クラウドの衝撃 の商品レビュー
Saas,PaaS,HaaS。クラウドのWebサービスではなく、ITの側面からの解説本。 Salesforce.comは今や知らない人が射ないほどとなってきているが、その他の○aaSも含めてまとめての解説は非常に役に立つ。 また、何故GoogleがChromeをリリースしたのかは...
Saas,PaaS,HaaS。クラウドのWebサービスではなく、ITの側面からの解説本。 Salesforce.comは今や知らない人が射ないほどとなってきているが、その他の○aaSも含めてまとめての解説は非常に役に立つ。 また、何故GoogleがChromeをリリースしたのかは、これを読んで納得できた。 確かに、現在のネットサービスを受けてのPCで処理させるにはかなり厳しい状況。そして、そのためのPC/アプリのスペックをユーザーが気にしなければならない”家電”って今やPCぐらい。将来的に大きな変化となる兆しが既に始まっているのかもしれない。
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SaaS、PaaS、HaaSといったクラウドの形態について、そしてGoogle、Amazon、SalesForce.comといったクラウド時代の主要プレイヤーについて、基本的知識を得ることができた。今後クラウドについての情報を消化・理解しやすくなっただろうと思う。あと、本書で繰り...
SaaS、PaaS、HaaSといったクラウドの形態について、そしてGoogle、Amazon、SalesForce.comといったクラウド時代の主要プレイヤーについて、基本的知識を得ることができた。今後クラウドについての情報を消化・理解しやすくなっただろうと思う。あと、本書で繰り返し出てくるSLA、つまりサービスレベルの保証という概念も、重要だと感じた。 大胆な未来予測はほとんど出てこないので、現状把握のためのガイド本として読まれるべき。 末尾近くでの感想。「クラウドの衝撃」は、ユーザーよりもむしろ、提供者であるIT業界にとって、より大きな衝撃なのかもしれない。
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会社の同僚の机の上に置いてあったので、30分ほどパラパラめくってみた。 まぁ、良く書けていると思う。
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クラウド・コンピューティングとは、 拡張性に優れ、抽象化された巨大なITリソースを、インターネットを通じてサービスとして提供するコンピュータの形態。 [クラウド・ネイティブ] グーグル (GOOG) アマゾン (AMZN) セールスフォース・ドットコム (CRM) [クラウド...
クラウド・コンピューティングとは、 拡張性に優れ、抽象化された巨大なITリソースを、インターネットを通じてサービスとして提供するコンピュータの形態。 [クラウド・ネイティブ] グーグル (GOOG) アマゾン (AMZN) セールスフォース・ドットコム (CRM) [クラウド・イミグラント] マイクロソフト (MSFT) IBM (IBM) オラクル (ORCL) AT&T (T) 高度な巣ケーラビリティ(拡張性) 急激なトランザクションの増加や 利用ユーザ数の変化に柔軟に対応可能。 これまでのようにトランザクションのピークにあわせて事前に 大量のコンピュータ・リソースを用意しておく必要はない。 抽象化されたコンピュータ・リソース 計算処理が具体的にどこに存在するどの機種のコンピュータで行われているのか ということを気にする必要がない。 実際に使用したリソース分だけの料金をサービス・プロバイダに支払う。 HaaS (hardware as a service) サーバのCPU能力やストレージなどのハードウェアをインターネット経由で提供するサービス。 アマゾンEC2、アマゾンS3 PaaS (platform as a service) アプリケーションを稼動させるプラットフォーム機能をインターネット上で提供するサービス。 Google App Engine、Force.com SaaS (software as a service) アプリケーション・ソフトウェアの機能をインターネット上で提供するサービス。 Gmail、CRM/SFA 時代の流れ ?メインフレーム時代 すべての処理をメインフレームに集約 ?クライアント/サーバ時代 安価なPC登場。クライアント側機能が充実。 ?Webコンピューティング時代 Webブラウザの利用によって、処理は再びサーバに集中。 ?クラウド・コンピューティング時代 ブラウザさえあれば端末は問わない。 サーバの統合、データセンターの統合が進む。 - ?ハード ↓アンバンドリング、オープン化 ?ソフト ↓クラウド ?サービス クラウド時代の主役は「サービス」。ユーザは、そのサービスが どのような技術や製品を使って提供されているかを知る必要はない。
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「クラウド化する世界」に比べ、技術的な側面に関する記述が多く、将来像への記述はほとんどない。データセンターでべらぼうな数のPCが使用されている様子や、障害が起こってもシステムが停止しない「エラー忘却型」というアルゴリズムの話など、テッキーな話は面白かった。クラウドコンピューティン...
「クラウド化する世界」に比べ、技術的な側面に関する記述が多く、将来像への記述はほとんどない。データセンターでべらぼうな数のPCが使用されている様子や、障害が起こってもシステムが停止しない「エラー忘却型」というアルゴリズムの話など、テッキーな話は面白かった。クラウドコンピューティングというと、昔、電算機センターのマシンを時間単位で使用していたことを思い出させるが、本書でも集中→分散→集中という周期的な流れの中で、集中への回帰だとされており、なんとなく実感と合う。
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クラウドを解説する本の中では一番よくまとまっていると感じた。クラウドの定義から、各プレイヤーの動向。大手企業の取り組みは他ではあまり見なかったので参考になった。クラウドプロバイダーの収益状況にも触れていたが、クラウドは「利益率1%の薄利多売モデル」という記載があったのはこの著者の...
クラウドを解説する本の中では一番よくまとまっていると感じた。クラウドの定義から、各プレイヤーの動向。大手企業の取り組みは他ではあまり見なかったので参考になった。クラウドプロバイダーの収益状況にも触れていたが、クラウドは「利益率1%の薄利多売モデル」という記載があったのはこの著者の視点の確かさを感じる。「クラウドはすごい!大絶賛!世の中これだ!」的な視点の本は多いが本質見えてるのかな?と思う。
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