「大人になりきれない人」の心理 の商品レビュー
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読了。表現がしつこいところもあるけど、刺さる部分も多かった。 〈以下メモ〉 ・やりたいことを「とことんやった」人は満足する。「私はやったんだ。もう、とことんやったんだ」と思った時には、後悔はない。人生を生きにくくしている五歳児の大人は、やりたいことをやるだけやった、という経験が一度もないのである。 ・五歳児の大人が幸せになるためには、今自分のしていることが、十年後にどういう結果をもたらすかを考えて生きることである。 ・まず第一に、孤独を覚悟することである。周囲の人から好意を期待しないことである。周囲の人の好意を期待して何かをしないことである。一人になること、そのほうがいい。そうすれば自分にやさしくなれる。今は 怯えていて自分にやさしくなる余裕もない。 ・「母なるもの」を持たない母親のもとに生まれた人として生きていく覚悟を決めることである。 ・不満な人は憎しみを取りのぞかなければ、いつになっても幸せにはなれない。憎しみが不満の色眼鏡なのである。 ・五歳児のあなたは、何度も「今に生きる」と書くのだ。自分が納得するまで「今に生きる」と書くのだ。自分の恵まれない過去に囚われ続けて、今を犠牲にしてはいけない。 ・人が幸せを感じるのは、求めるものが分かっている時でもある。それなのに五歳児の大人は、自分が何を求めているか分かっていない。 今、五歳児の大人に大切なことは、自分は何を求めているかを知ることである。自分は何に困っているかを知ることである。五歳児の大人は、自分が今サバクにいるのか、街中にいるのかも分かっていない。
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固着を起こすと心理的に大人になりきれないのに身体的・社会的次のステップに進まされるので負荷が重すぎて潰れてしまうとのこと.負荷が重すぎというのはなるほどと思う一方,各年齢の過ごし方は「こうあるべき」という全称的べき論を規定しているのは微妙かと.
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タイトルに惹かれてしばらく前に購入したものの、飽きて途中で放置。 読む本がなくなったので続きを読んでみました。 途中、眠くなりながらもなんとか読破。 なんていうか、「あ、これ私のことだ…」となる点はとても多い。 だけど、じゃあどうしたらいいのか?ってことは具体的にはよく分からな...
タイトルに惹かれてしばらく前に購入したものの、飽きて途中で放置。 読む本がなくなったので続きを読んでみました。 途中、眠くなりながらもなんとか読破。 なんていうか、「あ、これ私のことだ…」となる点はとても多い。 だけど、じゃあどうしたらいいのか?ってことは具体的にはよく分からなかった。 心理的成長をしないまま、大人になってしまった「5歳児の大人」。 見た目は大人、心はこども…ってところだろうか。 最近よくいう、こどおじ・こどおばってやつかな? グサグサ刺さる部分はあったけど、結局のところ解決法は自分で見つけてくださいということなのかなあ。 それが作者のいう心理的成長なのだろうか。 何回も同じことの繰り返しで内容が終わってしまう感は否めないかなあ。
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「せっかく生を受けたのだ、最後まできちんと生きよう」と決断する。他人まかせではなく自分で考えて選び取る。奇抜な格好もゲームも、やりたいことをやれば満足して卒業していくもの。 「大人になりきれない人」が大人になるためのステップを書いた自己啓発本が読みたいかも。
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著者の淡々とした語り口が最初冷たく感じたが、それも経験者故か。ずばずば書いてあって胸が痛んだ。でも救いはある。自分で決める。
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幼少期に親の愛情を受けられなかったり、自分のやりたいことや興味あることを満足にやらせてもらえずに満たされないまま大人になった人間を5歳児の大人と定義し、ひたすらそういう人間をこき下ろすだけの駄作
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著者の育った環境も壮絶なものがあったようだ。それを乗り越えて来たからこと、大いに示唆の富む内容となっており、お勧めしたい。 自分に全く劣等感を持たない人はいるのだろうか。 幼少時代に満たされるべき各種欲求が満たされないまま大人になってしまった場合、大人になってもその欲求を消化出来...
著者の育った環境も壮絶なものがあったようだ。それを乗り越えて来たからこと、大いに示唆の富む内容となっており、お勧めしたい。 自分に全く劣等感を持たない人はいるのだろうか。 幼少時代に満たされるべき各種欲求が満たされないまま大人になってしまった場合、大人になってもその欲求を消化出来ないまま社会と接する事の悲劇を訴える。 自分には意識すらしていない自分でも気づいていない(認めていない?)満たされなかった欲求があるのかも知れない。 「仕事が好きなふりをしてしまった。周囲の人を好きなふりをしてしまった。そして、仕事熱心な自分を演じてしまった。この自分を偽る努力は報われない。」P158 ではどうすればいいのか。「自らの幼稚さを認めるのだ」と。 同じような話題が繰り返し続くのは、その思いの深さからだろうと思う。
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自分は甘えているな、と思ってどうしたら克服できるのか読みました。 ・自分には何が欠けているのか知る ・「母なるもの」を持たない母親のもとに生まれた人として生きて行く覚悟を決める ・生きることを楽しんでいる人の生活を見習う ・周囲の人から好意を期待しない ・スタート地点が違うのに、...
自分は甘えているな、と思ってどうしたら克服できるのか読みました。 ・自分には何が欠けているのか知る ・「母なるもの」を持たない母親のもとに生まれた人として生きて行く覚悟を決める ・生きることを楽しんでいる人の生活を見習う ・周囲の人から好意を期待しない ・スタート地点が違うのに、今まで立派に生きてきたんだから、自分は素晴らしいと自信を持っていい! ・恨みを消すために、「今日は人から何をしてもらったか」の日記をつける ・自分の恵まれない過去にとらわれ続けて今を犠牲にしてはいけない!今を生きること 加藤先生はやさしい。 わたしは、すぐに否定されたと思い込む癖があるので、なおしたい。 *わたしに欠けているもの* 話を聞いてもらうこと 関心を持ってもらうこと ありのままを認めてもらうこと 失敗を許してもらうこと 気持ちを汲み取ってもらうこと 安心できる場所 自分の気持ちをぶつけることができる人
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『心の成長が足りず社会に出た「五歳児の大人」は、 自信がなく、人を許せず、軽蔑を恐れながら生きている。 「大人のフリに疲れた人」の困った言語とその原因を心理的に分析』 などと書いてあった。 少し耳が痛い事。思い当たる事もチラホラあり 初めは「なるほど」「うんうん」なん...
『心の成長が足りず社会に出た「五歳児の大人」は、 自信がなく、人を許せず、軽蔑を恐れながら生きている。 「大人のフリに疲れた人」の困った言語とその原因を心理的に分析』 などと書いてあった。 少し耳が痛い事。思い当たる事もチラホラあり 初めは「なるほど」「うんうん」なんて読んでいたけれど 読み進むうちに、つまらないし眠気を生じるように。 繰り返しが多かったり、 指摘も、ある一方向ばかりに向いている気がした。 そのうえ、結局どうすれば良いの?・・には 答えを見つけられず。 結局、自分で答えを出すしかないのね。
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人は、自分がその年齢ですることを、きちんとすることで、次の人生を生きる土台を築くことができる。土台がないままに進むから生きるのが辛くなる。 愛着人物の不在が、幼児に抑うつをもたらす。 愛に飢えている子供は、自分の世界を楽しむことができない。 愛を身体で知っていないと成長は難しい。 ★人の幸せの原点は、情緒的に成熟した親をもつことである。 読み進めるうちに、やはり、子育てとは大切であると実感致しました。 フルタイムで働きながらじゃ・・・無理かも。 「将たる器」というのは、感情的心理的にどんなに辛くても、憎しみを乗り越えられる人。許せないという感情を乗り越えられる人。 「人の上に立つ器量」とは、自分自身に対する不公平を許せること。
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