極北クレイマー の商品レビュー
地域医療の分野で、後塵を拝しているわが奈良県。妊婦たらいまわし事件から、何がかわったのか・・実感できない。北の大地の「極北市」市立市民病院が舞台。医療従事者も行政も、患者さえも、みんな疲れています。救いがみえないどん詰まり状態は、なにも「極北市」に限ったことではない気がします。怒...
地域医療の分野で、後塵を拝しているわが奈良県。妊婦たらいまわし事件から、何がかわったのか・・実感できない。北の大地の「極北市」市立市民病院が舞台。医療従事者も行政も、患者さえも、みんな疲れています。救いがみえないどん詰まり状態は、なにも「極北市」に限ったことではない気がします。怒涛の終盤20ページ。それまでの、散漫感が嘘のよう。続編が気になります。
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「どうだい、わくわくしないか。事務長が紹介を避けた秘密病棟の探検の始まりだぞ」 あんな調子で俺の財布からなけなしの福沢諭吉を毎月ふたりも拉致していくのか 「はじめまして。私、姫宮香織と申します」 姫宮キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 「今のお言葉、上司に聞かせてあげたいです。いつも、私のせいで自分の評価が低い、とぼやいていらっしゃるものですから」 「クラッカーがどういう関係かは理解しかねますが、でしたらこの水虫を治すために田所さんに必要なのは、一枚の処方箋とお薬をきちんと毎日塗り続ける根気だけだと存じますが」 「笑ってなんかないさ。男ってヤツは、たいてい女にはフラれることになってるんだ」 P396からの清川准教授、かっこよすぎ 「さっきのヘルプは高いぜ。今度また『おどんが麺』を奢れ」
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螺鈿迷宮の続き?だけど白鳥らしき人物も出てこないし、 話もダラダラでなーんかあまり面白くなかったです…。
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以前、極北市のモデルになった、夕張市の村上医師の話を拝聴していたので、やはりそうなんだな…と思う点が多々あった。 この小説は単なるフィクションではなく、実際に日本で起きつつある事態だということを念頭に置きつつ読むと、凄く深い作品だと思う。
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2011.03.29 start → いつになく大人しめな滑り出し。 『極北市』という初めての舞台だからかな。
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私には読みづらい言い回しが多くてちょと苦戦。 おなじみの登場人物がチラホラでてきた。 医療事故がテーマなのか、破綻再建の話なのか・・・? どっち?
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病院ってきっと大変な世界なんだろうなと。 並木さんはまさかの後藤チョイスだった。今中先生に幸はない。 けど,彼は強く生きている。大変な環境なのに飄々と,のびのびと,環境を受け入れて生きる今中先生のスタンスが好感。 冤罪って,本当に人々の無関心と,ある一部の強烈な意思によって生まれるものだとおもった。怖い。
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彼女がここに出てくるとは…。彼がここに出てくるとは…。第一の衝撃が彼女で、第二の衝撃が彼でした。なんか彼、やっぱちょっと、性格が変わってる気がするんだけど!てゆかハーレー!ハーレー!!(笑)もらったのかどうかは分からないけど…。救世主は白鳥さんのことだと思ってました。無いか。無いよね。氷姫がその通り名すら出てこずさらっと終わってしまったのが拍子抜け。でもやっぱり面白かった。 今中くんは、今までの主人公とちょっと違う気がします。一番へたれというか、要領が悪いというか、運が悪いというか。だからこそ最後の決断がかっこよかったんだけど、世良くんの記者会見を見ている時の様子からは若干不安が。 今までの海堂作品の中で一番読むスピードが遅かった気がします。特に中盤、三枝先生の問題が浮上してきてから。彼が逮捕されることは他作品で既に知っているので、あんなに頑張って誠意を尽くしてきた人がつらい思いをするんだと思うと気が重くて。元になったらしい福島の産科医の事件も憶えてる。 世良くんお願いします、今中くん他のみんなと頑張ってーという感じ。続編が既に連載中らしいし、海堂作品はあらかた読み終わったのでそろそろ現在進行形のものを追いかけ始めようかな。
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久々の海堂作品。面白かったけど、医療事故と財政破綻と両方ともどっちつかずで…帯に「桃色眼鏡の派遣女医姫宮と手を組んで」とあったけど、姫宮は出さなくても平気でしょ。
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