予想どおりに不合理 の商品レビュー
素晴らしいの一言。読み直したい。 行動心理学から哲学的な発想までつながっているのがよい。 前向きな心理学ってないよなぁ。なぜ病気ばかり相手にするのか。
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やばい感動!というか発見。 経済学の大前提である「人は合理的に行動する」。 果たしてこれはほんとうか? ・場所の違いによる、金銭感覚の変化 ・相対的に値段を決定している
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一般的な経済学と、それを構成している自分に期待されている 前提の矛盾は、どの方でも感じているはず。 その一つの答えが、この本で書かれている「行動経済学」で ある訳ですが、理論と言うレベルでは無く、実検証から導かれて いるレベルです。(なので、~学とついて良いのか?疑問です) です...
一般的な経済学と、それを構成している自分に期待されている 前提の矛盾は、どの方でも感じているはず。 その一つの答えが、この本で書かれている「行動経済学」で ある訳ですが、理論と言うレベルでは無く、実検証から導かれて いるレベルです。(なので、~学とついて良いのか?疑問です) ですが、逆に納得出来る部分が多いのが、この本の本質。 兎に角、面白い本である事には変わりなく、自分の視点を広げる 手助けに、確実になると思います。
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この本は、人の決断が実は様々なものに影響を受けて、不合理に行われていることを証明した行動経済学書。人は合理的に行動することを前提とした経済学を否定した考え。あぁ、この本の影響で行動経済学にはまりそう。
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2011.1.21 ・相対性 ・二つの規範・・・社会規範と市場規範 ・チャンスがあると、ちょっとした不正を多くの人がはたらく ・他校のユニフォームや十戒の影響 ・ゼロの魅力 ・アンカーの影響
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行動経済学とはなにか的な入門書でしょうか。 普通の経済学では人間は常に理性的であり、決断はすべて情報をもって、合理的に行うという。 しかし、行動経済学では、人間の心理学に基づいており、 人は身近な環境から影響されやすく、関係のない感情や浅はかな考えなどさまざまな形の不合理性に影響...
行動経済学とはなにか的な入門書でしょうか。 普通の経済学では人間は常に理性的であり、決断はすべて情報をもって、合理的に行うという。 しかし、行動経済学では、人間の心理学に基づいており、 人は身近な環境から影響されやすく、関係のない感情や浅はかな考えなどさまざまな形の不合理性に影響されやすい。 それをいろな例を実証しており、科学的な接近で解説(仮説をたて、実験により証明する)している本。 けっこう面白かった。
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オモロイ。おもろすぎる。目次だけでも笑える。しかも賢くなる。久々に一家に一冊本(笑) 皆知りたいでしょ?たとえば「ばぜ楽しみでやっていたことが、報酬をもらったとたん楽しくなくなるのか」 買うしかない、まちがいない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人間がどのように意思決定し行動するかを追求する「行動経済学」「判断意思決定科学」が存在する。心理学と経済学の面をもつ行動経済学は「合理性」を基本概念とする従来の経済理論と比べ、完璧ではない理性を持つ人間の不合理性を扱う。そしてその不合理さも「予想通り」である。 アダム・スミスによると、人間はあらゆる選択肢に直面したときにすべての価値を計算した上で合理的な判断を下す。もし間違えた場合も「市場原理の力」がかかり正しい道に戻すようにできている。しかし、実際の日常生活の中では不合理な行動をある程度規則性をもってとっている。 人間ははるかに不合理である。失敗も繰り返す。身近な環境や関係ない感情から余計な影響を受けやすく、先のばしもする。貯金もうっかり崩してしまう。だが、その不合理さは無差別ではなく、規則性があって予想することも可能だ。これらを踏まえた上で、対策を練るべきである。 自分が何の力で動かされているかほとんどわかっていないゲームの駒でしかない。自分が舵を握って自分自身でコントロールしていると考えているが、それは自分がどんな人間だと思いたいか、という願望にすぎない。様々なことに影響を受けているのに、つい過小評価してしまう。 いつどこで間違った決断をする恐れがあるかを理解しておけば、自分の決断にもっと慎重になれるし、弱点の克服も可能になる。企業や政策立案者も考え方を改めてみても良いのではないか。
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行動経済学の啓蒙書です。行動経済学の入門的な書籍は少なくありませんが、本書は著者と共同研究者の実験成果に基づいて斬新な感じがします。数々の身近な実例によって人の意思決定が予想以上に不合理であることの明らかにしていきます。著者がこのような分野に興味を持つようになったのは、若いころに...
行動経済学の啓蒙書です。行動経済学の入門的な書籍は少なくありませんが、本書は著者と共同研究者の実験成果に基づいて斬新な感じがします。数々の身近な実例によって人の意思決定が予想以上に不合理であることの明らかにしていきます。著者がこのような分野に興味を持つようになったのは、若いころに瀕死の重傷を負って長期の入院生活を送るという体験に基づいているとのことです。「予想通り」というタイトルはちょっとしたシャレでしょう。数式やグラフもないので、難易度は低いです。 しかし、すでに増補版がでてきるとは…(2章付け加わったらしい)。
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経済学では人は合理的に行動とすると仮定してすべての議論を始める。 しかし、実際は人間は決して合理的に行動していないことが多い。 本書はそんな予想どおりに不合理に行動する人間についての実験考察を簡単にまとめた行動経済学の入門書だ。 こんな書き方をするとお固く感じるがたとえ...
経済学では人は合理的に行動とすると仮定してすべての議論を始める。 しかし、実際は人間は決して合理的に行動していないことが多い。 本書はそんな予想どおりに不合理に行動する人間についての実験考察を簡単にまとめた行動経済学の入門書だ。 こんな書き方をするとお固く感じるがたとえばこんなゲームを考える。 2人が交互に100円を分け合う。 一人がわける金額を提示、もう一人がそれに対して受け入れるか受け入れないかを決める。 受け入れた場合は提示された金額をお互いもらい。受け入れない場合はどちらももらえない。 役割を交互に交代する。 たとえば、相手が「自分は99円、あなたに1円をわける」といった場合、合理的な人間なら受け入れるという選択をするはずだ。(もし受け入れないなら1円も手に入らないからだ。) しかし、実際にこのような提案をされた場合、ほとんどの人は受け入れないを選択するだろう。 このように人間は合理的に見えてそうではない面がたくさんある。 これは単に経済学だけの問題だけではなく、ビジネスにおいても一考に値する問題である。人の行動特性を理解したうえで、狙って予測どおりに不合理な状況を利用することができれば大きなリターンが得られるかもしれないからだ。 予想どおりに不合理な行動 ご飯を食べる時に他の人が注文した料理を自分も食べたいのにあえて違う料理を選択する。 自分の所有しているものに対して過大に評価をする。 中身は変わらないのに値段の高い薬の方が効くように感じる。などなど
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