資本主義崩壊の首謀者たち の商品レビュー
相変わらずの広瀬節。 盗人とか、国民の税金を掠め取るとか、その頻発に多少辟易しないでもないが、罵りの言葉が出てくる箇所は「アンダーライン+太字」と読み替えればいい。 グラス・スティーガル法の骨抜きがどのような意味を持っていたのか、その当時の僕はよく分かっていなかったが、この...
相変わらずの広瀬節。 盗人とか、国民の税金を掠め取るとか、その頻発に多少辟易しないでもないが、罵りの言葉が出てくる箇所は「アンダーライン+太字」と読み替えればいい。 グラス・スティーガル法の骨抜きがどのような意味を持っていたのか、その当時の僕はよく分かっていなかったが、この本の解説で仰天してしまった。 ただの陰謀史観と嗤う向きは、底が浅い。合衆国政府の大臣やFRB議長が巨大銀行、ヘッジファンド、石油会社や穀物会社といったカネの環の中を順繰りに巡っているという事実が、実名入りで示されている。 野村證券の社長や村上ファンドの主催者が総理大臣や財務大臣になるようなものなのである。
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アメリカの資本主義が崩壊したことを国際金融マフィアによるものが大きいことを解説している。 アメリカ資本主義の有名人を名指しで批判しており、また、中途半端な経済学者やエコノミストのわかったようなわからないような解説とは一線を画しており、誰が読んでもわかりやすい。 日本人として、必...
アメリカの資本主義が崩壊したことを国際金融マフィアによるものが大きいことを解説している。 アメリカ資本主義の有名人を名指しで批判しており、また、中途半端な経済学者やエコノミストのわかったようなわからないような解説とは一線を画しており、誰が読んでもわかりやすい。 日本人として、必ず読んでもらいたい書である。
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原発本と同様に文章が下品なのでどこまで信じて良いのか解らないが、恐らくそうだろうなと言う事が書かれている。ちなみに著者が1988に原発の危険性を異常に肥大化したタンポポの写真と共にセンセーショナルに告発したDAYSの記事が自分の反原発の原点だ。2011年3月その記事で予言された通...
原発本と同様に文章が下品なのでどこまで信じて良いのか解らないが、恐らくそうだろうなと言う事が書かれている。ちなみに著者が1988に原発の危険性を異常に肥大化したタンポポの写真と共にセンセーショナルに告発したDAYSの記事が自分の反原発の原点だ。2011年3月その記事で予言された通りの事態が福島で起こった。単なる陰謀論者で片付けるには惜しい人だ。 ここまで来ると革命でも起こらない限り「首謀者たち」を腐敗金融シンジケートから排除できない気がする。いま吹き荒れているトランプ旋風がマイルドな革命のようなものだろうが、首謀者たちの親玉のような彼に経済閣僚からマフィアを排除出来るかどうか。ウォール街への課税強化を打ち出すトランプの選ぶ財務長官や通商代表の発表が楽しみだ。(クリントンだと何の楽しみ=期待もないけど) 最後の方にアメリカの手先たる日本の小物たちの事例が紹介されているが、こんな奴等すら排除することは現実的でないと思われる。
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p.47 原油価格の本格的な天井知らずの上昇が始まったのは2007年後半からです。誰もが知っているように、これはサブプライム・ローンでニューヨークの株価が暴落し始めたため、株式市場から投機マネーが逃げ出し、原油先物市場に流れこんだからです。
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平常運転の広瀬隆氏がリーマン・ショックで打撃を受けた直後の大嫌いなアメリカ経済に対するヘイトを爆発させた本。 同氏著の『アメリカの経済支配者たち』という本と併せて読むと面白い。
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経済の基礎がないと、ちょっと難しい本であるが、国際金融や資本主義といったものが、一部の強欲な人間達によって牛耳られ、搾取されていることが分かった。 グローバリズムや、新自由主義などの甘美な言葉の裏にある性質を学ぶことができた。 「日本人には金融は向いていない」そうである。 外交見...
経済の基礎がないと、ちょっと難しい本であるが、国際金融や資本主義といったものが、一部の強欲な人間達によって牛耳られ、搾取されていることが分かった。 グローバリズムや、新自由主義などの甘美な言葉の裏にある性質を学ぶことができた。 「日本人には金融は向いていない」そうである。 外交見ててもそうだと思う。 ならば、今までどおり、勤勉に働くことに努めたいと思った。
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ロスチャイルドネタだった。ロスチャイルドと原発ネタの広瀬は饒舌だ。とはいえ20年以上これでやっているのだから立派です。
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アメリカの経済に関する凄い人と漠然と思っていた人間たちが、私利私欲のため取った行動が世界をガタガタにしていたとは、大変驚いた。国際金融マフィアという表現が凄くしっくり来た。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
■金融危機の真相に迫りたくて、この本を手に取った。 ■アメリカの新聞に掲載されたカリカチュアを交え、金融業界を皮肉った内容は面白い。アメリカの金融業界の強欲で傲慢な実態も理解できた。 ■また、政治家や金融業界の人脈、閨閥が多く記載されており、筆者がこのことについて詳しく調べたことには敬服する。 ■しかし、一方でユダヤの陰謀論をにおわすような文章や、「ヘッジファンドがすべてを知っていた」的な根拠の弱い断定的文章が散見される。 ■結局、筆者はこの本の中で何を言いたいのかわからなかった。「第3章日本がとるべき新しい進路」とあるが、その進路がわからない。データを駆使して事実が展開されているが、「日本人は騙されてはならない」という結論になるだけだった。いよいよ最後に「解決策はとこにあるのか」で何か述べられているのかと思いきや、子供たちを助けるために私たちはどうあっても腐敗に立ち向かってゆかなければならないのです。と締めくくっている。終わり方としては残念。
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怪しいユダヤ陰謀論と思いきや、しっかりと歴史、政治、経済を押さえている。それでも陰謀論的な臭いがしてしまうのはやむなしか。
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