密室の如き籠るもの の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
刀城言耶の短編シリーズ。 言耶の登場シーンがまあ少なめだったが面白かった!いい意味で短編ならではなの内容かと! ・首切の如き裂くもの ★★ うーん、まあまあかな。長編やとその世界観にたっぷり浸れて面白いんやけど。 言耶が出てくるまでの話もまあまあな感じで、トリックもイマイチ。 ・迷家の如き動くもの ★★★★ 刀城言耶シリーズは短編より長編がいいんじゃないかと思ってたら、これは面白い! 追いかけ、迫ってくるホラー要素も良し! 驚愕!とまではいかないが、ほーっと驚く要素もあり良し! ・隙魔の如き覗くもの ★★★★ 隙間って確かに怖いよな。 多賀子が見る隙間の内容が面白かった。 ただトリックが微妙というか、ちょっとあり得ないかなと思った。 ・密室の如き籠るもの ★★★★ コックリさんと謎の女というシチュエーションが良い! 犯人は予想通りだったが、面白かった。
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面白かった。最後の話の密室の分類長いなあと思いつつ 、手紙で真相が分かったときにはゾクッとした。ちなみに私の推理はミスリードの方だった。 迷家の話が興味深く、山間部では当時そんなことがあったのだろうかと考えさせられた
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刀城言耶シリーズの短編集。 日本の怪異を絡めたミステリー4篇。 「首切の如き裂くもの」「迷家の如き動くもの」「隙魔の如き覗くもの」は短編だが、最後の「密室の如き籠るもの」は中編と言ってもよい長さ。 三津田ミステリではお馴染みの、「子供視点」、刀城言耶だけでなく作中人物から語られ...
刀城言耶シリーズの短編集。 日本の怪異を絡めたミステリー4篇。 「首切の如き裂くもの」「迷家の如き動くもの」「隙魔の如き覗くもの」は短編だが、最後の「密室の如き籠るもの」は中編と言ってもよい長さ。 三津田ミステリではお馴染みの、「子供視点」、刀城言耶だけでなく作中人物から語られる「こっくりさん」に関する民族学的知識、刀城言耶による「密室の分類」など、お馴染みの方法が満載であり、面白く読めた。 隙魔~の話では、未読の長編に繋がる話がわずかに出てきたため、その作品も読んでみようと思う。
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本当にそんなトリックあり??という内容も、ホラーと合わせて考えると人外の力が働くせいで、たしかにありえそうと思っちゃうところが…三津田さんのミステリの魅力。
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このシリーズ何作も読んでるけど、『刀城言耶』のほうがペンネームのように思えてしまう。 ま、それはいいとして、短編集もなかなかいけるな。 楽しめた。
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首切の如き切り裂くもの 旧華族 怪談話 迷い家の如き動くもの 行商 迷い家 隙魔の如き覗くもの 隙間 戦後の教師 密室の如き籠るもの 密室の分類 複雑な家族構成 子供
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刀城言耶シリーズ。 今回は短編集になっていました。 タイトルになっている『密室の如き籠るもの』が一番長く読み応えがありました。 他の作品はまあまあ面白いのだけど、短編と言う事もあってちょっと物足りない感じも・・・。 短編ならではの読みやすさがあるので、通勤時の読書としてはちょうど...
刀城言耶シリーズ。 今回は短編集になっていました。 タイトルになっている『密室の如き籠るもの』が一番長く読み応えがありました。 他の作品はまあまあ面白いのだけど、短編と言う事もあってちょっと物足りない感じも・・・。 短編ならではの読みやすさがあるので、通勤時の読書としてはちょうどいいかも。
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三本目の「隙魔」の話が好きです。 短編で刀城言耶の二転三転推理をすると、 ものすごく慌ただしくて少し面白い。
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刀城言耶シリーズ、3つの短編と1つの中編。 中短編ということで、いつもの禍々しさがあまりなかったのが残念。 言耶の推理も切れ味が悪すぎた。長編では大体最初の推理はひっくり返るので、途中は納得いかなくても最終的にはなんとなく納得させられてしまうので、きっとまたどんでん返しがあるんだ...
刀城言耶シリーズ、3つの短編と1つの中編。 中短編ということで、いつもの禍々しさがあまりなかったのが残念。 言耶の推理も切れ味が悪すぎた。長編では大体最初の推理はひっくり返るので、途中は納得いかなくても最終的にはなんとなく納得させられてしまうので、きっとまたどんでん返しがあるんだろ!?…と期待して読んでたのにそのまま終わってしまった。どうした刀城言耶。最後の話は一応シリーズ特有の解決したと見せかけて実は…の体裁をとっているけども、肝心の赤箱に関する怪異についてはスルーだし、なんだか物足りなかった。 このシリーズは長編の方が向いてると思う。 ただ、見取り図が付いてたのは嬉しかった。これからも付けてほしい。
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これまで三津田氏の本を何冊か読んできたので、 首切・隙間というワードに「またアレが来るの…!?」と読む前に少しドキドキしました。 実際はストーリーには特に関係なし。 ただ、執筆された時期がどちらも近いので、三津田氏の頭の中では これらが平行して構想が練られていたのでは?とのこと(...
これまで三津田氏の本を何冊か読んできたので、 首切・隙間というワードに「またアレが来るの…!?」と読む前に少しドキドキしました。 実際はストーリーには特に関係なし。 ただ、執筆された時期がどちらも近いので、三津田氏の頭の中では これらが平行して構想が練られていたのでは?とのこと(解説より) 短編集ながら、ミステリとホラーのバランスは半々でちょうどいい。 ひとつのお話は短いので、怖さも推理要素も長編には及びませんが、 言耶の旅先で出会った小さな事件として面白かったです。 中編に出てくる密室講義の部分は好き嫌いが分かれるかもです。 ひとつひとつの可能性を確認し、消去していくために 「密室とは!」な説明がされるのですが、ミステリー愛好者故の暴走も やや入っているというか……。 まどろっこしくて少し飛ばしてしまいました。
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