極北クレイマー の商品レビュー

海堂尊【著】

2012/03/03

一応地域医療の崩壊が主眼らしいのですが、どうしても医療過誤訴訟の話しにしか見えません。ジーンワルツとセットで読んでようやく理解できるくらい

2012/02/28

久々のこのシリーズ。
姫宮、途中まで誰だったか思い出せなかったけど、姫宮を思い出したらちょこちょこと出てくるほかの人たちも思い出した。

やっぱりなんか芝居がかった文章なんだけど、読んじゃうんだよなぁ。

2012/02/27

読んでて楽しくない感じが後半はじめまであった。
続編や関連があるから、読める本で、この本単体では楽しみ方が感じられにくいです。

ただ、熱くなる言葉や生きたメッセージが登場人物を通してとても伝わってくる。

2012/02/21

内容（「BOOK」データベースより）
財政破綻にあえぐ極北市。
赤字5つ星の極北市民病院に、非常勤外科医の今中がやってきた。
院長と事務長の対立、不衛生でカルテ管理もずさん、
謎めいた医療事故、女性ジャーナリストの野心、病院閉鎖の危機…。
はたして今中は桃色眼鏡の派遣女医・姫宮と手を組んで、
医療崩壊の現場を再生できるのか。

2012/02/21

バチスタシリーズを読んでいるときに出てきた北の事件、極北市民病院の三枝医師の事件。ナイチンゲールの沈黙ではさっくり記事が出ていたけど、こういう話だったとは。それにしても姫宮さんはナイスキャラ。南雲さんたち他の登場人物も出てきて、バチスタを主軸として読んでいた私にはかなり話の奥が広がった。

2012/02/08

新刊の「極北ラプソディ」を読む前に、おさらいとして再読。

財政破綻にあえぐ極北市。赤字5つ星の一つ、極北市民病院に、非常勤外科医として左遷させられた今中を待っていたものは…。

熱意や理想だけではどうにもならない現実が痛いです。
それでも、崩壊した地域医療をなんとかしなければならないと、奮闘する医師が、見殺しにされてしまうような社会なんて…。

2012/02/08

極北ラプソディーから先に読んでしまったので、逆になりました。
やはり海堂作品は読む順番が大切かと。
主人公は２作目のほうが魅力的に描かれています。
痴呆の医療が抱える問題が明確に描かれています。シリーズ化されていくんだと思いますが今後が楽しみです。

2012/02/08

繋ぎの作品でしょうか
それとも何か深く切り込めない事情があったのでしょうか

そういえば過去に産婦人科の事件が取り沙汰された事がありましたがその件を含めた医療関係者への警鐘、市民への理解を求めた一冊なのかも知れませんね

2012/02/07

この作品にはいつもの「田口・白鳥」コンビは出てきません。

舞台は北海道。財政難に喘ぐ都市・極北市にある極北市民病院。
ちなみに本作の執筆に伴い、財政再建団体に指定されている夕張市への取材を敢行しているそうですから一層のリアリズムですね。

海堂氏の作品の特徴でもある別作品とのリンクは健在で、『ジーン・ワルツ』や『イノセント・ゲリラの祝祭』とリンクしています。
また、『ブラックペアン1988』の主人公で『ジェネラル・ルージュの伝説』では東城大学医学部付属病院の医師だった世良雅志が病院債権請負人として登場します。
ファンには溜まらない遊び心が散りばめられていますよ。

2012/02/01

ちょっと物足りなかったかな…と思います。結局これは何だったんだ？って思うのがありました。でも登場人物は個性的で好きです。