資本主義崩壊の首謀者たち の商品レビュー
ノストラダムス予言関連の本を数十年前に読んでいた頃に、「まずソ連共産主義が滅びる、ただしその後、資本主義も滅びなければならない」という内容の本を読んだことがありました。当時はソ連も絶好調で資本主義が滅びるわけもないと、理解が出来なかった覚えがありますが、昨年夏以降の状態を思うと何...
ノストラダムス予言関連の本を数十年前に読んでいた頃に、「まずソ連共産主義が滅びる、ただしその後、資本主義も滅びなければならない」という内容の本を読んだことがありました。当時はソ連も絶好調で資本主義が滅びるわけもないと、理解が出来なかった覚えがありますが、昨年夏以降の状態を思うと何が起きてもおかしくない状況になっていると思います。 21世紀を迎えて、インターネットが普及し始めてから、この本にもデータを用いて解説されているように一部の人だけが裕福になって多くの普通の人々が不幸せになり始めているような気がします。 一度世直しが必要な時期にきているのかもしれません、この本では触れられていませんが、上海万博が終わる来年(2010年)以降に、一区切りの事件が起きるのでしょうか。 以下は気になったポイントです。 ・私たちは今、1989年11月9日にベルリンの壁が崩壊してソ連で共産主義が崩壊したときと同じように、歴史的な日に立ち会っている、それからちょうど20年後に今度はアメリカで資本主義が崩壊した、事実多くの会社が国有化した(p14) ・2002年で金融犯罪で当局に指摘された大銀行の名前は、6年後の2008年に金融崩壊で当局に助けを求めた大銀行と同じ、ウォール街には反省の色なし(p32) ・原油価格の上昇が始まったのは2007年後半からであるが、サブプライムローンでニューヨーク株価が暴落して、投機マネーが原油先物市場に流れたため、そのころの株式市場は7200兆円で、原油先物市場の規模は15兆円程度であった(p47) ・2007年の穀物収穫量は史上最高の21.3億トン、人間の食料として10億トン、1億トンがバイオ燃料、7.6億トンが家畜飼料、かなり余っているはずなのに価格上昇していて異常である(p49) ・投機屋が原油市場と穀物市場からお金を引き上げたので、穀物も原油も価格が下がった(p53) ・シカゴには2つの巨大な取引所がある、1つはシカゴ商品取引所(CBOT),もう1つは、シカゴマーカンタイル取引所(CME)では、為替レート、金利、不動産デリバテイブ、天候まで取引されている(p55) ・ニューヨークには2つの先物取引所があり、1つはニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)、もう1つはニューヨーク商品取引所(COMEX)である(p57) ・2004年時点でGMの金融子会社GMACは、GM全体の利益の64%を稼いでいて、自動車メーカといえる状態ではなかった。2006年4月にはGMAC株の51%をハゲタカファンド(サーベラス)が買収した(p73) ・2007年8月にはサーベラスは、クライスラーを買収完了した、借り入れはシティ、ゴールドマンサックス、JPモルガン等である(p74) ・GEは現在でも天然ガス発電機メーカとして世界一の技術を保有しているが、GEキャピタルは2007年の利益の半分を稼いでいる、フォードも金融子会社であるフォードモーター・クレディットが稼いでいる(p76) ・アメリカで貧富の差が激しくなったのは、クリントン時代からである、2000年の時点で富裕層1%が半分の資産を保有している(p105) ・破綻したリーマン・ブラザーズは2007年の「最も賞賛されるべき証券会社」で1位(フォーチュン)、AIGは2007年の「優良保険会社」で1位(フォーブス)であった(p136) ・2008年のアメリカ大統領選挙は、絶対投票数でみると、オバマ;53.7%、マケイン:46.3%であり、圧勝と言うわけではない(p160) ・全世界を流通する通貨は2005年時点で5400億ドルであるが、帳簿上を流通するドルはその500倍の300兆ドル、なので人類の生存と生活を続ける実体経済に必要なのは300兆ドルの2.5%(p165) ・日本のマスメディアでは、2007年には、「日本がアメリカやイギリスのように振るわないのは、モノづくりばかりやっているから、金融などのサービスにシフトすべき」と言っていたが、 今はその声が聞こえない、アメリカでは製造業のGDPシェアは13.6%(p195) ・アメリカ財政が生き延びる手段は、米国債を中央銀行のFRBが買い取って、FRBがドル札を印刷するというイカサマ(p218)
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金融に関する基本的な知識が無ければ、読むのに少々手間取ってしまうかもしれません(かくいう自分もそうでした)。 リーマンショックとそれに関わる大まかなお金の流れについての筆者の考えは非常によく理解できました、しかし、その他の部分に関しては人名が豊富に出てくる為、金融業界や歴史によっ...
金融に関する基本的な知識が無ければ、読むのに少々手間取ってしまうかもしれません(かくいう自分もそうでした)。 リーマンショックとそれに関わる大まかなお金の流れについての筆者の考えは非常によく理解できました、しかし、その他の部分に関しては人名が豊富に出てくる為、金融業界や歴史によっぽど詳しくない限りは何が何のことかさっぱりだと思います。 全体としては、「ああ、この著者はアメリカ金融が大嫌いなのだな」ということがひしひしと伝わってくる論調でした。皆様も書いていらっしゃるとおり、かなり偏った内容の本であることは間違いないです。
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リーマンショックがなぜ起こったのかが分かった。裏ではこんなにもたくさんの会社が関わっていたのだなと思った。 ただ、アメリカの金融機関とか政治家とかが大量に出てきたが、途中から誰が誰かさっぱり分からなくなってしまい、読み飛ばす所が多かったw
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リーマンショックがなぜ起きたかとか、金融市場の肥大化とか、そこらへんはよく書けている。 が、それ以外は結構ひどい。ちょっとアメリカが嫌いなのか要人を恨んでるからかはわからないが感情に任せて書きすぎ。 特に国際政治とかパワーバランスとか度外視した書きぶり、善か悪かといった二者択...
リーマンショックがなぜ起きたかとか、金融市場の肥大化とか、そこらへんはよく書けている。 が、それ以外は結構ひどい。ちょっとアメリカが嫌いなのか要人を恨んでるからかはわからないが感情に任せて書きすぎ。 特に国際政治とかパワーバランスとか度外視した書きぶり、善か悪かといった二者択一でしか物事を判断しない様子はひどい。 ロスチャイルドが云々とか、アメリカ要人のルーツとか、知りたかったらいいかも。
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ロスチャイルドを中心とした、陰謀説がでてくる本。 世界規模の経済の流れで、アメリカの有名な人物が、私腹を肥やすためにいろいろな策を講じ、世界を支配している内容になっている。 何か体系だった説明があるわけではない。
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ロスチャイルド家やらFRBやら米財務省やら、強欲なユダヤ人について。 偏ってる本のほうがおもしろい。 満足度7+
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皆さんの書評にも書かれている通り、陰謀論的で若干偏ったお話ですね。良く、アメリカの新聞のマンガを引用していますが、米金融業界は腐っていても、メディアは健全ということなのでしょうか? 1933年に金融恐慌で投資家から失われた信頼を回復するために「銀行と証券会社を分離しなければならな...
皆さんの書評にも書かれている通り、陰謀論的で若干偏ったお話ですね。良く、アメリカの新聞のマンガを引用していますが、米金融業界は腐っていても、メディアは健全ということなのでしょうか? 1933年に金融恐慌で投資家から失われた信頼を回復するために「銀行と証券会社を分離しなければならない」って言う法律、グラス・スティーガル法がアメリカにもあったんですね。 1999年にはそれが撤廃されるような動きとなりましたが...。 私の記憶にあるのは、日本のテレビのコメンテータが米国のこのような動きに早く日本も追従しなければならないと言っていたのをうっすら記憶しています。が、日本にも同様の規制があったのにも関わらずその規制を撤廃したのは、やはりアメリカ盲従の考え方があったのかなと思う次第です。本書では最後にバンドン会議のスカルノ大統領の演説が掲載されておりますが、植民地主義は経済の形で未だ生き続けているということは理解できますが、植民地時代は西洋とその他の構図でしたが、それらより遥かに複雑な構図となっているのではないでしょうか?どの国も「陰謀」を持ち、自国に有利になるため、他国を利用しようとしている。
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これは、妻と武蔵小杉に食事に行ったときに、帰りにTUTAYAで購入した一冊です。 それ以外に、「たった4行ですらすら書く技術」という本も購入しました。 今は平日に買い物をすることができません。朝9時に出社して終わるのが24時、 終電でも帰れる場所に住んでいるのが救いです。位の環...
これは、妻と武蔵小杉に食事に行ったときに、帰りにTUTAYAで購入した一冊です。 それ以外に、「たった4行ですらすら書く技術」という本も購入しました。 今は平日に買い物をすることができません。朝9時に出社して終わるのが24時、 終電でも帰れる場所に住んでいるのが救いです。位の環境で働いているので、 何とか「通勤」、「食事」、「睡眠6時間」、「働く」、「朝シャン」位はできます。 「風呂(入浴)」に至っては、一週間に2~3回くらいの日もあります。 「投資は趣味です。趣味の一部が投資です」っと考えるのであれば、色々な世界を 知るには面白そうな一冊です。 その中には、ゴールドマンサックスアセットマネジメントという会社が作った 投資信託、シティーバンクという銀行、インデックスに採用されるモルガンス タンレーMSCIインデックスなどなど多くのアメリカの企業が存在します。 今回のサブプライム問題・金融腐敗で登場してくるフレディーマック、ファニーメイが どういう存在だったのだろうか等などに触れられています。
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[ 内容 ] 一九八九年にベルリンの壁が崩壊して、ソ連の共産主義は崩れ去った。 そして二十年が経ち、今度はアメリカの資本主義が大崩壊を始めた。 AIG、シティグループなどの実質的な国有化からもそのことは明らかであり、国家による一連の救済策は資本主義のルールではなく、社会主義、共産...
[ 内容 ] 一九八九年にベルリンの壁が崩壊して、ソ連の共産主義は崩れ去った。 そして二十年が経ち、今度はアメリカの資本主義が大崩壊を始めた。 AIG、シティグループなどの実質的な国有化からもそのことは明らかであり、国家による一連の救済策は資本主義のルールではなく、社会主義、共産主義のルールに則っている。 本書は、この重大な歴史認識を持つことから説き起こして、グローバリズム~金融腐敗という未曾有の大混乱を誰が招いたのか、ことの真相を明らかにし、さらに国民の資産を守るために、日本がとるべき新しい進路を指し示す。 [ 目次 ] 第1章 自作自演の仮面舞踏会に酔った金融大国(リーマン・ブラザーズ倒産―ことの本質 過去の歴史から何を学ぶか―世界大恐慌 原油価格と穀物価格はなぜ高騰したか ほか) 第2章 誰がこのような世界を創り出したか(最大の責任者は財務長官ロバート・ルービンとローレンス・サマーズ シティグループの誕生と現在のアメリカ銀行界 ウォール街から証券会社は消えたのか ほか) 第3章 日本がとるべき新しい進路(リーマン・ブラザーズたちが日本に残した足跡 日本はアメリカの奴隷国家か 日本政府が買いこむ外貨は何に使われるのか ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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資本主義崩壊の首謀者たち 金融危機 つぶれそうな銀行・保険の国有化 資本主義のあり方が崩壊 金融危機は金融腐敗 大きすぎてつぶせない は資本主義のルール からり逸脱 アメリカは貧富の差によって引き裂かれた国 世界恐慌 戦争とファシズム 原爆とマンモ ス財閥を作る。 原油高...
資本主義崩壊の首謀者たち 金融危機 つぶれそうな銀行・保険の国有化 資本主義のあり方が崩壊 金融危機は金融腐敗 大きすぎてつぶせない は資本主義のルール からり逸脱 アメリカは貧富の差によって引き裂かれた国 世界恐慌 戦争とファシズム 原爆とマンモ ス財閥を作る。 原油高や穀物の値上がりもウォール街のまねーが株式市場から逃げたため 諸悪の根元は投機マネー 腐敗とは不労所得によって限度を越えた富を 手にいれ罪のない善良な人々の生活を圧迫し ても知らん顔するものたち。 三大自動車メーカーは自動車会社ではなく金融会社で利益を得ていた。 リーマンブラーズの幹部だった人物は政府の 大物が多数名を連ねている。 貧富の格差 経済が上昇しているときは、低所得層の所得もすこし伸びている。しかし、富裕層は、分母がでかいため貧富層も何倍ものスピードで富が伸び貧富の差は拡大する。 誰がこのような世界を作りだしたのか。 ロバート・ルービン財務長官 世界の必需品を扱う賭博場 先物市場を 作る。 ローレンス・サマーズ シティグループ つぎつぎと銀行証券をのみ こんで巨大化した金融グループ アラン・グリースパン 元frv議長 グラス・ステイーガル法の廃止 銀行が証券の垣根を払う 投機業者の後ろ盾となりサブプライム ローンを放置 オバマ政権の金融閣僚のほとんどがバブル 崩壊の立役者 グローバリズムの問題 世界中のお金を集めるエンジン WTO 富裕層が貧困層からお金を搾取するメカニズムがグローバリズム 国際金融マフィアは、みんなつながっていてインサイダー取引をしている その多くがユダヤ人 ロスチャルド家につながっている 金融危機で売り逃げしたお金の大半をヘッジファンドが握っている。 ジョージ・ソロス 金融崩壊のもうけ頭 日本の立場 9.11以降日本のお金がウォール街にながれ、サブプライム危機をおこした。 アメリカの戦争と金融支援の借金を米国債を買うことで支援した。 ゼロ金利政策で国内での運用できない資金は、ウォール街に流れた。 日本は必要なものは国内で作り黙々と勤勉に働いて、余裕がでたら、アジアの国々を 支援すべきなのだ。 アメリカ金融マフィアは郵貯マネーを狙っている アメリカに右倣えでは日本は破滅する。 こんなアメリカなどほろんでも仕方ない。
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