土井徹先生の診療事件簿 の商品レビュー
伝説の刑事の娘でキャリア採用の立花令子警部補は, 南武蔵野署の副所長として退屈な日々を過ごす。 あるとき獣医の土井先生と知り合い,動物がからんだいくつかの事件の真相を知る。 設定があまり現実的でないし事件も都合がよすぎるが,読んでいる間は楽しめる。
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殉職した父を持つ令子。 特に希望した訳ではないのに南武蔵野署の副署長。 動物と話せる?獣医、土井先生。 困った時は、土井先生が登場。 殺人事件も発生しているのに、何故かほのぼのとしたお話。 最後の「警官殺し」は、尻切れトンボ状態で腑に落ちない! 続きはあるのでしょうか? ...
殉職した父を持つ令子。 特に希望した訳ではないのに南武蔵野署の副署長。 動物と話せる?獣医、土井先生。 困った時は、土井先生が登場。 殺人事件も発生しているのに、何故かほのぼのとしたお話。 最後の「警官殺し」は、尻切れトンボ状態で腑に落ちない! 続きはあるのでしょうか? '11.02.20読書完了
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殉職した父の後を継いだわけではないけれど 就職難のせいで気がつけば警察庁に入っていたわたし。 キャリア組としていきなり南武蔵野署の副署長になった。 しかし周囲はわたしを気づかうばかりほとんど仕事はなく 飛びぬけた階級の違いのせいで友達もできない。 ある日警察OBの被害妄想対策に借...
殉職した父の後を継いだわけではないけれど 就職難のせいで気がつけば警察庁に入っていたわたし。 キャリア組としていきなり南武蔵野署の副署長になった。 しかし周囲はわたしを気づかうばかりほとんど仕事はなく 飛びぬけた階級の違いのせいで友達もできない。 ある日警察OBの被害妄想対策に借り出されて 獣医の土井先生と孫娘の桃子ちゃんと出会った。 桃子ちゃんによれば動物の言葉がわかるという土井先生は するどい洞察力でわたしの相談相手となってくれる。 OBの体調が悪い真相を暴き、署長のロリコン疑惑を晴らし、 強盗殺人の真犯人をつきとめ、猫屋敷に隠された秘密を明らかにし、 エロ本万引きの理由を探り、石鹸泥棒の対策を考え、 警官殺しの犯人の証言の矛盾点をつく。 装画:中村佑介 装丁:モリサキデザイン 長いプロローグといった感じです。続編があるのかな? いきなり副署長に任命された新人警部の令子に共感できなかった・・・ 日常の謎がほとんどなので警察である必要性をあまり感じません。 最期に土井先生が誰よりも正義感が強いと言ってくれていますが 特にそういう描写もなかったような気が。 動物まめ知識は面白いです。カラスは黄色の情報を強く受けすぎるとか。
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主人公がパッとしないからか、ダラダラした感じがして、ちょっとイラっとする モヤッとして終わってしまって、なんだかな~ 最終章、これからが楽しみ的な終わり方、最後だけは、いい感じ
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殉職警官を父に持つ令子は、24歳にして南武蔵野署の副署長。毎日暇にしていたら、「命を狙われている」と訴えるノイローゼ気味の偏屈な老人を訪ねることに。その老人宅で出会ったのが、病気のダックスフントを往診していた獣医の土井徹先生とその孫・桃子。ダックスフントと「話した」先生は、驚きの...
殉職警官を父に持つ令子は、24歳にして南武蔵野署の副署長。毎日暇にしていたら、「命を狙われている」と訴えるノイローゼ気味の偏屈な老人を訪ねることに。その老人宅で出会ったのが、病気のダックスフントを往診していた獣医の土井徹先生とその孫・桃子。ダックスフントと「話した」先生は、驚きの真実を令子に告げる…(「老人と犬」)。いつでも暇な副署長・令子、「動物と話せる」獣医・土井先生、おしゃまな先生の孫・桃子。動物にまつわるフシギな事件を、オカシなトリオが解決。心温まるミステリー(「BOOK」データベースより) 署長の先輩である元本部長だった小山田氏。ノイローゼ気味の彼が飼っている、病気のダックスフント。彼の病気がヒントで防ぐことができた事件とは?「老人と犬」 令子の不在時に動かされた机の中身。署長がかけていた謎の電話。彼は実はロリコンなのか?!「奇妙な痕跡」 現行犯でつかまった殺人事件の犯人。無罪を主張する彼が聞いた、いるはずのないかえるの鳴き声とは?「かえるのうたが、きこえてくるよ」 88匹の猫を飼う、猫屋敷の女主人。余命いくばくもない彼女が隠そうとした、悲しい真実とは?「笑う猫」 ビニールカバーも外されていないビニ本。それは本当に中学生が万引きしたものだったのか?「おそるべき子供たち」 署内の建物から盗まれた、警察犬の体を洗う石鹸の謎とは?「トゥルーカラー」 父とも仲の良かった、大好きだった交番勤務の近藤のおじさん。彼が殺されたのは、銃を奪う為の偶発的なものだったのか?「警官殺し」 以上7編。 五十嵐さんの書く作品にしては、ややかるーい感じ。 動物の言葉がわかる(と、ハッキリとは書かれていないが・・・)老獣医師・土井先生。 淡々と、事実だけをその目に写す彼のキャラクターがよいですね。 基本、やる気はあんまりないんだけど、先生の助言に導かれて事件を解決していく令子のキャラクターとあいまって、ほんわかだけじゃない、かといって緊迫しすぎるということもない、よい具合の雰囲気を出すことに成功しているんじゃないでしょうか。 ただ割とオチの部分は読めてしまいがち。 動物の特性などが学べるのは、単純に楽しいんですけどね。 あっと驚く奇抜なオチなどはなかったですが、「おそるべき子供たち」は意外な犯人だったかな。 人が起こした事件より、ヤギの体を心配する土井先生。獣医師の視点&考え方にハッとさせられました。 なかなか楽しめる話がそろってはいるのですが、難を言えばラストが中途半端なままで終わってしまったこと。 いやホント中途半端ですよ~。続編書く気がないのなら、ちょっとこれはキツイですね。 この本一冊まるまるが、この後続くであろう、起こるであろう事件の壮大なエピローグだった、みたいな終わり方なんですもん。 最後で肩透かしをくらってしまい、それまで楽しく読んでいた気分がしぼんでしまいました、うーん残念。
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(収録作品)老人と犬/奇妙な痕跡/かえるのうたが、きこえてくるよ/笑う猫/おそるべき子供たち/トゥルーカラー/警官殺し
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殺伐としていない、ほのぼのしたミステリーが読みたくて手に取った。 内容は希望通り、土井先生は素敵な探偵さん。なのにこの評価の低さは、ひとえに主人公の責任。 若いといっても東大卒の副署長。暇だ暇だと毎日をのらりくらりと過ごし、ちょっと不思議なことがおきると、すぐ土井先生を頼る。 副...
殺伐としていない、ほのぼのしたミステリーが読みたくて手に取った。 内容は希望通り、土井先生は素敵な探偵さん。なのにこの評価の低さは、ひとえに主人公の責任。 若いといっても東大卒の副署長。暇だ暇だと毎日をのらりくらりと過ごし、ちょっと不思議なことがおきると、すぐ土井先生を頼る。 副署長としての自覚という前に、社会人としての自覚が感じられない。 当然感情移入もできない。 良くなりそうな設定なのに残念。
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物言えぬ動物のお医者さんが動物と話ができるなら、逆に動物と話ができることが獣医師試験の必須資格だとしたらこんなに喜ばしいことはないと思う。 その特技が警察の捜査活動に役に立つとすればという物語だが、短編のうちいくつかは単に土居先生の洞察力が優れていたから解決できた謎じゃないのか...
物言えぬ動物のお医者さんが動物と話ができるなら、逆に動物と話ができることが獣医師試験の必須資格だとしたらこんなに喜ばしいことはないと思う。 その特技が警察の捜査活動に役に立つとすればという物語だが、短編のうちいくつかは単に土居先生の洞察力が優れていたから解決できた謎じゃないのかな? せっかくなので、動物とお話できるんだよ(by桃子)を活用しまくってほしいです。
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殺人事件などは出てくるものの、どこかしらほのぼのとした読み心地のミステリ短編集。ただしこれ、ラストの事件においての決着はまだついてませんね。そして令子の父親の事件もそれに絡んできて次作に続きそうだぞ、と密かに期待しています。さらに期待すると、次回作は長編とか! おきにいりは「おそ...
殺人事件などは出てくるものの、どこかしらほのぼのとした読み心地のミステリ短編集。ただしこれ、ラストの事件においての決着はまだついてませんね。そして令子の父親の事件もそれに絡んできて次作に続きそうだぞ、と密かに期待しています。さらに期待すると、次回作は長編とか! おきにいりは「おそるべき子供たち」。これは目から鱗でした! 謎自体は些細なものだったのだけど、これは考え付きもしないことだなあ。でも言われてみればなるほど、と非常に納得しました。変な「常識」に捉われては、見えるものも見えませんねえ。
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獣医師・土井先生が、副所長・令子さんが持ち込む(ぽろっと話す)事件を解決していく短編連作。令子さん、ペロッと話しすぎです。全ての事件が動物絡みってどうよ、とか思ったり。こじつけのような気がする部分もちらほら。動物豆知識的なのが増えてちょっと面白いけど。それにしても五十嵐さん、引き...
獣医師・土井先生が、副所長・令子さんが持ち込む(ぽろっと話す)事件を解決していく短編連作。令子さん、ペロッと話しすぎです。全ての事件が動物絡みってどうよ、とか思ったり。こじつけのような気がする部分もちらほら。動物豆知識的なのが増えてちょっと面白いけど。それにしても五十嵐さん、引き出し多いね。
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