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帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。 の商品レビュー

3.8

96件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2013/10/21

なんとなくで手にとって購入。思いのほか引き込まれた。料理のネタというより文のチカラにかな。なんのてらいもなく書かれている感じが良かった。死の床についたお父さんの食事する情景は、胸にグッときた。自分の日常と照らして、胸に刻んでおきたい部分が数か所あった。 今度は料理ネタのある本を読...

なんとなくで手にとって購入。思いのほか引き込まれた。料理のネタというより文のチカラにかな。なんのてらいもなく書かれている感じが良かった。死の床についたお父さんの食事する情景は、胸にグッときた。自分の日常と照らして、胸に刻んでおきたい部分が数か所あった。 今度は料理ネタのある本を読みたい。

Posted byブクログ

2013/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルがとてもいい。 でも内容はちょっと俺にはあわなかった。 よほど読ませてくれる筆力を持ってないとオモロしろくできないはずの夢ネタ、これを毎回毎回延々つづられるとツラい。 夢から覚めたら日常があって、日常なんてのはエエことばかりじゃなくツライこともしんどいこともあるけど、飯は食わなきゃいけない。いつもいつもご飯が美味しい状況じゃない。でもご飯を食べないといけないのだよ。そんな気分の時にはこれなんかどう? 展開はわかる。理屈もわかる。 でも、美味しそうな料理エッセイを読みたかった俺には残念だったかな。 俺の生活において、もっともっと炊事を日常化していけば、この本が分かるようになるのかも。

Posted byブクログ

2013/08/21

ところどころにいい言葉はあったんだけれど、前後がわからなくて場面も想像しきれなくて感情移入できなかった。 こういう不思議な文を書く人はたくさん居るけど、ここまで作者の頭の中で完結されちゃうとわかりにくい。

Posted byブクログ

2013/08/14

どこかで紹介されていて、へーどれどれと中古で購入。 独特の文体ですが、すらすら読める。 ふわーっと読んでいるとズガンと頭に響く一文があったりして、こりゃいかんとふせんを付けつつ読了。 巻末にレシピが掲載されているのがまたいいです。 この本は高山さんの核となる、ふぬふぬした原始的な...

どこかで紹介されていて、へーどれどれと中古で購入。 独特の文体ですが、すらすら読める。 ふわーっと読んでいるとズガンと頭に響く一文があったりして、こりゃいかんとふせんを付けつつ読了。 巻末にレシピが掲載されているのがまたいいです。 この本は高山さんの核となる、ふぬふぬした原始的なモノという表現になんかちょっと分かった気になってしまった。 通勤電車内ではなく、休日の昼下がりにぼーっと読みたい本。 2013/08/12-14

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2013/07/15

タイトルが本当に秀逸。 料理家であり文筆家の 高山なおみさんが書いたこの本と 三年前に出会い、 あまりにも好きで あまりにも読み過ぎて あまりにも共感し過ぎて、 ずっとレビューが書けなかった 切なさの塊のようなエッセイ集です。 ウォン・カーウァイ監督の「天使の涙」での...

タイトルが本当に秀逸。 料理家であり文筆家の 高山なおみさんが書いたこの本と 三年前に出会い、 あまりにも好きで あまりにも読み過ぎて あまりにも共感し過ぎて、 ずっとレビューが書けなかった 切なさの塊のようなエッセイ集です。 ウォン・カーウァイ監督の「天使の涙」での 愛する人を亡くした若い女が ひとり夜中の食堂で 焼きそばを食べるワンシーンの 強烈に胸を打つエピソードと 高山さんの家族との 病室でのやりとり、 家に帰りたくない人たちがあふれる 夕方の公園で聴く フィッシュマンズのナンバー、 桜の木の下でひとつになる たましいの恋人たちの話、 ひとりで食べる 手作りのカレーと 背中からずんっと入ってくる 「さびしい」という言葉、 死んだ友人が作った 雨の中を進む マーチのような曲、 自分はこういう者ですと誰かに言える人になるために アメリカに旅立った彼女の話、 そんな夢のように儚くて センチメンタリズム溢れる 甘やかな文章と 浮かんでは消えてゆく哀しい色たち。 そして 「落ち込んだ日のスープ」や 「彼女の焼き豚」 「眠れない夜のカクテル」 など様々な料理のレシピや写真、 高山さんのプライベートを日記形式に綴りながら、 自分と向き合うこと、 曖昧な自分自身を 受け入れることしか 生きる術はないのだということを この本は教えてくれる。 高山さんが まだ何者でもなかった頃の苦悩や葛藤が、 同じように今現在 何者かになろうとして 悶々とした心を抱えて生きてる人や 過去に囚われ立ちすくんでしまっている人の 胸の中の深い深い 核の部分に 共鳴していく。 そんな、もがき続ける人たちには 本当に切なくて もどかしくて、 苦しくて 胸が痛くて、 でも愛しい一冊となるんだろうな。 (クラムボンの原田郁子の解説がまた 本当に素晴らしいのです!) 自分に正直であること。 誰が何と言っても、 自分の好きに 誇りを持っていいのです。 自分にしか分からないスペシャルなことを 一つ一つ味わってゆけば それは自分の核となり、 いつか自分自身を救ってくれる。 そうですよね、高山さん。

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2013/05/27

タイトルに惹かれて何度も手に取って なかなか読まずにいた本 高山なおみさんの本は初めて読んだ P125伝えたい気持ち。の章の「なんだかここは、時間のごみ箱みたい。」のフレーズが頭から離れない。 自分も何気なく過ごしてる時間のごみ箱のようなとき 場所‥をはっきりと文章にして噛み...

タイトルに惹かれて何度も手に取って なかなか読まずにいた本 高山なおみさんの本は初めて読んだ P125伝えたい気持ち。の章の「なんだかここは、時間のごみ箱みたい。」のフレーズが頭から離れない。 自分も何気なく過ごしてる時間のごみ箱のようなとき 場所‥をはっきりと文章にして噛みしめて飲み込んだような気分。 「私と彼女の境界線に向けて声をかえたような、変な感じになってしまった。」秋の中国茶が似合う一節だと思う。

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2013/05/16

はじめての 高山なおみさんです 題名にひかれて よみはじめました。 日常の何でもないことと夢でみたことを ごちゃまぜにして なおみさん目線で書いていて なんだか共感できるような できないような不思議感が おもしろかったです♪ 別々の袋…たち。P187の話は悲しいです 私は...

はじめての 高山なおみさんです 題名にひかれて よみはじめました。 日常の何でもないことと夢でみたことを ごちゃまぜにして なおみさん目線で書いていて なんだか共感できるような できないような不思議感が おもしろかったです♪ 別々の袋…たち。P187の話は悲しいです 私は、あの日の冷たいおにぎりをおもいだしました。(+_+) フイッシュマンズがきいてみたくなりました

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2013/04/11

マレーシア旅行中に読んでいた。 きれいばっかりじゃ生きていけない。 こんなに内面見せちゃっていいのか。 朝のコタキナバル空港でわたしはぐわんとなってしまった。

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2013/01/04

気になる料理研究家、高山なおみさんのエッセイ。つつくと割れそうなやわらかい心情がとても読みやすい文体で書かれています。言葉や料理で”それ”を独特な感覚で表現されているからこそ、注目され愛されているのかな、と感じます。

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2013/01/03

女性作家というのは何かしらファンタジーに生きるものだと考えていたが、料理研究家ということもあってか、ファンタジーと現実の対比を鋭く書ききる様が非常に冷たくて地が足についていてゾクゾクする。大変魅力的な文書だと思う。個人的には特に20代のひたすら夢を追う日々から、それなりに人間的な...

女性作家というのは何かしらファンタジーに生きるものだと考えていたが、料理研究家ということもあってか、ファンタジーと現実の対比を鋭く書ききる様が非常に冷たくて地が足についていてゾクゾクする。大変魅力的な文書だと思う。個人的には特に20代のひたすら夢を追う日々から、それなりに人間的な生活をするということに向き合うにあたり、勉強になることがわんさか書いてあって目からうろこがぽろぽろ落ちる描写が多い。一章ずつ大事に読んでいて、その度にはっとする。

Posted byブクログ