この世でいちばん大事な「カネ」の話 の商品レビュー
西原理恵子さんは有名なので知ってはいたけど文章を読んだのは初めてでした。 第一印象は、とっても読みやすい。 言葉のリズムがうまい。 そのリズムの中で、シビアな内容。 作者のような貧乏というのは経験していないけど、お金は大事。それはわかる。 「自分探しの迷路は、「カネ」とい...
西原理恵子さんは有名なので知ってはいたけど文章を読んだのは初めてでした。 第一印象は、とっても読みやすい。 言葉のリズムがうまい。 そのリズムの中で、シビアな内容。 作者のような貧乏というのは経験していないけど、お金は大事。それはわかる。 「自分探しの迷路は、「カネ」という視点をもてば、ぶっちぎれる」 この手書きのタイトルと章が好きでした。 巷でよく聞く「自分のやりたいことがわからない」人へのアドバイスに「金とストレス」「金とやりがい」の真ん中に落とし所を見つけたらどうか、という部分が好き。 ほどほどに稼いで、ほどほどに楽しめる そんな仕事を見つけたいです。
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西原さんは、私の好きな作家である清水さんと一緒にサンデー毎日で連載を持っていたところから作品を目にするようになった。 この本、簡素な文体であるけれど、いろいろ考えさせられた。家族をもっと大事にしようと思う。
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著者の西原さんは、麻雀漫画の連載でも知られるギャンブラー。学生のときから愛読してましたが、ちょっときれいな外見とはかなりミスマッチなキャラクターでユニークな人。本書を読むと、このキャラクタがいかにして作られたか良くわかる。いやはや、このたくましさ、見習いたい。
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う〜ん。一番大事な金についての本音の話。児童向けに書かれているけど、大人にも十分あてはまる。なかなか子供向けにはここまで正直には金について大人は話さない。学校でも金については避けて通る。それで、金にハマる大人が多く出るのかな。
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お金っていうのは、本当に関わり合いたくはないかど、関わらなくてはいけないもので、それで心が苦しくなったり死んじゃったりする人もいる。特に心に残ったのはおごられる問題のところ。おごられるとラッキーと思うけど、ちょっと意識を新しくした。
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お金を稼ぐということは、自由を手に入れること! 私は中流家庭で育って、物欲もあまりなく、賭け事もせず、貯めようと構えなくても貯金できてるような生活を送ってきた。 しかーし! 世の中には、貯金がなくても気にならない、我慢できなくて買いたいもの買って、いくら遣ったかもわかんなくなっ...
お金を稼ぐということは、自由を手に入れること! 私は中流家庭で育って、物欲もあまりなく、賭け事もせず、貯めようと構えなくても貯金できてるような生活を送ってきた。 しかーし! 世の中には、貯金がなくても気にならない、我慢できなくて買いたいもの買って、いくら遣ったかもわかんなくなってさらに散財散財!挙句に、人からも借りてました、みたいな人がいるのよね。うちのダンナみたいにね。…という身内の恥を晒しましたが、そうなって初めて身に染みたのです、お金の大事さを。 そんな時だから、サイバラさんの言葉が入る入る(笑)。 お金に困ってないからこその愛だし、余裕だし、自由だし、幸せなんですよ。 サイバラさんの経験から見えた、貧乏の現実、ギャンブルというもの、その良し悪し、そして働きたくなるよな意欲喚起まで、お金というものさしを使って、シンプルで筋の通った考え方を教えたいただいた。 今後生きていく中で、節目節目で読み返したいような、教科書にしたいような、なにはともあれダンナに読ませたい!そんな一冊。 専業主婦はものすごい賭けだよ、奥さん! 私も早急に稼ぎ口を見つけねば。
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貧困から抜け出せない負のループ。 抜け出すのは希望。 お金を稼ぐこと。 働くこと。 貧しさを経験したことのない人には 貧しい人の気持ちがわからない。 そこから生まれる格差。憎しみ。 やりたいことが分からなければ 我慢とお金の重さを比べる。 それでもわからなければ 人に喜んでも...
貧困から抜け出せない負のループ。 抜け出すのは希望。 お金を稼ぐこと。 働くこと。 貧しさを経験したことのない人には 貧しい人の気持ちがわからない。 そこから生まれる格差。憎しみ。 やりたいことが分からなければ 我慢とお金の重さを比べる。 それでもわからなければ 人に喜んでもらえること。 幸せとは働くこと。 働くことが宗教。働くことが私の神様。
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小島慶子がすすめてたので読んでみたが期待していた内容ではなかった。お金の大切さを語った自伝本。西原さんって苦労人だったんだね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何のために生きるのか。10代の子供のような疑問にぶち当たっている時にこの本を読んだ。 将来に希望はない。もちろん自分自身を大事にしてやることもできない。朝起きて、日銭を稼ぐために部屋を出て時間を切り売りして帰ってくる。生きるためには食べなくてはならないし、食べるため、生きるためには金が要るから金を稼ぐ生活だ。 働くことに夢なんかまったくなくて連鎖する寂しさが嵐のように襲ってきてもそれを素知らぬ顔で乗り越えなくてはならない年齢になってしまっていた自分にとってもっと早くのこの本の、いやこの考え方の存在を知りたかった。 こんなに大切な「カネ」の話なのに、学校では何一つ教えてくれない。家庭でも「話しづらい事」と扱われる。本当は大切で生きるために必要不可欠な話なのに。将来、学校を出たら職業に就くことは幼いころからなんとなく「将来何になる?」と聞かれるのに、働くことの対価である「カネ」の話は世の中ではなかなかされない。もっと話されるべきだ。 ただ、朝出かけて行って、夜にへとへとになって帰ってくるそれだけの生活を送るのに疑問を持った時にこの本を読めてよかったと思いたい。
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貧困と暴力。想像もつかないような世界で育ってきた筆者の人生観が描かれている。 特にこころに残った言葉: 自分のことを過大評価していると、せっかくのチャンスを逃してしまう = 食わず嫌いは損
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