人を見抜く技術 の商品レビュー
たまに文章表現にとまどいを感じることはあったが、何か自分の中で大きな気づきが得られるポイントがいくつかあったのがよかった。
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全く響いてくるものがなく、理解できることもなく・・・。いつものことながら、自分の理解力、読解力の無さを痛感させられる一冊。 「見抜く技術」というタイトルから、氏の”どこに着眼するか”ということに興味を持って手に取ったが、ついぞ理解することができなかった。あまり細かいところを挙げる...
全く響いてくるものがなく、理解できることもなく・・・。いつものことながら、自分の理解力、読解力の無さを痛感させられる一冊。 「見抜く技術」というタイトルから、氏の”どこに着眼するか”ということに興味を持って手に取ったが、ついぞ理解することができなかった。あまり細かいところを挙げるのはアンフェアだけれども、「タクシーの運転手とトラックの運転手では目の動きが違う」という氏の説明の際、「タクシーは客を探して目を動かしている」「トラックは運転席が高いから上から目線が身についてしまうのではないか」なんていう箇所を読むと、そこから氏の「見抜く技術」をどう理解すればいいのかが、全く分からない。そもそも、車を運転する人の目の動きを見るっていうこと自体が、相当ありえない状況だと思う。 読者のレビューを読むと「響いた」「すごい」というのが並んでいるので、やはり自分の読解力の無さを嘆くしかないのだが、個人的には、編集者の怠慢だと思う。本書が書き下ろしなのか、読み下ろしなのか・・・どのような形態で記述されたものなのか分からないが、編集者はもっと方向性をもって著者の話を引き出すべきなんじゃないかと勝手なことを考えた。 経歴から考えても、著者には「見抜く力」があるに違いないし、それを引き出すのは編集者の技術なのではないのか。一般論に終始させ、まとまりのないエッセイのようなもので売り出すのであれば、この表題はかっこつけすぎている。もちろん、それで騙される自分が悪いんだけど。 言い訳するわけじゃないけど、これまであまり特定の著作に対して悪いことを書いてきたつもりはない。でもこの本は・・・・・・やっぱり自分の読解力がないってことなんだろうな。反省。
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心に刺さりそうなのに、すっと入ってこない。 書き方の問題なのかな? 本を読むのではなく、著者に直接お会いしたい。
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するどい観察力である。さすが伝説の人、無敗を誇ったのも納得した。 自分のことを見透かされているように感じるところがあり、痛切に響くものがあった。性格をなおすのではなく、緩和するという考え方は面白い。
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『私が人生を学ぶのは”できる人”からではなく、”できない人”からだ。”できない人”を見て、「なんでできないんだろう?」と考え、そこから学んでいく。』 面白いことを言う人だな。 そう感じたその人の名は、桜井章一。この桜井氏が、60年間を超える人生で得た学び・・・人の観察眼につい...
『私が人生を学ぶのは”できる人”からではなく、”できない人”からだ。”できない人”を見て、「なんでできないんだろう?」と考え、そこから学んでいく。』 面白いことを言う人だな。 そう感じたその人の名は、桜井章一。この桜井氏が、60年間を超える人生で得た学び・・・人の観察眼について語っているのがこの本だ。 桜井章一氏は、知る人ぞ知る麻雀棋士だ。1960年代に麻雀の代打ち(ある人間の代理として麻雀を行う者)になり、20年間無敗のまま引退した、という有名な話がある。素人の私が聞いても、「そんな馬鹿な!?」という疑念が頭をもたげるが、そのような噂が広まるほど”強かった”ということなのだと解釈している。 そんな強者の話であれば、ぜひ、聞いてみたい・・・そう思うのが人間心理だ。 気軽に読める本なので、桜井章一氏を知っており、彼の人物像に興味が少しでも持てる人にはオススメだ。彼が何者か知らない人は、本に手を出す前に、とにかく彼が何者かを知ってほしい。テレビやインターネットで勉強し、もし興味があるな・・・と思えるなら、そのときは買いだ。 (書評全文はこちら→ http://ryosuke-katsumata.blogspot.jp/2012/08/blog-post_11.html )
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「伝説の雀鬼」こと桜井章一の人間観察眼が書かれています。 たとえば、人間の本質についてこんなことを書いています。 会社であろうが、なにかの集団であろうが、人は上に立つと譲らなくなる。逆にいうと、上に立つ人は譲らなくて済むから上に立ちたくなる。 上に近づけば近づくほど...
「伝説の雀鬼」こと桜井章一の人間観察眼が書かれています。 たとえば、人間の本質についてこんなことを書いています。 会社であろうが、なにかの集団であろうが、人は上に立つと譲らなくなる。逆にいうと、上に立つ人は譲らなくて済むから上に立ちたくなる。 上に近づけば近づくほど、社会的な地位や名誉、あるいは金銭などいろいろなものが増えてくる。そうなると割り込まれることも必然的に増えてくる。それを極力抑えたいがために、人はさらに上を目指すのだろう。割り込まれても譲らなくて済む高みを目指して。 しかし、人間はいつも自分のことだけを考えているわけにいかない。とくに上に立つ人間は、まわりの人間のことも考えなければならない。自分の仕事だけやりやすくなってもしょうがないのだ。集団としてやっていくには、まわりの人間の仕事もやりやすくしてやらなければならない。 そう思えば、そこに譲ってあげる気持ちが出てくる。私は、まわりから見たら譲らなくていい立場の人間かもしれないが、その場を少しでも楽しく、仕事をやりやすくしたいから常に譲る気持ちを持って生きている。 上に立つ人間にこそ、譲りの精神がなければならないと思う。これは、謙虚さを売れということではない。譲るところは譲ってやる。上に立つ人間は、それをごく自然にできるようにしないといけない。私が人間関係を柔軟かつ良好に保ってきたのは、この〃譲り〃の精神があったからにほかならない。 確かに、私が知っているリーダーたちを思い浮かべると「この法則」結構成り立っているよなぁと思います。すごく優秀ですごく一生懸命でもこれがないと人はついてこないというか、空回りしてそこより上に行けないというかそんな気がします。 # ちなみに、私はリーダーに向いてないしなりたいとも思っていないので観察するだけです。 他にも、 学問やそのほかのさまざまな専門分野を学ぶうえで、自分より知識のある人、もしくは自分よりその分野に深く関わっている人からものごとを教えてもらうのは当然のことだ。いわゆる〃できる人〃たちからいろいろなことを学ぶ。 しかし、それが〃人生を学ぶ〃ということになった場合、私はその学ぶ対象に〃できる人〃をけっして選ばない。私が人生を学ぶのは〃できる人〃からではなく、〃できない人〃からだ。「あの人がすごい」「あの人はいろいろなことを知っている」というように、世界には、いろいろな〃できる人〃がいるのだろうが、私はそんな人たちにはいっさい興味がない。生きていくうえで私に多くのことを教えてくれるのは〃できない人〃たちなのだ。 人は、あるレベルに達すると(達したと思っているのは本人だけだったりするのだが)、そのレベル以下の人からは学ばなくなる。学ぼうとするのはたいてい、「この人は自分より上」と判断した人からばかりだ。たいがいの人が〃能力のある人〃を敬っていくようになってしまう。でも私は、違う。〃できない人〃を見て「なんでできないんだろう?」と考え、そこから学んでいく。 初めに書いた謙虚さの話も、恐らくは〃できない人〃の振る舞いから学んだことなんだろうと思います。反面教師という言葉がありますが、確かに〃できない人〃の振る舞いを観察して「人間って、なんでこうなってしまうんだろう?」と考えることはとても有効なことだと思います。 それから、「私はその学ぶ対象に〃できる人〃をけっして選ばない」と書いてありますが、これは「選ばなくても自然にできる人のことは敬い学ぼうとするので意識する必要が無い」ということかもしれません。 と、このようにハッっとさせる言葉がたくさん詰まっていて面白かったです。 他のも読んでみようかな。
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麻雀の裏プロとして生きてきた人の、やや啓発ものっぽい一冊。随分とエゴイスティックな内容だが、親戚にもこういったオヤジがいた気がする。幼少期に間近で接していたら、多分に影響されていたろうと思う。
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伝説の雀鬼について知ったのは、 もう15年前くらいになるだろうか。 その頃は完全に麻雀にのめり込み、 雀荘へ毎日のように通っては、 見知らぬ猛者達と腕を競っていた。 で、その時に知った桜井氏は僕にとって まさに「伝説」であり、「別世界」の 人だった。 でも、この本を読んでい...
伝説の雀鬼について知ったのは、 もう15年前くらいになるだろうか。 その頃は完全に麻雀にのめり込み、 雀荘へ毎日のように通っては、 見知らぬ猛者達と腕を競っていた。 で、その時に知った桜井氏は僕にとって まさに「伝説」であり、「別世界」の 人だった。 でも、この本を読んでいると、桜井氏の 圧倒的な人間的深さと柔軟性に感銘を 受ける。 この方に惚れ込んでしまう人が山ほど いる理由がわかる気がする。 「臨機応変」 「適材適所」 「柔軟性」 これが勝負に勝つ為の三原則と いうことらしい。 意識したい。
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ははあなるほど、と思いながら読み進めた。 見抜くことができれば、見抜かないという選択肢を選ぶこともできる。 うまく体得し、使いこなしたいものである。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「性格ではなく癖を直す」 性格より癖の方が直しやすい。 「無茶苦茶から『苦茶』をとる」 無茶苦茶は他人に迷惑をかける。 「柔らかさこそ本当の強さ」
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