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夢はトリノをかけめぐる の商品レビュー

2.9

37件のお客様レビュー

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2023/06/16

トリノ五輪観光ドキュメント。 最後の1/4だけで良かった。 東野圭吾としては、ドキドキ、ワクワクがないので先の展開が全然気にならなかったのが残念。

Posted byブクログ

2023/05/19

トリノオリンピック時に実際現地に行ったレポートを交えながらの作品。 熱と冷静さを表現する為の夢吉に、なるほど。 冬季五輪もそれから大分浸透性は変わったのではないだろうか。 それこそがオリンピックとスポーツ、各国の移り変わりと前進だ。

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2022/06/25

「東野圭吾」の冬期オリンピック観戦記『夢はトリノをかけめぐる』を読みました。 「東野圭吾」作品は、昨年5月に読んだ『おれは非情勤』以来ですね。 -----story------------- 2006年2月18日。 直木賞受賞パーティで朝まで騒いだ受賞作家は、一睡もできずに車...

「東野圭吾」の冬期オリンピック観戦記『夢はトリノをかけめぐる』を読みました。 「東野圭吾」作品は、昨年5月に読んだ『おれは非情勤』以来ですね。 -----story------------- 2006年2月18日。 直木賞受賞パーティで朝まで騒いだ受賞作家は、一睡もできずに車に乗せられ、成田空港へ。 隣には何故か、人間に化けた作家の愛猫「夢吉」が…。 彼らが向かったのはイタリア・トリノ。 まさに冬季オリンピックが開かれているその地だ。 指さし会話で国際交流をしながら、驚きと感動に満ちた観戦旅行が始まった! 冬季スポーツとオリンピックをこよなく愛する著者が描く、全く新しいオリンピック観戦記。 ----------------------- いつか読もうと思い本棚にしまってあった作品、、、 ソチオリンピックが始まったのを機会に読んでみました。 或る日、何故か人間になった愛猫「夢吉」が語り手となり、飼い主の「おっさん(=東野圭吾)」と供に、国内でウィンタースポーツの取材(1章~4章)を行ったうえで、トリノオリンピックの取材(5章)に行くという展開で、小説仕立ての観戦記になっています。 トリノオリンピックといえば、2大会(8年)前の2006年開催ですが、もう随分昔のことにように感じますねぇ。 唯一、金メダルを獲得したフィギュアスケートの「荒川静香」の印象が強いですが、、、 ソチオリンピックにも出場しているスキージャンプの「葛西紀明」(なんとソチでは7度目の出場!)やモーグルの「上村愛子」、フィギュアスケートの「高橋大輔」も出場していたんですよねぇ… 既に一部の競技は終わってしまいましたが、悔いの残らない競技をして欲しいですね。 さて、本書は以下の6章+書下ろし短篇という構成になっています。  ■1章 バイアスロン[冬季戦技教育隊(通称「トウセンキョウ」)]  ■2章 スキージャンプ  ■3章 スキージャンプ・カーリング  ■4章 ボブスレー・リュージュ  ■5章 トリノ五輪観戦記   ・カーリング   ・ジャンプ団体   ・女子フィギュア競技(ショートプログラム)   ・スノーボードパラレル大回転   ・「おっさん」のスノーボード実践記   ・元五輪選手である木村公宣さんとの対談   ・アルペン女子大回転   ・オリンピックストア   ・バイアスロン  ■6章 「おっさん」の提言  ■2056 クーリンピック(文庫版書き下ろし短編) 「東野圭吾」のウィンタースポーツへの思い入れが感じられる作品でしたね。 トリノでは、競技の観戦記だけでなく、トイレが少なく不潔、土産がしょぼい、観客に遠回りを強いる不親切な順路、やたらと煩いアメリカの応援団… 等々、周辺事情についても、隠すことなく描かれていて興味深く読めました。 ソチでは改善されているとイイですね。 書下ろし短篇の『2056 クーリンピック』は、愛猫「夢吉」が再び人間となり、西暦2056年にタイムスリップしてオリンピック(のエキシビジョンであるクーリンピック)を観戦するという物語、、、 地球温暖化により、ウィンタースポーツは競技することができなくなり、2035年以降、冬期オリンピックは無期限開催延期を決定し、プラスティックのリンクで競技が可能なフィギュアスケートは夏季オリンピックに移行… そんな中、ウィンタースポーツファンが過去を懐かしみ、クール・オリンピック(略称:クーリンピック)が、夏季オリンピックのエキシビジョンとして開催されているという展開でした。 このまま温暖化が続けば、あり得る話だよなぁ… と感じましたね。 冬期オリンピックの競技って、フィギュアスケート以外は、あまり馴染みがなく、ジャンプをニュースで見るくらいでしたが、ちょっと興味が湧きました。 でも、業務多忙で深夜まで夜更かしをしてまでテレビ観戦する元気はなく、朝のニュースと新聞で結果を確認する程度でしたね。 ≪追記≫ 惜しくもメダルには一歩届きませんでしたが、「上村愛子」の滑り終えた後の笑顔は良かったですね。 5度目の出場… 7位→6位→5位→4位とひとつずつ順位を上げていましたが、今回は前回と同じ4位。 ホントに残念。

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2022/05/01

冬季オリンピックを見に行った人の感想。 周辺知識が少しずつ散りばめられており、少し知れるかなという感じ。 いつもの東野圭吾作品ではありません。

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2020/10/24

東野圭吾ファンの方、特に「ちゃれんじ?」を読んだことがある人ならそこそこ話も理解できて、面白いと思います。 体験記や観戦記が作中で語られますが、特に、メダルを取れない20位30位の人でもその国の存在を世界に再認知してもらうところに、オリンピックに出場する意味が大いにあるという一文...

東野圭吾ファンの方、特に「ちゃれんじ?」を読んだことがある人ならそこそこ話も理解できて、面白いと思います。 体験記や観戦記が作中で語られますが、特に、メダルを取れない20位30位の人でもその国の存在を世界に再認知してもらうところに、オリンピックに出場する意味が大いにあるという一文はとても納得できました。

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2020/06/02

作者のトリノオリンピック観戦体験を綴ったエッセイで、愛猫・夢吉を主人公にして書かれている作品です。「冬季五輪の取材と旅行記を普通に書いたらつまらないからどうしようかと考えた結果、飼い猫が人間になってしまった体で書こう」という発想に驚きました。モノを書く人ってそんな風に何かを生みだ...

作者のトリノオリンピック観戦体験を綴ったエッセイで、愛猫・夢吉を主人公にして書かれている作品です。「冬季五輪の取材と旅行記を普通に書いたらつまらないからどうしようかと考えた結果、飼い猫が人間になってしまった体で書こう」という発想に驚きました。モノを書く人ってそんな風に何かを生みだしてゆくものなのだなぁ。 ウィンタースポーツについてほとんど何も知らなかったので、最後の方に語られたメダルを取るための分析含めとても勉強になりました。次の五輪では人気のある種目だけではなくてもう少し色々な競技に注目していこうと思います。

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2020/02/22

2006年のトリノ五輪を舞台とした小説風の冬季オリンピック観戦記。 東野圭吾の小説ははずれがなくてどれも面白い。ストーリー展開はもちろんだが、単純に表現方法も上手いと思った。本書では猫から見た東野圭吾の為人が描かれている。時に自虐的なユーモアを猫に言わせているところも面白い。突...

2006年のトリノ五輪を舞台とした小説風の冬季オリンピック観戦記。 東野圭吾の小説ははずれがなくてどれも面白い。ストーリー展開はもちろんだが、単純に表現方法も上手いと思った。本書では猫から見た東野圭吾の為人が描かれている。時に自虐的なユーモアを猫に言わせているところも面白い。突然猫が人が化けたり、冬季五輪を観戦することになったりなど、かなり展開や背景は雑だが、逆にその表現方法がシンプルで読みやすかった。

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2018/01/17

語り手は猫の夢吉。小説家のペットで、ある日気づいたら人間の姿になっていた。ウインタースポーツ好きの小説家は夢吉に「オリンピックに行って俺に恩返ししろ」と無茶なことを良い、2人は、トリノオリンピックにまつわる選手や関係者たちを訪ねてまわり、様々な競技にチャレンジする。 小説家は「東...

語り手は猫の夢吉。小説家のペットで、ある日気づいたら人間の姿になっていた。ウインタースポーツ好きの小説家は夢吉に「オリンピックに行って俺に恩返ししろ」と無茶なことを良い、2人は、トリノオリンピックにまつわる選手や関係者たちを訪ねてまわり、様々な競技にチャレンジする。 小説家は「東野圭吾」で、出てくる登場人物も実在する。 要は、途中で気づくのだが、これはエッセイだったのだ。 東野圭吾がエッセイの執筆を頼まれるも、苦手だったため、主人公を猫に見立て、オリンピック周辺の取材日誌を小説風に綴った、ということだ。 東野さんって結構ユニークな人なんだな。

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2017/11/24

もうすぐピョンチャン五輪も近いということで トリノの頃の記憶を呼び起こすために手にとってみました。 個人的にトリノで覚えていることといえば メダルが荒川静香の金メダル一つだったこと チーム青森が頑張ってカーリングが注目されたこと くらいでした。 今まで小説を読んできてウィンター...

もうすぐピョンチャン五輪も近いということで トリノの頃の記憶を呼び起こすために手にとってみました。 個人的にトリノで覚えていることといえば メダルが荒川静香の金メダル一つだったこと チーム青森が頑張ってカーリングが注目されたこと くらいでした。 今まで小説を読んできてウィンタースポーツのことが かなり好きだんだろうなぁと思っていた東野圭吾が書いた 観戦記ということで当時の思い出を掘り起こしてくれるだろうと 期待していたのですが肝心の観戦記は内容が少し薄かったですね。 冒頭から何やらよく分からない猫が人間になったという話が始まり、 これは導入部分か何かなのかなと思って読み進めるも 一向にこの夢吉君という猫がいなくなる気配がありませんでした。 エッセイというより物語的な語り口だったような気がします。 筆者がエッセイが好きではないためこういうスタイルにした というようなことも書いてありましたが これはこれで読みやすくて面白かったと思います。 しかしやはり内容をもう少し盛って欲しかったなぁと言うのが 個人的な感想です。

Posted byブクログ

2017/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミステリーだと思い込んで買ったので、内容がちょっと違って残念 東野圭吾さん。自分でもあとがきで書いていますが、やっぱり エッセイよりミステリーの方が楽しいよねこの人の本は苦笑 ただトリノオリンピック、懐かしいなぁと思いながら読みました。私は結構冬季オリンピックも好きだけど・・・ それにしても荒川静香が金メダルとったのってそんなに前だったけと、改めて月日が経つ速さを実感。

Posted byブクログ