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ティファニーで朝食を の商品レビュー

3.9

365件のお客様レビュー

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2024/09/22

私もきっと多くに漏れず 映画からこの本を知った1人です。 ホリーの生き様に 小さい頃から憧れ、 いつか完璧な王子様と出会えると おもっていました。 先日、親友と酒を飲みながら 「自分がずっと手に入れたかった〝完璧な恋愛〟なんて、きっと存在していない。完璧な人がいないなんてわか...

私もきっと多くに漏れず 映画からこの本を知った1人です。 ホリーの生き様に 小さい頃から憧れ、 いつか完璧な王子様と出会えると おもっていました。 先日、親友と酒を飲みながら 「自分がずっと手に入れたかった〝完璧な恋愛〟なんて、きっと存在していない。完璧な人がいないなんてわかっていて、それでもあなたといたいなんてぼやいて、完璧な恋愛はどこにもないんだ。」 という考えに至りました。 なにかキラキラしている不確かなものを だれに求めていたんだろう。 なぜこの作品が好きかは説明できないし 正直上手くお薦めもできないです。 ただ、深くソファに沈んで、スウェットとコーヒーとすっぴんで読むのが大好きな聖書です。

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2024/09/21

ティファニーの社長が、昔テーブルマナー本の宣伝のために書店の人たち向けに会議室を臨時食堂に変えてご馳走した、って後書きの話が1番わくわくしたな。オードリーヘップバーンはいなかったらしいけど。 「ある晴れた朝、目を覚まし、ティファニーで朝食を食べるようになってもあたし自身というも...

ティファニーの社長が、昔テーブルマナー本の宣伝のために書店の人たち向けに会議室を臨時食堂に変えてご馳走した、って後書きの話が1番わくわくしたな。オードリーヘップバーンはいなかったらしいけど。 「ある晴れた朝、目を覚まし、ティファニーで朝食を食べるようになってもあたし自身というものは失いたくないのね」 「ら女は口紅をさしてからでないと、こういう手紙は読まないことにしてんのよ」

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2024/09/18

映画では有名だけど、まだ見たことはない。 ただ主役のオードリーだけは頭にある。 だからはじめは、顔がチラついて集中できなかった。でも読んでいくうちにそれもなくなり、自分なりのホリーが動きまわった。若く、可愛らしく、いきいきと、今を精一杯思うがままに! 「何年かあとに、何年も何年も...

映画では有名だけど、まだ見たことはない。 ただ主役のオードリーだけは頭にある。 だからはじめは、顔がチラついて集中できなかった。でも読んでいくうちにそれもなくなり、自分なりのホリーが動きまわった。若く、可愛らしく、いきいきと、今を精一杯思うがままに! 「何年かあとに、何年も何年もあとに、あの船のどれかが私をここに連れ戻してくれるはずよ。私と、九人のブラジル人の子供たちをね。 どうしてかといえば、そう、子供達はこれを目にしなくてはならないからよ。この光と、この川を。私はニューヨークが大好きなの」 今でもたぶんホリーは、どこかの街で、動きまわっている。それは、ブラジルかもしれないし、ニューヨークかもしれない! 読んだあとなぜかわからないが爽やかな風が吹いているような気分になりました。

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2024/09/07

ティファニーで朝食をという有名作品の文庫版ですが、私は洋書はあまり合わなかったかもしれません。 好きな方には申し訳ありません。批判をする気は一切なく、私には合わなかったということを知れたので備忘録として残しているだけです。

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2024/08/26

「ライ麦畑でつかまえて」や「グレート・ギャツビー」に似てるなって思った。 ‘彼女な本物のまやかしだからね。彼女は自分の信じている紛い物を、心底信じているんだよ。あの子をそこから引きはがすことは、誰にもできやしない。’ あったかい毛布のような、純真無垢なイノセンスの世界があった...

「ライ麦畑でつかまえて」や「グレート・ギャツビー」に似てるなって思った。 ‘彼女な本物のまやかしだからね。彼女は自分の信じている紛い物を、心底信じているんだよ。あの子をそこから引きはがすことは、誰にもできやしない。’ あったかい毛布のような、純真無垢なイノセンスの世界があったら良いけれど、きっと世界のどこにもないんだろうな。表題含め、どの話も切なかった。 大人とは、裏切られた青年の姿である、まさしく。

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2024/08/22

村上春樹氏訳の名作。カポーティの冷血は読んだことがあるがまた違った感じだった。 映画のイメージが強く自分は見たことはないが、村上春樹氏の解説では主人公のキャラクターは違うとのこと。確かに髪の色はブロンドと形容されており、オードリー・ヘップバーンの見た目とは違うことが分かる。 古典...

村上春樹氏訳の名作。カポーティの冷血は読んだことがあるがまた違った感じだった。 映画のイメージが強く自分は見たことはないが、村上春樹氏の解説では主人公のキャラクターは違うとのこと。確かに髪の色はブロンドと形容されており、オードリー・ヘップバーンの見た目とは違うことが分かる。 古典的な作品ということもあり、ストーリーはどこかで見たことある展開だった。それでも引き込まれるのは作品として残り続けている魅力なのだろう。

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2024/07/27

3.7 カポーティは、無垢な魂と自由な生き方を表現した作家。映画とは、全く違った内容。イノセンスを喪失しないで生きていくこては、できない。だから、イノセンスな頃を忘れずに生きて行こうとしてしまうなかな。

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2024/07/25

やっぱり小説は良いなあと思った。 作品自体の内容や心地いいリズム感もあるが、 読み終わったあとに煙草を吸いながらホリー・ゴライトリーのその後、人間性、雰囲気、容姿、仕草等々を考える。 その時間があるだけでこの本を読む価値があると思える。

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2024/07/19

PREMIUM COVER2023できれいなティファニーカラーの装丁に惹かれて買った本。 「ティファニーで朝食を」は有名だし、オードリー・ヘップバーンが主演ってことはもちろん知っているけれど、映画は一度も観たことがない。なので全くどういう話なのかも知らないまま読んだ。訳者あとが...

PREMIUM COVER2023できれいなティファニーカラーの装丁に惹かれて買った本。 「ティファニーで朝食を」は有名だし、オードリー・ヘップバーンが主演ってことはもちろん知っているけれど、映画は一度も観たことがない。なので全くどういう話なのかも知らないまま読んだ。訳者あとがきを読んで、確かに映画を観たことがない私でもホリー・ゴライトリーのことを考えるときにオードリー・ヘップバーンの顔を思い浮かべたので、映画の影響はすごいと思った。でも、私が思うホリー・ゴライトリーを作って想像しながら読んだので、映画を観る前に読めて幸運だったかもしれない。訳者あとがきにも「できることなら映画からなるべく離れたところで、この物語を読んで楽しんでいただきたい」と書いてあった。トルーマン・カポーティはオードリー・ヘップバーンが演じるホリー・ゴライトリーは気に入らなかったかもしれないけれど、映画はどういう感じになってるのか気になったので観てみようと思う。 「ティファニーで朝食を」以外に3つ短編が入っていた。私は1番「クリスマスの思い出」が面白く感じた。貧しいけれど2人(クイーニーも入れてプラス1匹)は幸せに仲良く暮らしていた。最後はあっけなくみんなバラバラになってしまい、楽しい夢から醒めたように切なく、悲しかった。

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2024/07/16

読みだすと止まらなくさせる文章の天才。 私は花盛りの家とクリスマスの思い出も好きでした。どれもハッピーエンド、すっきりとした終わりではないものの、ため息を吐いて浸りたくなるようなラストでした。 ティファニーで~のホリーはとっても魅力的なキャラクターでした。当時の時代背景ももっと勉...

読みだすと止まらなくさせる文章の天才。 私は花盛りの家とクリスマスの思い出も好きでした。どれもハッピーエンド、すっきりとした終わりではないものの、ため息を吐いて浸りたくなるようなラストでした。 ティファニーで~のホリーはとっても魅力的なキャラクターでした。当時の時代背景ももっと勉強したい。 訳者のあとがきを読むと原文で読んでみたくなる作品です。

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