土井徹先生の診療事件簿 の商品レビュー
早く続きが読みたい。 さらっと読み終わるかと思ったけど、 まさかの展開。 先生と署長と孫の関係がいい。好き。
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五十嵐 貴久も引き出しの多い作家さんだよね…いままで読んだ中で一番すきなのは「FAKE」かな。 しかしこれは…設定が面白そうなのに、どうもそれが生かされていないような… しかも最終話!なにこれーここでおしまい!?この話だけで長編にしてもよかったんじゃないの??
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かなりライトな読み口の警察もの連作。続くのかな。 主役は土井先生(獣医)ではなくて、副署長のヒロインなのにちょっと驚いた。(だってタイトル…) ヒロインの仕事の態度がどうかと思うのと、民間人に喋りすぎだろうと思うので、共感しにくい…。
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大卒間もないのにいきなり副署長になってしまった主人公と 動物と話が出来る獣医とその孫の事件簿。 設定は面白いのになんか上滑り。 【図書館・初読・6/22読了】
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“「だってほんとだもん」不満げに少女が口を尖らせた。「おじいちゃんはどうぶつと話せるんだよ」 「桃子」 土井先生が唇を曲げた。少女が黙ってうつむいた。 「まあ、子供の言うことですから」 先生が微笑んだ。わたしも合わせて笑った。 「きっと、先生は動物の心がわかるんでしょうね」” ...
“「だってほんとだもん」不満げに少女が口を尖らせた。「おじいちゃんはどうぶつと話せるんだよ」 「桃子」 土井先生が唇を曲げた。少女が黙ってうつむいた。 「まあ、子供の言うことですから」 先生が微笑んだ。わたしも合わせて笑った。 「きっと、先生は動物の心がわかるんでしょうね」” 副署長の令子。 動物と話せる土井先生。 先生の孫の桃子。 この三人がメインの短編話。 けっこうすらすらと読めたけど、終わり方はあまりすっきりとはしていなかった。 でも、比較的後味はさっぱり。 ただ、令子と土井先生が本当に仲がいいのか、少し疑問に思ってしまうやりとりもいくつかあった。 “そうだ、忘れていた。わたしの境遇についてだ。なぜわたしの周りに男性の影がないのかといえば、先生が今言った通り、わたしが警察官だからだ。立花令子、二十四歳。南武蔵野警察署副署長。階級は警部補。 この肩書を見て、それでも、と言ってくれる男の人が少ないのは、仕方がないことなのかもしれなかった。”
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さらっとさくっと、読める1冊。26歳独身、もろもろの事情で警視庁に入り南武蔵野警察署の副署長になった令子と、とある事件で知り合い懇意になった初老の動物のお医者さん、土井先生。短編7編、それぞれに事件がおこり、解決の糸口に動物がからんでる。ありきたりな展開ではなく、けっこう意外な動...
さらっとさくっと、読める1冊。26歳独身、もろもろの事情で警視庁に入り南武蔵野警察署の副署長になった令子と、とある事件で知り合い懇意になった初老の動物のお医者さん、土井先生。短編7編、それぞれに事件がおこり、解決の糸口に動物がからんでる。ありきたりな展開ではなく、けっこう意外な動物の習性が書かれていたりするので(カラスが石鹸を好んで食べるとか)へえ〜、と面白く読める。1話だけだと、このまま動物と話ができるちょっとおしゃれなおじいちゃん、というファンタジックな要素がありーの物語かと思ったけど、とにかく動物に詳しい町医者さんならこんなこともあるだろう、という現実的なレベルだし、出てくる人物があたたかみがあり好意を持てる人物ばかりで、読むほどにこの町の住民として入り込める魅力がある。まあ、舞台になっている吉祥寺近辺、実際に学生時代よくうろついてたあたりなのも個人的に馴染みやすい点。ラストの近藤巡査の話が発表されたのは2008年4月、でもどうやら、これは続編に続きそう。。。というか続いてくれないと困る期待を持たせた終わり方ですね。短編集でありながら、全体としてそれぞれ全てが大きな事件の伏線になってる、そういう組立てになってるんじゃないかなぁ。きっと続編が出る頃に、もいちど読み返せば、新しい発見があるかもしれない。これ1冊がめちゃめちゃオススメ!というほどの衝撃はなかったけれど、最後の事件の真相を知りたいキモチは強い。なので続編に期待、してます。
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氏の短編連作って初めて読んだんですが...いいですねー。 どのエピソードもピリっと締まるストーリーで安楽椅子探偵役の 土井先生の謎解きの切れ味も冴え渡りです。 ちょっと出来過ぎ感もありますが...。 ほわっとした優しい話しだけではなく最後の最後でほ 哀しい事を乗り越え、しっかり...
氏の短編連作って初めて読んだんですが...いいですねー。 どのエピソードもピリっと締まるストーリーで安楽椅子探偵役の 土井先生の謎解きの切れ味も冴え渡りです。 ちょっと出来過ぎ感もありますが...。 ほわっとした優しい話しだけではなく最後の最後でほ 哀しい事を乗り越え、しっかりした警察官へと成長させるべく 少々厳しいストーリーで終わるのも個人的には好きです。 作品全体を締める事に成功しています。 続編出ないかなー。
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「土井徹」とは勿論ドリトル先生から来ているのでしょう。 動物と話が出来る、という設定はそんなに強調されておらず、獣医の知識で若くして副署長であるキャリアのヒロインを助けます。 最後の話がモヤモヤで終わっておりますので、まだ続くのでしょう。ドキドキ。
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動物と話せるという獣医・土井先生と、ある事件を通して先生と知り合った若くして警察署の副署長になってしまった令子さん。二人がかかわる事件の短編集。 おおっ!という事件はないしあまりリアリティのある話もないけれど、土井先生のまなざしがやさしくて読んでいて好感が持てた。
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殉職警官を父に持つ令子は、24歳にして南武蔵野署の副署長。毎日暇にしていたら、「命を狙われている」と訴えるノイローゼ気味の偏屈な老人を訪ねることに。その老人宅で出会ったのが、病気のダックスフントを往診していた獣医の土井徹先生とその孫・桃子。ダックスフントと「話した」先生は、驚きの...
殉職警官を父に持つ令子は、24歳にして南武蔵野署の副署長。毎日暇にしていたら、「命を狙われている」と訴えるノイローゼ気味の偏屈な老人を訪ねることに。その老人宅で出会ったのが、病気のダックスフントを往診していた獣医の土井徹先生とその孫・桃子。ダックスフントと「話した」先生は、驚きの真実を令子に告げる…(「老人と犬」)。いつでも暇な副署長・令子、「動物と話せる」獣医・土井先生、おしゃまな先生の孫・桃子。動物にまつわるフシギな事件を、オカシなトリオが解決。心温まるミステリー。 短編集なので読みやすかったですが、なぞが多く残っていたので、これは続くのか!?土井先生のことも全然明かされていないし、最後の話は思いっきり引いてます。でも、警察キャリアが本当にこんなんだったら怒ります!!
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