暴雪圏 の商品レビュー
やっと読み終わった、というより、何故こうギリギリにならないと読み始められないのだろう。で、感想。北海道を舞台とした警察小説、此処で大きなファクターとなっている、気象現象、おっと、此は重要過ぎる、ネタバレだと、誰かさん達に突っ込まれてしまう。北海道特有、彼処でしか起こり得ない事象と...
やっと読み終わった、というより、何故こうギリギリにならないと読み始められないのだろう。で、感想。北海道を舞台とした警察小説、此処で大きなファクターとなっている、気象現象、おっと、此は重要過ぎる、ネタバレだと、誰かさん達に突っ込まれてしまう。北海道特有、彼処でしか起こり得ない事象と強盗事件のコラボレーションに様々な要素を散りばめて物語は繰り広げられていく。僕はネタバレは粗筋を公開する事でされると思っている。この様な公の場に於いて、粗筋イコールネタバレじゃないと言い切る方は粗筋にどの様な事が書かれているか、理解されていない訳で、其がネタバレに繋がるとは毛先の程も考えてもいないらしい。何を大袈裟にと思われるかも知れないが、其位の大ごとだと理解してほしいと云うこと。粗筋を得たければ、読もうとする人間が本を手に取って読めば良い事であって、其をネタバレでないとする人はいなくなってほしい。以前、このたなぞうのコミュニティでネタバレを公表しつつ盛り上がろうとする輩が居たが、何故たなぞうの主宰は、此をつぶさなかったのか、不思議でならない。そんなにやりたきゃ他で遣れよと、僕は云いたい。******************************貸出依頼をしてから4ヶ月、何だかなぁという感じが否めない。其なら買えという声が聞こえて来そうだが、そうそう単行本なんて買えるものでもない。結局図書館に貸出依頼をする訳だが、タイミングを逸するとこういう結果になってしまう。さて、先ずは読むとするか。******************************角川の道警シリーズとは又別物の道警を舞台とした作品らしい。
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面白いのは面白かったが評価に悩む。何に重きを置いて読書するかによって評価が大きく分かれるのだろうが、謎解きを重要視する私は完全に拍子抜けした。社会派の警察ミステリと割り切っていても、やはり不完全燃焼という感は強く残る。 暴雪に襲われ密室状態になった町、不穏な事情を抱えながら集まっ...
面白いのは面白かったが評価に悩む。何に重きを置いて読書するかによって評価が大きく分かれるのだろうが、謎解きを重要視する私は完全に拍子抜けした。社会派の警察ミステリと割り切っていても、やはり不完全燃焼という感は強く残る。 暴雪に襲われ密室状態になった町、不穏な事情を抱えながら集まってくるキャラクターたち──このあたりのディテールが良かっただけに、全体のバランス不足が残念で仕方ない。プロローグと呼ぶには余りにも長すぎ、メインストーリーと捉えるにはさすがに中途半端。それでもそこそこの満腹感を味わえるのが不思議。いろいろなドラマが作中で展開するが、本作品の主人公はまぎれもなく暴雪。
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複数の登場人物によるシーン切り替えがめまぐるしくて最初はとまどうんですが、話が進むにしたがって登場人物達が一点に集中していく様は「お見事」としかいいようがありません。ただ、終わり方は若干尻切れトンボ的で、それだけが残念。もう一筆書き込んで欲しかった。
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刻々と迫る爆弾低気圧の描写は迫力があるが、追い詰められた末の結末がちょっとアッサリしすぎている気がする
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2009年21冊目。佐々木譲さんの「もう一つの北海道警シリーズ」とも言える、駐在警官川久保篤シリーズの第2作。
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