日暮らし(上) の商品レビュー

宮部みゆき【著】

2012/08/08

やっと読めました！
最初からすぐ図書館で予約するんだった。予約してすぐに借りられました。

上巻は「ぼんくら」にて脇役に徹した人たちをメインにすえ書いたその後のお話オムニバス、と言った風でした。

どのお話もそれぞれに趣が違い、かつどのお話にも表題テーマがさらりと書かれている辺り巧いなあ、とうなります。

生々しいまでの人間臭さを描き出しながらも愛嬌のある憎めない主人公たちも同時に見せる。感心する他ありません。

結局恐ろしいのは人なんですね。

短編集なので気軽にサクサク読めますし、上巻としてエンジンをあたためるのにイイ具合だと思いますよ！

おとよと言う娘が登場するのですが、私の中ではタレントの千秋ちゃんの顔が浮かんでやみませんでした。きょとん顔はかわいいと思います。

器量良し、気立て良し、勝ち気、柔和、馬面、凡人・・・この辺のバランスも丁度いいと思います。美形ばかりでないところがリアルで好きですね。

煮物だお惣菜だ食べたくなっちゃいました。

2012/06/25

江戸モノ「あかんべぇ」の続編。宮部さんの本は図書館でも常に貸し出し中になってて、人気なのがよくわかります。
上巻の「子盗り鬼」はストーカーに悩まされる女の人の話で、展開にめっちゃハラハラしました。
シリーズで映画化しても面白そうな作品。

2012/10/18

『初ものがたり』から入った作品でしたが、その次は『ぼんくら』からだったのですね。

この作品は中巻から始まる本編への序章って感じ。

特に『子盗り鬼』と佐吉さん夫婦のお話（題名忘れた）が本編と一番関連が強いです。

2012/05/26

普段小説読まないのですが旅行のお供に連れていきました。

ぼんくら読まずに読んでしまい、、、今レビューを見て知りました。続き読んでから、ぼんくら戻ろう。

現代語のものしか読まないせいか、すごく時間かかったけど、短編小説みたいな印象。

2012/03/23

うん、丁寧な書き込みにうっとり。

この前の作品である「ぼんくら」読了からかなり時間も経ったので、
すっかりつながりは忘れてしまったが、それでも面白かった。

特にこの上巻は、それぞれ別の登場人物からの視点からのストーリーが綴られるので、
とっても読みやすく、大満足。

え、このままで上・中・下と進むの？？
と思ったけれど、今読んでいる中はほとんど、ひとつの話。
しかもこの上巻で綴られたすべてのストーリーがきちっと、
主人公を通じてつながる長編が待っている。

さすがの宮部ワールド。ささ、次を読まなくちゃ。

2012/03/03

「ぼんくら」の続編。

一話一話の他愛ない話が、実は大きな流れとなっているという構成は前回と同じか。

弓之助の利発さに、さらに磨きがかかってきた！！

2012/02/26

宮部みゆきさんの「日暮らし」上巻を読んだ。こちらは「ぼんくら」の続編で、お馴染みの同心・平四郎と超美形の弓之助が事件解決に走り回る。他にも植木職人の佐吉、おでこの悩み、お徳の商売敵など、気になるその後が描かれてます。
中巻から物語がどう動き出すか楽しみ。

2012/02/02

短編４作。「嫌いの虫」は佐吉さんを思うお恵さんの気持ちがかわいくてほっこり。どれもべつべつの話のようだってけど・・「中」で色々とつながってくるのかな？？
官九郎の活躍がもう少しみたかったな。

2012/01/29

どうしてこう・・・宮部さんは・・・、いや、ホント、なんで漠然と考えているようなことを、ズバッと言葉にしてくれちゃうんだろう。。。　登場人物も相変わらず魅力的♪

2012/01/07

やっぱこの人の小説面白い。
文庫で上中下巻、一気に読んでしまった。

前作のぼんくら読んでから大分経ってたから
読みながら思い出しながらってかんじだったけど、
あっと言う間に読んでしまった。

上巻は連作っぽい短篇集で、それを伏線として中下巻で一気に進んでいく。
おもしろい。さすがだなー。

宮部みゆきの歴史物は霊験お初シリーズも面白かったけど、
このシリーズはキャラがすごく良い。

次の「おまえさん」も読むの楽しみだ。