探偵伯爵と僕 の商品レビュー

森博嗣【著】

2009/10/12

珍しい子供目線の視点。始めの方は、はやみねかおるのような文章。
作文のような文章でしたが途中からやはり森さんだなあと。
小さい子から言われた一言にどきっとすることがあります。
森さんの文章だからこのような作品になったのでしょうね。
この小説から入る人は、
森さんの作品をまた違った目線で読んでいくのでしょか。

2009/10/15

森博嗣さん導入編
新刊コーナーをうろついていたらきれいな表紙に思わずひかれて購入
文章は子供の日記という形式で書かれていて、ほのぼのした話なのかなとか思っていたらとんでもない
友達が一人、またひとりと消えていく、立派な推理小説だった
小学生の自分が感じる素朴な疑問がまたおもしろく、いろいろなものが詰まった、とても良質な作品だった
最後の最後に、背筋が冷えた
ここまで考えていた作者に感服します

2009/10/04

子ども目線の意見が鋭いですね。これまでの作品にも色んな問題提起やハッとするセリフがありましたが、犀川先生や真賀田博士が発するものと比べて現実的な感じ。伯爵の言葉にも通じるものを感じますが、こういう書き分けが森博嗣のうまさだなと思います。最後の最後で煙に巻いてしまうのも森博嗣流ですよね。意見が別れそうな作品だと思いますが、個人的には好きな作品です。

2009/10/04

書き手である主人公視点で綴られる物語の調子がリアルで、なんだかちょっと笑ってしまった。
書き出しの部分みたいなこと、私も小学生のとき作文で書いたことあります＾＾；
小学生の読書感想文みたいな文体が、かえってミステリの特異さを浮き立たせているように思えました。

あと伯爵のキャラクターが好きです。

2009/10/04

途中からだんだんと雲行きが怪しくなってきた。子供だましかと思いきややっぱり森博嗣だった。子供が出来たら読ませようかな…やっぱやめとこ。解説がアンガールズ田中でビックリ。

2009/10/04

友達から借りた本。

スカイクロラシリーズを読んでいた私にとっては、
雰囲気の違うこの本は新鮮だった。
チャフラさんがなんとなくツボ。

2009/10/04

装丁に惹かれました。
ＣＤジャケ買いは勇気が入りますが、本表紙買いは割としてしまいますね。
鈴木成一デザイン室というところに弱いようです。
どんな人物が語り手であっても、やはり思考回路が理系っぽい。
文系・理系という分類なんて無意味なんでしょうけど。
相変わらず文章が澄んでいます。

2021/12/29

なんというか、本当に大人の人が書いたんだろうかと思うほど、子供の視点で書かれていました。
私も子供だった頃があるのに、気が付けば自分は何を考えていたのか、なにを疑問に思っていたのかはすぐに忘れてしまいます。
この小説は、とてもたくさんの疑問が飛び交っています。このことに関して、どうしてこんな風に考えるんだろう、と不思議になりますが、けれど、子供の心の中の言葉を見ていると、そう考えるのが当たり前の流れのように思えてくるから不思議です。
内容はミステリーで、結局、最終的にあまりいい結果とはいえないのですが、全体的に温かい雰囲気に包まれていて優しい文章です。
読み終わった頃には、自分も子供に戻れたような気がします。

2009/10/07

最新作を読んでみたが・・・
現実的な小説
小学生の読書感想文用の本みたいなイメージ

現実的すぎてもぶっ飛んでてもいけないのか。。。
小説は難しい。。。

2009/10/04

ちょっとノスタルジーな感じがする小学生のお話。
小学生を狙った事件とそれを解決するために動く探偵伯爵。
探偵伯爵が格好いいです。
幼い子どもが狙われる事件はとても悲しいです。