プリンセス・トヨトミ の商品レビュー
2014/2/26 事前情報がまったくなかったので、最初読んでいて場面が変わったときは短編集かなと思った。 中盤は引き込まれて行ったけど最後のほうはもうちょっと盛り上がって欲しかったかな。設定はすごくおもしろかった。
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大阪なら独立国家くらい作ってるんじゃないかな! 映画化もされた作品ですが、原作のこちらも壮大なスケールでワクワクしながら読み進められます。 万城目学さんの書く奇想天外な、でもどこか本当にありそうな世界観は本当に面白いです。
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映画化もされたこの作品については、あらすじくらいは知っていた。面白い設定だなとは思いつつ、万城目さんの本は奇抜な話が多いイメージで、どうも読まず嫌いしていた。 しかし、たまたま図書館で他に読みたい本が借りられていたので、仕方なしに読むことにした。 仕方なしにと言ってはみたものの、...
映画化もされたこの作品については、あらすじくらいは知っていた。面白い設定だなとは思いつつ、万城目さんの本は奇抜な話が多いイメージで、どうも読まず嫌いしていた。 しかし、たまたま図書館で他に読みたい本が借りられていたので、仕方なしに読むことにした。 仕方なしにと言ってはみたものの、読んでみたらとても面白かった。世界観は奇抜だけれど、心情表現や情景描写などは丁寧で良い個性を感じた。 鴨川ホルモー、読んでみようと思った。笑
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やっぱり万城目さんの作品は、奇想天外という言葉がぴったり。 豊臣家の生き残りを大阪の人達がずっと守ってきた、 という設定は結構好きです。 でも、茶子ちゃんが王女なのは、ちょっと出来すぎかなぁ。 魅力的な登場人物が多い中、 大輔の決意を見守るお父さんとお母さんが、とても素敵です。
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キャラ名がネタバレという稀な小説。 トンデモ設定ですが、歴史ネタや大阪の気風を考えるとそれらしく感じてしまうのは、万城目さんの筆力ゆえですね。 終盤ギリギリまで謎キャラだった旭の動きや、自分のルーツと対峙する松平、ミラクル鳥居など、監査官トリオがいい味出てました。 男・女の信念も...
キャラ名がネタバレという稀な小説。 トンデモ設定ですが、歴史ネタや大阪の気風を考えるとそれらしく感じてしまうのは、万城目さんの筆力ゆえですね。 終盤ギリギリまで謎キャラだった旭の動きや、自分のルーツと対峙する松平、ミラクル鳥居など、監査官トリオがいい味出てました。 男・女の信念もカッコよかった! さきに風太郎と鹿男を読んでいたので、ニヤニヤ度2割増しでした。
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荒唐無稽な話は好きだが、なんだか書き方がだらりとしていて、間延びしている印象。 父から子へと"守るべきもの"などを伝えたいが為に国家予算を5億円を使うのはやはり無駄遣い以外の何物でもないような気がする。
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壮大なスケールの話である。 会計監査院と大阪国200万人の対決とは とんでもない設定だと感じる。 それでも、リアリティーを感じるのは筆者の力なのかも しれない。 でも、大阪人ではなく関西になじみがほとんどない私には 感情移入できない作品でした。
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しゅららぼんに続き二作目の万城目作品。残念ながらやっぱり全くツボにはいらなかった。全体を形どる「笑い」が合わないらしい。 リアリティを持たせようとしたところが個人的に逆にいまいちだった。
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【Impression】 この手の「実は生きていた」系はよくある話だが、影武者徳川家康的な同時代に別ルートで進行していたみたいなのはあるけど、現代を舞台にしてしまうとは。 検査院とかいうのも初めて知ったし、独立機関であることも知れた。 映画にすると「いやいやいや」感は出そうではある、文章のがしっくり 【Synopsis】 ●会計検査院に属する松平、旭、鳥居の3人は調査のため大阪へ。あらかた調査を終えたところで「OJO」という組織があることに気付く。しかし、その検査が行われたのは通常の期間の7倍である35年が経過していた ●松平が調査のためOJOに赴くと、その地下にはトンネルがあり大阪城の地下に「大阪国」が存在した。OJOは王女、であり豊臣の末裔を守っていくために「大阪国」は存在している、と大阪国大統領は述べる ●しかしたまたま鳥居が大阪国王女と共に事件に巻き込まれ大阪府警へ。これを受けて大阪国は姿を表に出した。松平は大阪国の不正会計のための調査、とし大統領と対峙する ●これらは旭が国から指令を受けて実行したものであり、国は大阪国の存在に危険性を感じていた。そして旭は大阪出身であり、大阪国の実態を確かめたかったという理由から承諾。結果、松平は大阪国の存在をなかったことにし事件は終わる
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映画化されたときにちょっと興味あったせいか、結局見てはいないけど松平のセリフは全部堤さんボイスに変換されました。きっとこれ堤さんはハマり役だったと思います。 大阪国っていう発想がおもしろいなぁと思いました。歴女ってわけじゃないけど歴史はわりと好きです。教科書レベルの知識しかありま...
映画化されたときにちょっと興味あったせいか、結局見てはいないけど松平のセリフは全部堤さんボイスに変換されました。きっとこれ堤さんはハマり役だったと思います。 大阪国っていう発想がおもしろいなぁと思いました。歴女ってわけじゃないけど歴史はわりと好きです。教科書レベルの知識しかありませんけどね。 ストーリー自体がおもしろかっただけに、登場人物たちがそれぞれの個性を活かしきれてなかったのが気になりました。 鳥居のミラクルは確かにミラクルでしたが、彼の性格で僻みっぽくねちっこいところがクローズアップされすぎて、そっちの方が印象に残ってしまいました。ギャグキャラという存在だったのかもしれませんが、笑えるようなところはあまりなかったかな。そもそも松平が傍に置こうとするほど魅力的な人物とするにはちょっと物足りなかったです。 旭にしてもあまりに途中から怪しすぎて意外性の欠片もなかったです。検査官トリオよりも中学生コンビの章のが楽しめました。大輔と茶子の凸凹具合のが見てて面白かったからです。
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