予想どおりに不合理 の商品レビュー
経済学が合理性を追求するのに対して、いかに人が不合理かを暴いていく本。買い物や様々な衝動に活かしたい。
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”いかに人間が合理的であるか”という経済学の原理原則に対して、いかに人間が非合理的な生き物で、しかも非合理的な行動は予想された規則性に従って行われる、ということを、実験の結果によって語るという本。 お金や消費活動において、人間がどんな行動をするのか気になるな〜という疑問を持って...
”いかに人間が合理的であるか”という経済学の原理原則に対して、いかに人間が非合理的な生き物で、しかも非合理的な行動は予想された規則性に従って行われる、ということを、実験の結果によって語るという本。 お金や消費活動において、人間がどんな行動をするのか気になるな〜という疑問を持っていたときに、職場の方から紹介をしてもらって読んでみました。初心者向けということもあり、読みやすかったです。読み進めるたびに「あるある」話がたくさん。 読んでて思ったのは、経済学の発想に限らず、サービスを作ったり、何かビジネスをくもうとする時、私たちは人間が合理的に動くと考えがちかもしれません。が、人間は感情や相対性、社会状況に大きく左右される。 けれども、私たちは、お金や消費が絡む時の自分の行動を、そうでない状況のときに予想することは難しい。 非合理的な自分たち、または消費者と向き合うためにどうすればいいのか、を考えさせられる本でした。
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人は合理的に行動するのだろうか?少なくとも今までの経済学ではそう考えられてきていた。この本ではタイトルからも伺えるが、人の行動は合理的ではないということを様々な実験結果から証明する。語り口はとても面白く、わかりやすい。 心理学と経済学を学んでいる人はもちろんだが、とりわけビジネ...
人は合理的に行動するのだろうか?少なくとも今までの経済学ではそう考えられてきていた。この本ではタイトルからも伺えるが、人の行動は合理的ではないということを様々な実験結果から証明する。語り口はとても面白く、わかりやすい。 心理学と経済学を学んでいる人はもちろんだが、とりわけビジネスマンに読んでほしい。価格の決め方から、意思決定に関わるバイアスなどどれもビジネスの現場で役に立つ話ばかりだ。 ---------------------------- 内容:★★★★★ 平易性:★★★★★ 簡潔性:★★★★☆
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経済学関連で初めて読んだ本。 経済学では人間が必ず合理的に行動し利益の最大化を目指すと考えられていて、 経済行動学では人間の行動は不合理でしかもそれを予想できると考えられている。 いろいろな実験を通して経済行動学の考え方が正しいと説明していて、とてもおもしろかった!
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行動経済学が読みやすく紹介されている。内容はとても刺激的。ビジネスマンの教科書にしてもいい。我が身を振り返れば、選択は悲しいぐらいに操られている気がする、、、
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人間の不合理かつ不利益な瞬間的行動を、広範な実験を基に考える。 自身の行動を省みると共に、ビジネス視野を多角的にさせてくれる、刺激的な一冊。
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「善良」な人でも、現金から一歩離れると不正を働くハードルが一気に下がってしまうことを示した、代替貨幣を使用した実験は非常におもしろかった。 著者も主張しているように、このことは自分ごととして十分に認識しておこうと思う。 そのほか、「無料」の持つパワーや、「市場規範」と「社会規範...
「善良」な人でも、現金から一歩離れると不正を働くハードルが一気に下がってしまうことを示した、代替貨幣を使用した実験は非常におもしろかった。 著者も主張しているように、このことは自分ごととして十分に認識しておこうと思う。 そのほか、「無料」の持つパワーや、「市場規範」と「社会規範」の関係の話が印象に残っている。
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行動経済学について興味があったので手に取りました。 内容は面白くてどんどん読み進めてしまいました。 著者のTED Talksの講演も視聴したことがあったので、第1章なんかは知っている内容だったりしたのですが、 最終的には、たくさん付箋のメモが貼られる結果となりました。 人間の...
行動経済学について興味があったので手に取りました。 内容は面白くてどんどん読み進めてしまいました。 著者のTED Talksの講演も視聴したことがあったので、第1章なんかは知っている内容だったりしたのですが、 最終的には、たくさん付箋のメモが貼られる結果となりました。 人間の不合理な選択について、いろんな面白い研究が紹介されているのですが、 文章は堅苦しくなく読みやすいです。 あるある、と思わされることがたくさん。 国が変わっても、知らず知らずのうちに人間は同じように「予想通りに不合理」な行動をとったりしてしまう、 というのが面白いなぁと思いました。 合理的な選択はできないのだ、ということを前提に自分の行動を考えてみると、 いろんな失敗や損失は減らせるのに…と思うのですが、 目の錯覚と同じように、頭でわかっていても、なかなか感覚的にそれを実行できない、 ということがたくさんあるんですよね。 ビジネスの場でも、プライベートでも、いろいろなところに応用できそうな内容が散りばめられているので、 何かの折に読み返していろんな応用ができたらいいなと思いました。
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実に良い。なぜ人間はこんな選択をするのか。人間の脳はその性能から様々な弱点を持っているのである。 実際落ち着いて考えれば、そんな意思決定にならない事は理解出来るのだが、そうしてしまう事例が多数ある。 また、予防医学や、政策決定において、行動経済学を踏まえると人の動きを制御できる...
実に良い。なぜ人間はこんな選択をするのか。人間の脳はその性能から様々な弱点を持っているのである。 実際落ち着いて考えれば、そんな意思決定にならない事は理解出来るのだが、そうしてしまう事例が多数ある。 また、予防医学や、政策決定において、行動経済学を踏まえると人の動きを制御できる部分には多くの人が関心を持つだろう。倫理的な問題はさておいて。 説得、交渉やマーケティングにも使える要素が沢山あるでしょう。
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