぐに答えを得ようとする精神が蔓延ってしまっている。これでは答えのない社会ではすぐに思考停止に陥ってしまう。 ■集団思考の罠 集団思考に慣れてしまうと、自分が何も意見しなくても会社が勝手に進んでいく。こういう思考依存状態も思考停止に陥るため危険。学校で先生のいうことを聞いていれば良いという考え方自体が集団思考の罠。この基本的なところを改めなければならない。 ■超一流の徹底性 超一流といわれる人は、徹底性が秀でている。例えばイチローは動体視力が落ちてしまうからと読書は一切しないという。大前氏も毎朝5時半から1日500の記事をクリッピングして全て読むとのこと。さらにそれを自分の意見として1回書き直すとのこと。プロフェッショナルといわれる人は常に自分の軸となる思考があってそれに徹底的にこだわる。 自分が本当に大事にしたいことと向き合いながら、それに忠実に生きる覚悟が必要とのこと。 ■グローバルリテラシー 大切なことは、『新しいことを学ぶ心、人の心がわかること、人の上に立てること、自分の考えをまとめて表現できる能力、多様な価値観を受け入れる力』。これを普遍的適応性と呼ぶ。 ■一歩踏み出す勇気 回り道でも役に立ちことがある。いや回り道こそ面白い。その勇気を持てるかどうかが重要。困難な環境に自分を置いたほうが絶対に成長できる。
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栄養ドリンクのように読んだあとからものすごくやる気になる本。いかにそのやる気を持続させるかは本人次第。
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「全球化」 integrity ニュアンスがわかる英語力が必要 アンビシャスな人にリミットはない
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ここ数年、アメリカ一極集中時代から、多極化時代へと移行し、経営資源が国境を越え、グローバル化している。そんな中、日本は内にこもり、保守的になるのではなく、もっとオープンになり、世界の中での位置づけをしていかなければならない。そして、これからの不確実性の中で、国は国民を守ってくれる...
ここ数年、アメリカ一極集中時代から、多極化時代へと移行し、経営資源が国境を越え、グローバル化している。そんな中、日本は内にこもり、保守的になるのではなく、もっとオープンになり、世界の中での位置づけをしていかなければならない。そして、これからの不確実性の中で、国は国民を守ってくれるという考え方は捨てたほうがいい。自分で考えて、自分のの人生を生きることが重要だ!
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(20090622読了) ・グローバルマネーを動かし、グローバル製品を提供する所までは日本企業は検討していた。しかし、ことグローバル人材、グローバルマネージャー、リーダーの育成になると、あまりに立ち遅れている。P14 ・参考:「フラット化する世界」トーマス・フリードマン。P17 ...
(20090622読了) ・グローバルマネーを動かし、グローバル製品を提供する所までは日本企業は検討していた。しかし、ことグローバル人材、グローバルマネージャー、リーダーの育成になると、あまりに立ち遅れている。P14 ・参考:「フラット化する世界」トーマス・フリードマン。P17 ・日本国内で威勢のいい事を言う「オピニオンリーダー」は山ほどいる。しかし、あまりにも内弁慶的な評論家が多すぎる。あまりにも狭い視野、身勝手な主張、そしてロジックの弱さが目立つ。しかもそうした評論家や先生たちに対して「揚げ足取り」はできても、「論理的な突っ込み」を入れるカルチャーがない。P19 ・基本をしっかり鍛えなおそう。?自分の頭でしっかり考え、?それを相手に伝わるように明確に伝え、?今度は相手の言う事を全身全霊で聞き取り、?コラボレーション、共同作業をする。P21 ・参考:「『大変』な時代」堺屋太一。P31 ・EUの歴史を見ると、人間がいかに頭がいいかと感じる。知能によって新しい秩序をつくる。人類初めての歴史を作る。P42 ・みんなが同じ情報を見ている。そうすると、価値観は段々似てくる。P48 ・人間の不幸というのは差を強調して大きくなっている。ある程度の共通項を見だして行く事が大切。「あなたと一番性格や発想の違う人と組みなさい」。似た人を呼んでも良いアイデアは出てきません。P55 ・今の人を集合として見ると怖いのは、皆が自分の分際をわかってしまっている。分際をわきまえてしまうと、世界で通用するところまで行くには相当勾配を登らないといけない。P61 ・従うという行為は企業家にとってはものすごいマイナスになる。時には必要。だけど「これでいいのか」「これで十分なのか」「もっといい方法はないのか」「考え方の違う人たちの意見も自分は反映しているのか」と考える時には当然自分なりの視点を持たなければならない。人の言う事だけを聞いていると探究心がなくなってしまう。P64 ・日本人は資格がすきだが、「資格よりも自覚が必要」。資格という発想は「それを取ってしまえばもう上がり」。P69 ・参考:「『知の衰退』ならいかに脱却するのか」大前研一。「そうか、もう君はいないのか」城山三郎。P70 ・高学歴だけど低スキルになってしまう事の危険性。P77 ・ピアノやバイオリンを弾く能力は20歳くらいでピークを超え始める。そこから先は音楽の深さや幅を広げないといけない。それには色々な意味での勉強をしなければならない。日本で育つとテクニックは伸びても世界中の聴衆を集められるような音楽性にまでは中々広がらない。それが世界トップクラスになれない理由。P79 ・その道の技術を極めるだけでなく、少し違う領域にまで頭の使い方を広げる。P80 ・参考:「50代からの選択」大前研一。P81 ・「ああ、これだけ金が残るんだったら、これもしたかった。あれもしたかった」と言う位なら、今それをやればいい。だから「やりたい事は全部やれ!」P93 ・参考:「右脳革命」トーマス・ブレークスリー。「ハイ・コンセプト」ダニエル・ピンク。P97 ・参考:「メンタル・ブロックバスター」。P104 ・参考:「凡才の集団は孤高の天才に勝る」キース・ソーヤー。P109 ・21世紀の国力は、判断をできる人間を何人持っているかで決まる。P123 ・英語を使うときは「発音より発言、文法より論法、そして語彙より五感」P126 ・日本のマネージャーたちがあまり勉強しなくなった。参考:「ビジョナリー・カンパニー」。P131 ・英語で仕事をするときには、「英語以外のもの」と「英語力」と両方が必要になる。「英語以外のもの」とはビジネスの知識、英語でのビジネス環境で必要なマインドとスキル。それに英語力が加わって初めて、「英語でビジネスができる人」になれる。P138 ・日本人が英語を使うときに心がけるべきなのは、「おっくうがらずに明確に表現する」こと。P140 ・守った所からは何もでてこないというのは、世界どこでも同じ。 ・リーダーの持つべき資質は社会性。P175 ・グローバル社会の中では透明性が求められる。だけら社会性、倫理性は建前の問題ではなく、実践しなければならないと自覚すべき。P177 ・参考:「地球時代の新視点」 ・今躊躇するよりも、三年後、五年後、そして二十年後に後悔するほうがいやだ!そういう意識を明確に持てれば、行動を起すことができる。行動を起せばうまくいくことも、行かない事も含めて新たな体験が得られる。P182 ・回り道でも後で役立つ事がある。回り道こそ面白い。P183
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「死ぬ時に、あなたは最後に何と言って死にたいのか」 これがスタートで行動をする。 やりたいことは全部やれ。 カネがすべてではなく、人生で何を残すのかが大事だと。 海外に行きたいサラリーマンは5%。 (ってことは自分はその5%なのか) 英語、ビジネスマインド、気合い。 それらを...
「死ぬ時に、あなたは最後に何と言って死にたいのか」 これがスタートで行動をする。 やりたいことは全部やれ。 カネがすべてではなく、人生で何を残すのかが大事だと。 海外に行きたいサラリーマンは5%。 (ってことは自分はその5%なのか) 英語、ビジネスマインド、気合い。 それらを持って、海外にも飛び出せばいいじゃない。 まるで教育者のようになっている大前研一。 日本人として、歯がゆくてたまらないんだろうな。 海外にいると分かる日本のプレゼンス。いやでも感じてしまう、海外から見た日本の姿。 でも、それをエネルギーに変えて、次の一日を少しでも変えてみる。
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正直結局何がいいたいのかよくわからない本だった。対話形式で手軽に読めるのはいいが、あまり何も残らない本のような気もする。
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自分を奮い立たせてくれる言葉がいっぱい。モチベーション上げる一冊。 興味があれば何でも引き受けてその都度”芸域を広げてきた”わたしはまさにそういう生き方をしていた。 by 大前研一 こういうマインドは大事ですなー。
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大前研一氏の新刊。 ・アドバイスを求められた時によく言うのが、「死ぬ時に、あなたは最後に何と言って死にたいか」ということとのこと。学生時代の借金はどこまでするべきか悩む。だからこの後悔しない生き方というのは、いつも頭で考える。理想の自分と今の自分。ギャップがあるから埋めるのだが...
大前研一氏の新刊。 ・アドバイスを求められた時によく言うのが、「死ぬ時に、あなたは最後に何と言って死にたいか」ということとのこと。学生時代の借金はどこまでするべきか悩む。だからこの後悔しない生き方というのは、いつも頭で考える。理想の自分と今の自分。ギャップがあるから埋めるのだが、その溝を埋めるのに少しお金もいる。 ・英語のニュアンスについてのこと。自分も気になっていた。本に書いてある例えとして、部下が失敗したときに問う言葉が書かれている。 a. (Please) Tell me why you did it? b. I want to know why this happened. c. What do you think why this has happened. それぞれについて、ニュアンスが違うのはわかるが、どういうケースのときにどういう言葉が適切かがわからない。これを学ぶのは紙上では限界があり、経験で覚えるしかないと感じる。 ・学生や若い人たちには、どこでもいいから勝負しなさいと言われたときに、自分はどこを選ぶか、考えて欲しいということ。選んだところによって、熟達しないといけない言葉はもちろんですが、ヒューマンネットワークの構築なども含めてまともに勝負できるようになるまでには時間がかかる。だから、どこか一つの国を取って、そこのエキスパートになって、それをある意味で横に展開していくようにするといいとのこと。これは参考にしたい。勝負する場所をどこにするか自分で考える。
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