さいはての島へ の商品レビュー
ゲドは世界から言葉を奪い、混沌へと人びとを陥れている邪悪な存在に気づき、その正体を突きとめるために長い航海へと旅立つ… ゲドはその正体に心当たりがあった。かつて「クモ」と呼ばれた魔法使いだった。 だんだん世界観にも慣れてきて、面白くなってきました。 ジブリ映画は主...
ゲドは世界から言葉を奪い、混沌へと人びとを陥れている邪悪な存在に気づき、その正体を突きとめるために長い航海へと旅立つ… ゲドはその正体に心当たりがあった。かつて「クモ」と呼ばれた魔法使いだった。 だんだん世界観にも慣れてきて、面白くなってきました。 ジブリ映画は主にこの航海と戦いから題材をとっているようです。映画では竜の扱いが中途半端(というかさっぱりわかりない)でしたが、この巻を読むと竜が物語のなかで、どのような役割を果たしているのかわかります。 あの映画はやっぱり原作を読まないとわからないです。酷評が多い意味がわかりました。
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某映画をテレビでみて原作を読んだ。なぜこれがああなった!としか言いようがない…。1~3巻までの間で、3が一番面白かった。
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人の心の弱さ、人と人の関係ができるまでの危うさ、これとは対照的に「揺るがないもの」の予感・・・読むことで時間を旅させてくれる巻。
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1・2巻に比べて、随分と読みやすかった。 時代の変化と共に、流行の構成が変わったのか、作者の文章力が上がったのか、誌面の都合かはわからないが、導入部分が短く、早い段階から本題が明確になる。(ゲドとアレンにとっては最後に至ってやっと明確になったようだが) ゲド戦記は現代のハ...
1・2巻に比べて、随分と読みやすかった。 時代の変化と共に、流行の構成が変わったのか、作者の文章力が上がったのか、誌面の都合かはわからないが、導入部分が短く、早い段階から本題が明確になる。(ゲドとアレンにとっては最後に至ってやっと明確になったようだが) ゲド戦記は現代のハリー・ポッターシリーズに相応する物語だと思う。 しかし、ゲド戦記のほうがより神話的で、抽象的な要素が多い。読み終えると、一見命題に対する答えが書かれているように思えるが、答え自体が抽象的で、自分の中で反芻し、答えを導きなおさなければならない。それに対して、ハリー・ポッターシリーズは、一見抽象的に描かれているが、一つ一つの問題に丁寧に答えが用意されている。 対象年齢の違いだろうか。 いずれにしても、残り3巻を読むのが楽しみである。
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師弟がテーマで、レバンネンがいかに成長するかが見物、だったんだがあまりグッと来なかった。 それでもレバンネンの迷いがよく書かれていると思う。 解説もよかった。解説のおかげで、三部作のそれぞれのテーマをよく理解できた。 ただやっぱり、二作目のテナーの葛藤が一番印象に残った。
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