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暴雪圏 の商品レビュー

3.7

55件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    29

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2010/01/04

川久保巡査シリーズ2作目 今度は長編 終わりはあっさりで いくつか残っていることもあるので 続編があるのかも

Posted byブクログ

2009/12/04

交番勤務の川久保巡査の事件簿。北海道で起こる地元の人には馴染みのある彼岸荒れ。集団下校の途中で急な気候変化により小学生が近くで亡くなっていると場所を地元の情報通から川久保は情報を仕入れている。ペンションの暖房が壊れてる、雪で外へは出られないと言う設定。そこへペンションに色々な事情...

交番勤務の川久保巡査の事件簿。北海道で起こる地元の人には馴染みのある彼岸荒れ。集団下校の途中で急な気候変化により小学生が近くで亡くなっていると場所を地元の情報通から川久保は情報を仕入れている。ペンションの暖房が壊れてる、雪で外へは出られないと言う設定。そこへペンションに色々な事情を抱えた人が駆け込む。ゾクゾクのサスペンス仕上げ。北海道の気候変動を知らないものには怖い世界かな?

Posted byブクログ

2009/11/03

同じ北海道でも 道南と道東での雪の質が違う。 実際に住んでいる人でなければ分からないが 雪の描写がすごい。 それに絡めた事件。 バラバラの出来事が最後にまとまって行く面白さ。 一人で立ち向かう駐在所勤務巡査部長川久保。  制服捜査第2弾

Posted byブクログ

2009/10/23

 雪に閉ざされた陸の孤島。道も不通になった地域の小さなペンションに集まった人々。その中には殺人犯が含まれていた。  これと似たような状況の小説を随分昔に読んだ気がする。もちろん有名どころではアガサクリスティの脚本もあったが、それではなくて邦人作家のものである。タイトルが分かる人が...

 雪に閉ざされた陸の孤島。道も不通になった地域の小さなペンションに集まった人々。その中には殺人犯が含まれていた。  これと似たような状況の小説を随分昔に読んだ気がする。もちろん有名どころではアガサクリスティの脚本もあったが、それではなくて邦人作家のものである。タイトルが分かる人がいたら教えていただきたい。  それはともかく、逼迫した状況にも関わらず、胸に迫るようなドキドキ感はあまりなかった。人ひとりの命があっさりと描かれているからだろうか。警察小説としてなら、もう少しそのあたりを丁寧にもったいつけて描いてほしかった。

Posted byブクログ

2009/10/10

北海道東部の小さな町では十年ぶりの暴風と暴雪に全ての交通が麻痺していた。 そんな時、ボイラーが壊れ、とても人を泊める状態ではないペンションに さまざまな人が避難してきた。 不倫中の男女、会社の金を持ち出したサラリーマン、 義父からの性的暴行を受け、逃げ出してきた女子高生な...

北海道東部の小さな町では十年ぶりの暴風と暴雪に全ての交通が麻痺していた。 そんな時、ボイラーが壊れ、とても人を泊める状態ではないペンションに さまざまな人が避難してきた。 不倫中の男女、会社の金を持ち出したサラリーマン、 義父からの性的暴行を受け、逃げ出してきた女子高生などなど。 そして最悪なのは、銃を持った強盗殺人犯までもがやってきたこと。。。 ペンションという密室に閉じ込められた人々の、恐怖は計り知れない。 1歩も外へでられない猛吹雪の中、逃げることは不可能。 もちろん、警察も助けに来ることは出来ない。 彼らはいったいどうなってしまうのか?! 吹雪の音がゴーゴーと聞こえそうなくらい。。。 北の寒さの厳しさがひしひしと伝わって来て、 それぞれの心情も深く描かれていて、とても、スリル満点で読み応えあり。 ラストは意外とすんなり終結するのだけれど、 その後の彼らが気になる、余韻が残る物語でした。

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2011/07/15

今までの北海道警シリーズ(?)にちょっと閉塞感を感じていたんだけど、これはまたちょっと趣きが異なっていた。様々な人々の多種多様な事情が次々に書かれて、最終的に、とあるペンションに集合した面子、緊張する大団円、終わり方をおおむねハッピーエンドに持って行ってたのもあって、とても楽しめ...

今までの北海道警シリーズ(?)にちょっと閉塞感を感じていたんだけど、これはまたちょっと趣きが異なっていた。様々な人々の多種多様な事情が次々に書かれて、最終的に、とあるペンションに集合した面子、緊張する大団円、終わり方をおおむねハッピーエンドに持って行ってたのもあって、とても楽しめた。

Posted byブクログ

2011/08/03

北海道の激しい気候にさらされたことがないので、物語の背景は想像で補うしかないが、それにしてもものすごい設定。主人公の警察官は、物語の進行役に過ぎないのかと思いきや、ちゃんと活躍の場面がありました。ハリウッド映画よりも現実味が感じられます。

Posted byブクログ

2009/10/07

おなじみ北海道が舞台で、今回は猛吹雪の中のストーリー。 さすが佐々木譲、構成が緻密で舞台転換があざやか、あちこちのエピソードが集約されていくところなんかぞくぞくしてきます。 堅い文体も吹雪の冷たさを思い起こさせるようでぴったりです。 ただ、ストーリー的にはとくに物珍しい部...

おなじみ北海道が舞台で、今回は猛吹雪の中のストーリー。 さすが佐々木譲、構成が緻密で舞台転換があざやか、あちこちのエピソードが集約されていくところなんかぞくぞくしてきます。 堅い文体も吹雪の冷たさを思い起こさせるようでぴったりです。 ただ、ストーリー的にはとくに物珍しい部分はなく、シュチュエーションで読ませた感じ。 盛り上がりの部分も、堅い文体が邪魔してなのかいま一つ盛り上がっていかない。 人質と犯人が関係を持つのも必然性がちょっと薄いし、あ、それで終わりなんだ。。。って感じです。 前半かなり力が入って書き始めたのに途中で息切れしちゃったかな? 終わり方がさっぱりしてすごくいいので、ああいう終わり方を効果的にするためには、 やはりめいっぱ後半盛り上がらないとな〜って思いました。

Posted byブクログ

2009/10/07

「制服捜査」の第2弾。 前作は、地域で起きるちょっとした事件を主人公である川久保巡査部長が解決していくという、どちらかと、連作短編集と言う印象が強かったが、今回は完璧長編。 でも、そこそこのページ数がありながら、一気に読ませてしまうのは、さすが。 今回は川久保巡査部長の活躍云々と...

「制服捜査」の第2弾。 前作は、地域で起きるちょっとした事件を主人公である川久保巡査部長が解決していくという、どちらかと、連作短編集と言う印象が強かったが、今回は完璧長編。 でも、そこそこのページ数がありながら、一気に読ませてしまうのは、さすが。 今回は川久保巡査部長の活躍云々と言うより、暴風雪で人間、身動きが取れなくなったら、もちろん、普通の人は家に閉じこもるだろうけど、異常な環境が人間の心境に及ぼす影響の怖さも知ったような気がする。 事件の始まりは、暴力団の家に強盗に入ったところから始まる。 それが天候の悪化で、逃げ場を無くし、次から次へと犯行を起こしてしまう。 人間心理VS天候。 なかなか面白い対決だった。

Posted byブクログ

2011/09/04

ストレートに面白い。それぞれ別の事情を抱えた人々が、爆弾低気圧が荒れ狂う地区で立ち往生。駆け込んだペンションでそれぞれの思惑が交錯しあって、先が読めない。 ラストがあっさりしすぎる気もするが。 帯にある「警察小説」っていうのはちょっと違う気もする。でも、そんなの気にせずにおすすめ...

ストレートに面白い。それぞれ別の事情を抱えた人々が、爆弾低気圧が荒れ狂う地区で立ち往生。駆け込んだペンションでそれぞれの思惑が交錯しあって、先が読めない。 ラストがあっさりしすぎる気もするが。 帯にある「警察小説」っていうのはちょっと違う気もする。でも、そんなの気にせずにおすすめしたい。

Posted byブクログ