造花の蜜 の商品レビュー
とにかく絶賛されてたから読んでみました。「どんでん返し」が強調されてたために、ちょっと身構えて読んでしまったからか予想してたよりも・…。『相棒』でこういうの見たなぁ。
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表紙とタイトルに惹かれ、手にとって見た所、誘拐もののミステリーと言う事で、 即決でレジへ。 うーん。中身がタイトルに負けている気がしてならない。 抽象的な描写が多い為に登場人物それぞれがぼんやりとした形でしか捉えることが出来ず、 いまいちピンと来ない。
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誘拐された子供。誘拐ではないから身代金を要求しないという犯人。渋谷交差点での身代金受け渡し。 事件の裏に隠されたもう一つの「誘拐事件」の謎。 2009年2月12日購入 2009年2月20日初読
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一人息子が誘拐されたが 幼稚園の先生は「あなたにお渡ししましたよね」と母親に告げ・・。 ナゾがナゾを呼びグイグイ読ませる内容で ほとんど一気読みしたものの その割りにあまり心を動かされなかった。 登場人物の心情があまり描かれてなかった気がする。 特に圭太君の母やその義姉の描き方...
一人息子が誘拐されたが 幼稚園の先生は「あなたにお渡ししましたよね」と母親に告げ・・。 ナゾがナゾを呼びグイグイ読ませる内容で ほとんど一気読みしたものの その割りにあまり心を動かされなかった。 登場人物の心情があまり描かれてなかった気がする。 特に圭太君の母やその義姉の描き方が中途半端な気がした。 【図書館・初読・2/15読了】
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“サプライズ・マスター”による前代未聞の誘拐ミステリ。幾重にも重なったプロットは全く先が見えず、ラストで浮かび上がる事件の構図は綿密で秀逸。 テクニックも表現もトップクラスで余裕すら感じるが、オチだけが微妙。評価が分かれるのは必至だろう。残念だったのは、アクロバティックなオチへと...
“サプライズ・マスター”による前代未聞の誘拐ミステリ。幾重にも重なったプロットは全く先が見えず、ラストで浮かび上がる事件の構図は綿密で秀逸。 テクニックも表現もトップクラスで余裕すら感じるが、オチだけが微妙。評価が分かれるのは必至だろう。残念だったのは、アクロバティックなオチへと向かう窮屈な流れのせいか、いつもの絶妙なバランスに狂いが生じていること。最終章は本当に必要だったのか? しかし、このオチを活かす展開としては、考えられる最高のストーリーだろう。繊細で壊れやすい骨組みを、これだけ見事に肉付け出来る作家はそうそういない。誘拐ミステリの概念を覆すほどの強烈なインパクトを奥に秘めた連城ミステリの傑作。
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ベテラン作家・連城三紀彦の誘拐劇ミステリ。 誘拐といっても単純なものではない。2面3面性のある、新しいアイデアがそそぎ込まれた誘拐劇だ。力作だと思った。 それなのに、読み終わったときに快感は得られなかった。どこかしっくりこない。練り足りなさを感じた。 身代金をいかにして受け...
ベテラン作家・連城三紀彦の誘拐劇ミステリ。 誘拐といっても単純なものではない。2面3面性のある、新しいアイデアがそそぎ込まれた誘拐劇だ。力作だと思った。 それなのに、読み終わったときに快感は得られなかった。どこかしっくりこない。練り足りなさを感じた。 身代金をいかにして受け取るかが、誘拐劇の醍醐味だと思う。身代金奪取トリックは確かに読者を唸らせる手際だったかもしれないが、盛り上がりに欠けた。新鮮味も緊張感も乏しかった。ミステリにはよくある方法だからである。 連城ミステリは『戻り川心中』が素晴らしいかった。文体と行間から漂い出る妖しさが、舞台背景の時代感にピタリと合致したことがひとつの要因だと思った。それが、どんでん返しで暴かれる真相の驚きと相まって完成度の高いミステリに仕上げていた。 ところが、この作品はどうだろう。やはり連城さんの巧みな筆致で妖しげな雰囲気が醸し出されている。だが、舞台となっている現実社会にはそぐわず、浮いているような気がした。ギクシャクした、どこか中途半端な感じだった。 ひとつの誘拐事件に2面3面の顔を持たせえたことは、素晴らしいアイデアだと思う。そのせっかくのアイデアを生かしきれなかったのが残念だ。
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読了。☆4・5点。誘拐ものに見せかけて実は家族モノ。 「女王の犯罪」の女王の女性のキャラクターがちょっと「?」だけど、他は面白かったです。
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