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女たちは二度遊ぶ の商品レビュー

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159件のお客様レビュー

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2021/10/27

タイトルから各短編の主人公は女性なんだろうけど、登場する男性の視点で書かれており、またその男性がどうしようもない感じの人ばかりなので、むしろ男性の方が気になった。 15年くらい前の作品ですが、そういえは昔の吉田氏はこんな感じの都会の若者を描いた作品が多かったことを思い出しました。...

タイトルから各短編の主人公は女性なんだろうけど、登場する男性の視点で書かれており、またその男性がどうしようもない感じの人ばかりなので、むしろ男性の方が気になった。 15年くらい前の作品ですが、そういえは昔の吉田氏はこんな感じの都会の若者を描いた作品が多かったことを思い出しました。路線が変わったのは「悪人」が作品も映画もすごく話題になってからだろうか。本書のような昔の雰囲気が懐かしいです。

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2021/10/10

最後の話を読まずに書きたくなったから書く。 その時起こったこととその時の気持ちについて書きました、みたいな起承転結もない話が多かった。 けどまあリアルの人生ってドラマチックなことなんてそうそうあるわけなくて、あの時こうしてれば違ったかなって数年後感傷的になる感じ、凄くリアルだなと...

最後の話を読まずに書きたくなったから書く。 その時起こったこととその時の気持ちについて書きました、みたいな起承転結もない話が多かった。 けどまあリアルの人生ってドラマチックなことなんてそうそうあるわけなくて、あの時こうしてれば違ったかなって数年後感傷的になる感じ、凄くリアルだなと思った。

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2020/08/14

ひとつひとつのお話が サクサクッと読めちゃいました。 最終的な部分は???となる事がおおかったかな?… 色々な女性に色々な男性もいて… 色恋の中でもその人の本質自体は消せないんだよなぁ。

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2020/04/07

どれもヒステリーな結末なのだけれど結末だけが後味として残るんじゃなくて女性たちの妖艶さが感じられるのが不思議。それに魅了されちゃいました。 題名がいまいちピンとこなかった。章題もなんでこれなんだ?っていうのもあったりして。なんでなのか気になります。考察しがいのある題名だと思います...

どれもヒステリーな結末なのだけれど結末だけが後味として残るんじゃなくて女性たちの妖艶さが感じられるのが不思議。それに魅了されちゃいました。 題名がいまいちピンとこなかった。章題もなんでこれなんだ?っていうのもあったりして。なんでなのか気になります。考察しがいのある題名だと思います。

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2020/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

男が持つ恋愛の記憶と女が持つ恋愛の記憶って、まったく違うんだろうなあ。男はどちらかというと、いつまでも引きずっていたりしがみついていたりする。それはどれほどどうしようもない恋愛でも、だ。 吉田修一は切り取りがやはり上手い。いろいろな(どうしようもない)恋愛を覗き見た感じがする。 「最初の妻」でこの本が終わったのがよかった。

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2019/01/14

基本的にあまり何も考えていないダメな男性と、彼らの前をふわりと通り過ぎていった女性が描かれる短編集。 女性たちもそれぞれに個性が強いのだけれど、男性に比べればどこか芯があって、何も考えていないようでいて実は強くて、そのあたりを何もわかっていない男性主人公のダメっぷりがより際立つ印...

基本的にあまり何も考えていないダメな男性と、彼らの前をふわりと通り過ぎていった女性が描かれる短編集。 女性たちもそれぞれに個性が強いのだけれど、男性に比べればどこか芯があって、何も考えていないようでいて実は強くて、そのあたりを何もわかっていない男性主人公のダメっぷりがより際立つ印象。 作者の若いころの実体験じゃないかな。ここまでさらけだしちゃっていいのかな。あまり共感はできない。

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2018/12/07

様々な『女』を男性目線で描いた短編集。まず、出てくる男性陣が結構ヒドい。女性陣も、ちょっと理解不能な方々が多い。ストーリーも、「.......で?」と言いたくなるものが多く、全体的に面白さが私にはわからなかった。吉田さんは他にもっと面白い作品がたくさんあると思う。

Posted byブクログ

2018/11/20

短編集。どれも面白いのだが、とりたてて印象には残らなかった。良いのに残らない。そういう本に時々出会う。絲山秋子の「イッツ・オンリー・トーク」なんかがそうだった。

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2018/09/24

タイトルの美しい短編集。 特に好きな話はないが、どこにでもいそうな、でも男にしか見えない女の姿が描かれている。 そして、女を語る男はどれも地に足の付いていないようなモラトリアム中の男ばかり。 時の流れの中で互いに漂う男と女が偶然交差した瞬間を切り取った写真を見せてくるような短編集...

タイトルの美しい短編集。 特に好きな話はないが、どこにでもいそうな、でも男にしか見えない女の姿が描かれている。 そして、女を語る男はどれも地に足の付いていないようなモラトリアム中の男ばかり。 時の流れの中で互いに漂う男と女が偶然交差した瞬間を切り取った写真を見せてくるような短編集だった。

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2018/09/15

淡々とつづられて行く過ぎ去った女たち。 付き合ったり別れたり、好きだったり嫌いだったりなら覚えている記憶。だけど、そういえばこんな女いなぁ。っていうくらいに、あ、そうだいたいた。なんていういたかいないかわからないくらいにしか接してないのに、なんとも記憶に引っかかる女たちの話。 ...

淡々とつづられて行く過ぎ去った女たち。 付き合ったり別れたり、好きだったり嫌いだったりなら覚えている記憶。だけど、そういえばこんな女いなぁ。っていうくらいに、あ、そうだいたいた。なんていういたかいないかわからないくらいにしか接してないのに、なんとも記憶に引っかかる女たちの話。 そんなショートストーリーばかりなのに、なぜか自分の身の回りの、あ、そういえばこの人何やってんのかなぁ。いや、別にだからどーしたということもないんだけど思い出した。 そんな、我が身を喚起させるような一冊。 そうなんだよ、いるんだよ。 結構いるんだよ。仲良くもないけど、なんかわらんけど一緒に一回だけ遊んだことあるなー?とか、絶対喋らなかった女いたよなぁ、そういえば、高校のときに。先生に当てられても何しても絶対喋らなかった女。いたいた、しかもなんかの用事で絶対喋らない女に電話しなきゃいけなくなったんだよなぁ私。あのとき喋らない女は喋ったんだっけな? っていう、わたしにもこの本の続きが書けそう。笑笑

Posted byブクログ