動的平衡 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白いと言う評判を聞いていた本書を書店で見かけたので購入 第1章から4章は特に面白く、脳にかけられたパターン認知のバイアスが自分たちの記憶を繋げて形成しており、おそらくだが全く同じ記憶というものも存在しないだろうし 自分がみている世界そのものも、自分が今まで生きてきた中で経験される観点からでしか物事が見れないだろうと推察を与えてくれた 同様に人間は自分の食べた物の栄養素でできており、体の構造を理解していないと巷のマーケティングに騙されるだろうし、本書には書かれていないが今後の食文化においてもより安心・安全が消費者に伝わり価格が設定されているものが良しとされる世界になるかも知れない 特に1章は好きだ。非常に面白かった。脳のバイアスがどう構成されているか、といった部分には興味があるかも知れない
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生命とは絶え間ない流れの中にある動的なものである。 人間は食べたもので形成されている。 アミノ酸アイソトープでその代謝は、3日間であることがわかった。 動的平衡の意味がわかってきた。
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おそらく、難解なテーマの内容が、簡潔な文章で書かれており、とても読みやすい。 理解できた気になってしまうのが怖い
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あとがき読んでわかったけど、「ソトコト」に連載していたものを加筆してまとめたものなのですね。章間のつながりが少し唐突な感じがするのはそのせいか。 「生物と無生物のあいだ」もそうだったけど、動的平衡、を説明するのにとことんミクロ系生物学を例に出すのはやはり分子生物学者という背景に...
あとがき読んでわかったけど、「ソトコト」に連載していたものを加筆してまとめたものなのですね。章間のつながりが少し唐突な感じがするのはそのせいか。 「生物と無生物のあいだ」もそうだったけど、動的平衡、を説明するのにとことんミクロ系生物学を例に出すのはやはり分子生物学者という背景によるものなんでしょうね。たぶん、生態学者が書いたら違うレイヤを例にして同じ話を紡ぎだすでしょう。 そういう意味では自分にとってはフラクタル構造を再認識させられることになる著。
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2019/1/4 詳細は、こちらをご覧ください。 『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1240.html 2012/5/5 予約 5/23 借りて読み始める。6/8 読み終わる。 ...
2019/1/4 詳細は、こちらをご覧ください。 『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1240.html 2012/5/5 予約 5/23 借りて読み始める。6/8 読み終わる。 分子生物学者・福岡伸一の本は、これまで数冊読んでいます。 先日、氏が自ら監修を務める『フェルメール 光の王国展』を見に行きました。 一緒に行った友人が、この本も面白いと薦めてくれたので、読んでみます。 2012/5/5「フェルメール光の王国展と銀座歩き」 〜 Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」 ⇒ https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/11037c7011147832f3d4a168d77dd097 めも 記憶とは、過去を覚えているのではなく 今 「想起した瞬間に作り出されている何ものか」である。 o(*'o'*)o それは、細胞と細胞が作る神経回路の保持され、刺激が加わると強化される。 何度も同じ昔話をしていれば忘れない・・・(^o^ゞ; 年をとると1年が早く過ぎるのは? 加齢とともに 新陳代謝速度が落ち、体内時計はゆっくりと回ることになる。 それで 実際の時間の経過に、自分の生命の回転速度がついていけない! から・・・。 人はなぜ「錯誤」するか? それは脳にかけられた「バイアス」。 「見える人」と「見えない人」 <== バイアス 空耳、空目・・・ 神経回路は、生まれてからの環境との相互作用の結果の脳の合目的性で 個人的なものとなっていく。 「太らない食べ方」、ドカ食いとチビチビ食いでは? チビチビ食いのほうが太らない (*^_^*)♪
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蝓コ譛ャ逧?↓蜷瑚送閠??莉悶?闡玲嶌縺ィ驥崎、?☆繧句?螳ケ縺ァ縺ッ縺ゅk縺後?√?悟虚逧?插陦。縲阪→縺?≧讎ょソオ縺ッ縲∵・オ繧√※闊亥袖豺ア縺?→謾ケ繧√※諤昴≧縲ら函迚ゥ縺ョ逾樒ァ倥↓諢溷虚縺吶k縲ゅ∪縺溘? 縺薙?讎ょソオ縺ッ縲∫オ?ケ斐?邯咏カ壹?∫匱螻輔↓繧ょ?騾壹☆繧九h縺?↓諢溘§繧九?
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先生が淡々と語る合理的な生命観が好きです。まさに諸行無常。そういう見方もあるのかと気づかされることが沢山。勉強になりました。特に時間どろぼうの正体には目から鱗。ワトソンの「エレファントム」「ホールホッグ」は何度読んでもグッとくるものがあります。
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生命の視点から、食の安全や健康に迫る書。留意しておくべきこと多数。例えば、玄米、おそばは太りにくい食物である等。そして、本書は最後にはまた、生命の神秘に立ち戻っていく。不思議な書だ。 [private]・実際の時間の経過に、自分の生命の回転速度がついていけない。 ・ランダムな...
生命の視点から、食の安全や健康に迫る書。留意しておくべきこと多数。例えば、玄米、おそばは太りにくい食物である等。そして、本書は最後にはまた、生命の神秘に立ち戻っていく。不思議な書だ。 [private]・実際の時間の経過に、自分の生命の回転速度がついていけない。 ・ランダムなものの中からパターンを見い出す作業は、実はほとんどが空目である。 ・言明して以来彼女だけに見えていたものは、誰の目にも見えるようになった。 ・直感が導きやすい誤謬を見直すためや把握しづらい現象へのイマジネーションを届かせるために勉強する。 ・人間の骨のコラーゲンには栽培穀物由来のC13がより多く含まれる。 ・消化とは情報を解体すること。タンパク質ならアミノ酸にまで分解されること。 ・コラーゲンはあまり効率よく消化されないタンパク質 ・コラーゲン由来のアミノ酸は、ほとんどコラーゲンにならない。 ・NO MGS。グルタミン酸ソーダを使っていないということ。 ・膵臓が合成する消化酵素はタンパク質 ・私たちの身体は基本的には飢餓時代と同じなのである。 ・生命学的にはちびちび食べたほうが絶対に太りにくい。一食をゆっくり食べるのでも良い。インシュリンが出ないようにだましだまし食べる。 ・GI値が小さい食べ物を選ぶのでも良い。玄米、おそば。 ・貯蓄時は一過的に血糖値が低下し、眠くなる。 ・眠くならないのが糖尿病。外的から攻撃されにくいというメリットがある。 ・大量のトリを一カ所で閉鎖的に飼うような近代畜産のあり方は、ウィルス進化の為のかっこうの実験場。都市に人口集中するヒトも同じ。 ・タミフルが聞かないインフルエンザが出てきた。 ・ミトコンドリアは独立した生物。独自のDNAを持つ。 ・動物は低周波で語り合っている。 [/private]
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半年前の自分と今の自分。見た目を比べてみてた場合、ほとんど差はない。これが「平衡」の意味。ところが、分子レベルのミクロな眼で見た場合、まったく別物である。これが「動的」の意味。つまり、本題「動的平衡」とは、「マクロ的同一性とミクロ的異質性」を表し、これこそが、生命の本質である、と...
半年前の自分と今の自分。見た目を比べてみてた場合、ほとんど差はない。これが「平衡」の意味。ところが、分子レベルのミクロな眼で見た場合、まったく別物である。これが「動的」の意味。つまり、本題「動的平衡」とは、「マクロ的同一性とミクロ的異質性」を表し、これこそが、生命の本質である、というのが本書の大命題である。 鴨長明曰く「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」。福田伸一曰く「生命の本質は、動的平衡」。見事に同相をなすこの二つのフレーズは、時代の流れとともに、それを作り出す生命自体を現す古くて新しい絶対的真理。 本書の中で、この真理と、これに到達する帰納的考察、これより導き出される演繹的事実が、科学者とは思えない筆力で見事に表現される。実にすばらしい作品である。
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動的平衡」とは、細胞や組織を個々の機能を持つ交換可能なパーツとしてではなく、合成と分解が絶え間なく繰り返される「流れ」として捉える考え方。新たに組織を作り出すES細胞やiPS細胞の技術を割りと批判的に解説している。
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