わが家の母はビョーキです コミックエッセイ の商品レビュー

中村ユキ【著】

2012/11/13

統合失調症についてマンガのような本。統合失調症というと大変なイメージがある人も多いが、本書を読むと、早期の対処が肝心で思いやりと共感の重要性を感じることができる。
病気には困難が伴うことも多いが、こんな風にプラスに捉えられたら素敵だと思う。

2012/08/13

私はこの本を読む前は「やはり当事者本人の言葉と家族と言えど第三者とは違うのだな。」と考えていたけど、読み終わったら「子どもの立場って、微妙に「当事者性」を帯びているんだな」って思うようになった。
これまでコーダって自分と同じ「聴者」だって思っていたけど「コーダは聴者だけどコーダ」なのかもなぁ～って思うようになった。
「当事者性」って自分とろう者の間に横たわる「橋のない川」だよなってずっと思ってきたけど、コーダはその川に浮かび流れている小舟なのかな？それとも「渡し舟」？
books225

2012/08/05

統合失調症は100人に1人いるありふれた病気なのに、その実態は知られていない。統合失調症の母を持つ作者が、母の治療の軌跡と闘病の注意点をコミックエッセイとしてわかりやすくまとめている。家族の側から統合失調症を見つめた貴重な作品。

2012/06/17

この前ＮＨＫの特集で精神疾患者の家族について取り上げていたときにこの本を紹介されていたものでさっそく買ってみたのですが自分も母親も統合失調症でタイプは違いますがでもこんな感じだったなと思いながら読んでいました。自分は家族でもあり統合失調症ではないけど当事者でもあるので周りの人にはものすごく面倒をかけていて大変だと改めて感じました。。難しいですね・・・。

2012/06/07

統合失調症のお母さんとの生活を描いたお話です。作者さんの学生時代のお話が結構さらりと描かれていますが壮絶です。理解を深めるには良いご本だと思います。

2012/04/11

統合失調症の母親を持つ娘さんが描いた漫画。
家族の視点から病状が描かれていてわかりやすい。
当人や娘さんに病識がなかったことや、適切な治療を受けていないのは、2〜30年前だと仕方ないのかな？
壮絶な陽性症状の描写がすごい。
作者さんの旦那さんがとてもいい人で、ホッとするオチになっているのがよかった。

2011/10/01

図書館で棚にあった、言葉には聞くけど、実際はよく知らない統合失調症について書かれた本書。病名から、難しそうな内容の本だろうと、普段ならスルーしてしまうけど本書はマンガでスラスラ読めて、興味深かったので借りてみました。

1時間程度で読めてしまいますが、その割に内容は大変興味深く、知識も全くない人が読んでも有益な一冊だと思います。

メンタルの病気の内、うつ病はすっかりメジャーというか、広く周知されるものとなりましたが、統合失調症はほとんど世間に知られていないのではないでしょうか。

統合失調症を患って20年以上になる著者の母と、それを見守る娘さん（著者）の懸命に生きた半生、そして母娘の辛さに寄りそい、力強く支える旦那さんの存在（逆境時にこのようなパートナーが存在するのは大変な幸運だなと感じます。）が大変印象深いです。

統合失調症への偏見や無知をなくすために、そして病気に悩む人への接し方の一助として本書は是非お薦めしたいです。

2011/08/29

数年前に購入した本。
統合失調症についてよく分かる一冊。
といっても、症状の一例に過ぎないので要注意！
人によって症状は違うので、偏見を持たないようにしましょう。
ちなみに２もあります。

2011/06/19

統合失調症について簡単に知りたいと思い、選んだ一冊。
実の母親が統合失調症を発症。その時わずか４歳の著者が３１年間、共に母と過した闘病記をマンガで明るく表現。そのおかげで深刻な状況も読む側は重苦しさを感じずに抵抗無く読める。
意外に身近なこの病気について偏見も無く、正しく理解が出来るのがとてもいい。

2011/03/05

誰にも助けてもらえず、小さい時から一人でお母さんの病気に向き合い、つらい思いをしてきた著者。ページをめくればめくるほど、胸が詰まる思いだった。そんな著者に良き理解者が現れたのは本当に良かった。これまでコミックエッセイをばかにしていたけど、この本は下手な小説を読むよりよっぽど胸にこたえた気がする。