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ピース の商品レビュー

2.7

383件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    50

  3. 3つ

    160

  4. 2つ

    108

  5. 1つ

    33

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2012/08/20

何も知らずに読み始めたけど前半は読み進めるのが辛い。 後半犯人の動機がやはり納得できない。それだけの事で20年もたってバラバラにされるの? ショウちゃんとアル中の女子大生の関係は? 少し盛り込み過ぎの気がする。

Posted byブクログ

2012/08/15

発売当初、帯にも『表紙の絵がキーポイント』的なことが書かれてたと思うけど、書店に積まれてた時から表紙が気になってて、今になってやっと読んでみた。確かに、テレビで見かける例の“ピース”は情けない気分になるし、そういう意味では表紙も含めてそれなりのインパクトはあったけど、そこにたどり...

発売当初、帯にも『表紙の絵がキーポイント』的なことが書かれてたと思うけど、書店に積まれてた時から表紙が気になってて、今になってやっと読んでみた。確かに、テレビで見かける例の“ピース”は情けない気分になるし、そういう意味では表紙も含めてそれなりのインパクトはあったけど、そこにたどり着くまでの内容がダレてしまって、もう少し短かったら良いのに…とか思ってしまいました。

Posted byブクログ

2012/08/13

地の文にユーモアが溢れていて、しかも細やか。心象ではなく実際の風景が感触まで浮かぶ。キャラクターが立っていて、とても魅力的。惚れる( プロットもよく作り込まれていて、最後まで気が抜けない。あっという間に読み終えるとはこのことかー。 単に好みの問題で、星一つ少なめですが、おもしろか...

地の文にユーモアが溢れていて、しかも細やか。心象ではなく実際の風景が感触まで浮かぶ。キャラクターが立っていて、とても魅力的。惚れる( プロットもよく作り込まれていて、最後まで気が抜けない。あっという間に読み終えるとはこのことかー。 単に好みの問題で、星一つ少なめですが、おもしろかった。

Posted byブクログ

2012/08/07

文庫版発売当時、ポップに「読後、表紙のピースサインのおぞましさにゾッとする」的なことが書かれていたと記憶しているが、なるほど、おぞましい。

Posted byブクログ

2014/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どんでん返しとかで宣伝されてたから期待したのに。 遺体がなぜ頭部、四肢にわたりバラバラにされたのかの説明が雑というか、異常な心理ってので片づけられてる感が個人的には気に入らない。 ミステリーというかサスペンスにカテゴライズされるんだろうな、ミステリーとして読もうとしたから面白くなかった。

Posted byブクログ

2012/07/26

てんでばらばらだったはずの登場人物が、人生のどこかで接点があったと判明しはじめるあたりからノンストップ。 本の帯などではピースサインのことをやたらと書いていたけど、この本の面白いところはピースサインじゃなくて、個々の人物同士の過去の接点であり、偶然の必然の組み込まれ方であり、世間...

てんでばらばらだったはずの登場人物が、人生のどこかで接点があったと判明しはじめるあたりからノンストップ。 本の帯などではピースサインのことをやたらと書いていたけど、この本の面白いところはピースサインじゃなくて、個々の人物同士の過去の接点であり、偶然の必然の組み込まれ方であり、世間は狭いなあと思わせるような、ありそうでなさそうな、なさそうでありそうな偶然か必然かの連鎖だ。

Posted byブクログ

2019/01/07

──あまりにも酷評されているので、ファンを代表して私設弁護人を買ってでようかと。 この小説、樋口有介作品にしては、久々のヒット。 書店ではPOPなども作られ、20万部以上も売れているらしい。 ところが──。 ブクログでのレビューを読むと酷い。 ──読後感悪し。──謎解きもつまら...

──あまりにも酷評されているので、ファンを代表して私設弁護人を買ってでようかと。 この小説、樋口有介作品にしては、久々のヒット。 書店ではPOPなども作られ、20万部以上も売れているらしい。 ところが──。 ブクログでのレビューを読むと酷い。 ──読後感悪し。──謎解きもつまらない。──ミステリー性も浅い。 ありとあらゆる罵詈雑言が並び、平均評価は、何と2.64だ。 ブクログのレビュー平均でも、これほど評価の低い小説はなかなかない(笑) 長年のファンとしては非常に残念である。 ただし、レビューを書いている方々の指摘はもっともなところもある。 ミステリーとしては不満だろう。 謎解きもそれほど秀逸ではないだろう。 フーダニットやホワイダニットも、さほど目新しくはないかもしれない。 さらにこの作品では、登場人物もそれほど魅力的ではないだろう。 (おやおや、私まで弁護人ではなくなってしまった……) だから樋口有介作品をすべて読破した私としても、この作品が彼の代表作だと言うつもりもない。 故開高健氏に絶賛されたデビュー作、サントリーミステリー大賞読者賞となった「ぼくと、ぼくらの夏」をはじめ、「風少女」「彼女はたぶん魔法を使う」「初恋よ、さよならのキスをしよう」「ともだち」、さらには最近の作品である「窓の外は向日葵の畑」のほうが、おそらく読んで面白いし、小説としての完成度は高い。 それでも、この文庫の解説にあるように、 「文章がいい。会話がしゃれている。人物が生きている。プロットにキレがある。ストーリーにコクがある」というのは、それほど外れてないように思う。 私が樋口有介を好きなのは、シニカルで小粋な会話センスと主人公のハードボイルドな表現とキャラ、これを味あわせてくれる作家は他にはなかなかいないからだ。 ではなぜ、これほど評価が低いのだろうと考えると、おそらく理由は簡単。 女性はハードボイルド小説を面白いと感じないからだと思う。 大薮春彦、大沢在昌、北方謙三など、これまでにも有名なハードボイルド作家はいるが、おそらく彼らのファンは九割以上が男性に違いない。 ハードボイルド小説など、女性受けするものではないのだ。 多くの女性のレビューを読ませてもらったが、男性読者が“粋”だと感じるハードボイルド文体を“ダラダラとした無駄な記述”と感じてしまうようなのだ。 これでは試合にならない。 カッコつけた男が主人公で、粋がった台詞を放ち、現われる女性はみんな美女などという小説は、当然のごとく女性読者は好きじゃないのだ。 逆に女性作家の書いた小説で、出てくる男性がすべてイケメンでカッコいい男ばかりだったら、私たち男性読者は辟易してしまうだろう。 故に、樋口有介ハードボイルド小説は男性にしか受けないという結論に達したわけである。 女性の方は、ミステリーとはいえ、無理して彼の作品を読まないほうがいいと思う。 間違いなく、読後感が悪いとか、キャラに感情移入できないとかそういう感想を持つはずだから。 樋口有介の小説は、キレのあるハードボイルド文体と洒落た会話文、粋なキャラの主人公、美女とのアバンチュール(これは死語ですかね?)など、束の間の豊穣な物語空間を男が読んで楽しむ小説なのである。 というわけで、もう一度繰り返しますが、女性にはお薦めしません(笑)。 註:敢えて女性にお薦めするとしたら「ぼくと、ぼくらの夏」。 それと「ともだち」(これは珍しく主人公が女性。ブクログのレビューでも3.60と評価がそこそこ高いのはそのせいか……)くらいですかね。 結局、主人公が男(若くても親父でも、彼の作品ではだいたいがシニカルな生き方をするので)なのは女性に受けないんだな。

Posted byブクログ

2012/07/16

埼玉県秩父地方で起きた連続バラバラ殺人事件を追うベテラン刑事と、被害者が通っていたスナックの常連客と従業員の物語。 田舎の閉鎖された日常のなんともいえない淋しい感じが終始漂ってて、読むのが若干つらかった。ミステリーのトリックの部分よりも登場人物の心情や生活の背景を主眼にした物語...

埼玉県秩父地方で起きた連続バラバラ殺人事件を追うベテラン刑事と、被害者が通っていたスナックの常連客と従業員の物語。 田舎の閉鎖された日常のなんともいえない淋しい感じが終始漂ってて、読むのが若干つらかった。ミステリーのトリックの部分よりも登場人物の心情や生活の背景を主眼にした物語なのかなと感じました。

Posted byブクログ

2012/07/14

帯書きでどんでん返しって煽る程の衝撃はなかったですが、一応最後まで楽しく読むことができました。本屋さんのPOPで、題名のピースに関する謎をアピールされてたので、それを気にして読んでましたが、あまりそこはポイントじゃなかったかも。。。周りの情報に振り回されず素直に読めば、もう少し楽...

帯書きでどんでん返しって煽る程の衝撃はなかったですが、一応最後まで楽しく読むことができました。本屋さんのPOPで、題名のピースに関する謎をアピールされてたので、それを気にして読んでましたが、あまりそこはポイントじゃなかったかも。。。周りの情報に振り回されず素直に読めば、もう少し楽しめたのかな(笑)

Posted byブクログ

2012/07/14

連続バラバラ殺人事件 情景描写がちょっと重めなので読み始めは苦労した。 ある意味で主役と言ってもよい、方言丸出しの刑事がよい。 最後の最後は(私の好きな)刑事コロンボばりの追い詰め方。 タイトルの「ピース」も色々と意味があったのですね。 最後まで気が抜けない、よく練られたミ...

連続バラバラ殺人事件 情景描写がちょっと重めなので読み始めは苦労した。 ある意味で主役と言ってもよい、方言丸出しの刑事がよい。 最後の最後は(私の好きな)刑事コロンボばりの追い詰め方。 タイトルの「ピース」も色々と意味があったのですね。 最後まで気が抜けない、よく練られたミステリーと思う。

Posted byブクログ