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夜は短し歩けよ乙女 の商品レビュー

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2841件のお客様レビュー

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2024/07/16

学生時代にアニメを見て、記憶に残っていたため手に取った。 個人的には1話目の李白との飲み比べの話が好きだ。 表紙の女の子が赤い服を着ており、かつ話中にリンゴとダルマが何度も出てくるため、作品のイメージカラーは赤色だと勝手に思っている。 そのためか1話目の飲み屋街を練り歩く話は、...

学生時代にアニメを見て、記憶に残っていたため手に取った。 個人的には1話目の李白との飲み比べの話が好きだ。 表紙の女の子が赤い服を着ており、かつ話中にリンゴとダルマが何度も出てくるため、作品のイメージカラーは赤色だと勝手に思っている。 そのためか1話目の飲み屋街を練り歩く話は、私の頭の中では千と千尋のパパとママが豚になってしまう赤い提灯のぶら下がる街並みが思い浮かぶ。 そんな街中で奇跡的なすれ違いを繰り返す乙女と先輩が非常に面白い。 また「言葉遣いが気に入らない」という感想を目にしたが、私はこの言葉遣いがあってこその本作だと思う。 確かに「オモチロイ」なんて言葉は使いも見たこともないが、そのような言葉遣いのおかげで、なんとなく煌びやかでガヤガヤとした良い昭和時代の世界が作り上げられる。 まぁ当方平成生まれなので昭和時代の世界は本か映像でしか知らないのですが…… 最後に、この本を読めば、飲み会がより楽しくなる気がする。特に上野みたいな下町飲み屋での飲み会がね。

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2024/07/16

「恋とはほど遠い大学生活を送る2人の男女。同じ大学に通うその女性に恋心を抱く彼は、先輩の結婚パーティーで偶然彼女を見かけ後を追う。彼女を追うたびに不思議な体験を繰り返す彼は、彼女をふりむかせ、華のない大学生活に終止符を打つことができるのか。 ハラハラドキドキの恋愛ファンタジーの世...

「恋とはほど遠い大学生活を送る2人の男女。同じ大学に通うその女性に恋心を抱く彼は、先輩の結婚パーティーで偶然彼女を見かけ後を追う。彼女を追うたびに不思議な体験を繰り返す彼は、彼女をふりむかせ、華のない大学生活に終止符を打つことができるのか。 ハラハラドキドキの恋愛ファンタジーの世界へぜひあなたも入ってみてください。」 (「大阪府立中央図書館 YA!YA!YA!べんりやん図書館」の紹介より)

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2024/07/15

京都に滞在しており、何となく京都が不思議な雰囲気をまとった町だと感じたことで本書の存在を思い出し、無性に読みたくなり、再読。 マジックリアリズムの世界と京都の町がよくマッチしている。 以前はマジックリアリズムを受け入れられなかったのだが、年を取ったからか突然その世界に触れてみたく...

京都に滞在しており、何となく京都が不思議な雰囲気をまとった町だと感じたことで本書の存在を思い出し、無性に読みたくなり、再読。 マジックリアリズムの世界と京都の町がよくマッチしている。 以前はマジックリアリズムを受け入れられなかったのだが、年を取ったからか突然その世界に触れてみたくなった。当時はファンタジーとごっちゃにしていたが、現実との境界を行ったり来たりするような独特の世界観は心地よさすら感じる。 そして、黒髪の乙女が何とも言えず愛らしい。キュンキュンしてしまう。 京都に実在するお店も出てきて、これまた楽しい。 以前(2017年)登録したのがハードカバーなので、文庫バージョンのこちらは改めて登録。

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2024/07/15

作者による自慰的な作品。 文章が気取っていて臭い。それが美しければ良いのだが、徹頭徹尾美しくもない。 こんな文章を称賛している者もまた「こんな文章を読んでる私って素敵でしょ」と、自慰をしているに過ぎないと感じた。読む価値なし。

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2024/07/13

恋愛に奥手な青年と天然純真な乙女による、大学生同士の恋愛(に至るまで?)を描いた青春小説、と言えばよくありそうな話ですが、とにかくこの作者の言い回しのセンスが卓越していて、一見堅苦しい単語が並んでると思いきや、物語の奇妙でシュールな展開と相まって、他の作品では見られないような実に...

恋愛に奥手な青年と天然純真な乙女による、大学生同士の恋愛(に至るまで?)を描いた青春小説、と言えばよくありそうな話ですが、とにかくこの作者の言い回しのセンスが卓越していて、一見堅苦しい単語が並んでると思いきや、物語の奇妙でシュールな展開と相まって、他の作品では見られないような実に面白味のある唯一無二の空気感を生み出しています。最初から最後までユーモアにあふれていて笑いながら読めるのですが、爽やかで微笑ましいラストで締めくくられていて、読後感も素晴らしかったです。京都好きならなおハマると思います。

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2024/07/11

ふふ!という気持ちで(笑いも口からもらしながら)ずっとリズミカルににやにや読めるのでやっぱり面白い。 なんとも不思議な達観した少年や古本店主のおじ様方。藤堂さん。黒髪の乙女、先輩、樋口さんや羽貫さん…なんとも個性的な面々。 自分の楽しみは自分で楽しめる自分というものが一貫した登場...

ふふ!という気持ちで(笑いも口からもらしながら)ずっとリズミカルににやにや読めるのでやっぱり面白い。 なんとも不思議な達観した少年や古本店主のおじ様方。藤堂さん。黒髪の乙女、先輩、樋口さんや羽貫さん…なんとも個性的な面々。 自分の楽しみは自分で楽しめる自分というものが一貫した登場人物がみんなとても好きです。 こんな世界で遊んでいたら楽しいに決まっているし、私も丸くて可愛きもの(達磨も恋心の籠もった象のお尻も林檎飴の造詣も)が好きだな!と思いました。 先斗町の夜、古本市、学園祭からの風邪騒動、ぐるりと輪のように繋がって、一人ずつの粒々が活き活きと跳ね回るのを見ているのはやはりとても面白かったです。

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2024/07/07

小説好きなら絶対に刺さるとか、独特な文章がコミカルで面白いとか。そんな前評判を目にしていたので、これを面白いと思えないとセンスがないんじゃないかと戦々恐々としながら読んだ。その上で勇気を持って感想を言う。 よく分からん笑。 確かに雰囲気は抜群に良い。京都の詳細な街並みだったり、程...

小説好きなら絶対に刺さるとか、独特な文章がコミカルで面白いとか。そんな前評判を目にしていたので、これを面白いと思えないとセンスがないんじゃないかと戦々恐々としながら読んだ。その上で勇気を持って感想を言う。 よく分からん笑。 確かに雰囲気は抜群に良い。京都の詳細な街並みだったり、程よいファンタジー要素だったり、世界観はたしかに魅力的。 だけど、ストーリーだったりセリフ回しが私には合わなかった。何より、ここ笑い所なんだろうなというシーンが悉く刺さらなかった。多分、笑いのツボが絶望的に合わないんだと思う……。 とは言っても、あくまで好みの問題レベル。流石本屋大賞2位の構成と文章力。客観的に良い作品なのは間違いない。

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2024/07/05

「黒髪の乙女」のことは、読んでいて、可愛いくて好きになったし、先輩の頑張りを自分のことのように応援していた 特殊な世界観だったけど、没入できたし、素晴らしい作品だと思った

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2024/07/04

オススメされて読んだ本。登場人物の入れ替わりが難しくて、あれ?って思うことが何度かあったけど、お互いの気持ちが交差していて、とても楽しい気持ちになった。出会いを大切に、小さな好機を逃さず、コツコツ頑張ろうと思える本!

Posted byブクログ

2024/06/13

知ってる場所か多く出てきて風景が鮮明に脳裏に浮かんでくるので内容は親しみやすかった。だかしかし、古風というか普段読みなれないので表現が多くそちらのほうが読んでいて楽しく勉強になった。

Posted byブクログ