造花の蜜 の商品レビュー
次の章で物語がどう進むのかさっぱり読めず、帯の通り、二転三転では終わらない点に読み応えがあった。最後の最後まで読めず、ラストシーンには「そう来たか」と感嘆。 残念だったのは「わずか一しずくの血」と同じように一人の超人的な人物に頼みすぎの感があること。気になってあまり入り込めなかっ...
次の章で物語がどう進むのかさっぱり読めず、帯の通り、二転三転では終わらない点に読み応えがあった。最後の最後まで読めず、ラストシーンには「そう来たか」と感嘆。 残念だったのは「わずか一しずくの血」と同じように一人の超人的な人物に頼みすぎの感があること。気になってあまり入り込めなかった。
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ミステリ界の大物が手がける誘拐もの 派手な男児誘拐事件の裏で同時に動いていたもう1つの事件とは 仕掛けは面白くあっ!と言わせられます 綿密に計算されたミステリ物だと思いました 私としてマイナスポイントだったのは 冒頭数ページで誘拐事件が起こるので、これは展開が早く読みやすい物...
ミステリ界の大物が手がける誘拐もの 派手な男児誘拐事件の裏で同時に動いていたもう1つの事件とは 仕掛けは面白くあっ!と言わせられます 綿密に計算されたミステリ物だと思いました 私としてマイナスポイントだったのは 冒頭数ページで誘拐事件が起こるので、これは展開が早く読みやすい物語なのかと思いきや 事件に対する登場人物の考察が長く、話があまり進まない点でした 登場人物の視点が何度も変わり、事件のあらゆる可能性を検討し謎を深めていく構成なのですが 「これはこういうことではないか?」 「いや、それだとこの点があり得ない」 「ではどういうことだ!?」 という考察が何度も入るので文章が冗長に感じてしまい 面白さと読む手間を天秤にかけると普通だという評価でした 長文を読むのが苦にならない方であればのめり込めるのかもしれませんが 未熟な私にとっては「考察したってどうせ解決しないんだから早く終わらないかな」と気になってしまいました
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第一の誘拐事件。 ・身代金は返された。 ・圭太も無事に戻ってきた。 ・真犯人は蘭という女性。 第二の誘拐事件。 ・身代金は三億円。 ・父の対応次第では子供を殺すつもりだった。 第三の誘拐事件。 ・身代金は三億円。 ・光輝は無事に戻ってきた。そして、康美の声も。 ・犯人が...
第一の誘拐事件。 ・身代金は返された。 ・圭太も無事に戻ってきた。 ・真犯人は蘭という女性。 第二の誘拐事件。 ・身代金は三億円。 ・父の対応次第では子供を殺すつもりだった。 第三の誘拐事件。 ・身代金は三億円。 ・光輝は無事に戻ってきた。そして、康美の声も。 ・犯人が手にしたのは五億円。 途中、長いなぁとか、これどうやって終わるんだ?なんて思っていたけど、どんでん返しと言うか、なんと言うか。まんまと騙されたと言うか、騙されるべくして騙されたと言う感じでした。 蘭は第一と第二の誘拐事件で、第三の誘拐事件の序章を演じていた。第三の事件の為に圭太は攫われた。 蘭という女性を記憶に残させる為に。 当事者と読者だけが知ってる第三の事件。 連城三紀彦さん凄いわ。 こんな手の込んだことしてる蘭も凄いとしか言えない。 帯に書いてあった高橋先生の言葉が一番不気味だったな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
誘拐したくせに身代金を要求せず、相手に金額を決めさせ、さらに減額したうえで、詐取後に全額を返却。 まず、表の誘拐事件の突飛さが目を引く。 さらに、裏の事件がどのように仕組まれているのか、謎のままで進行し、さらに興味を引き起こす。 橋場警部が川田を訊問中に語った事柄には、びっくりした。 作者らしい反転構造を持った真相であり、表の事件と裏の事件に類似性があるなど、斬新なアイデアには感心した。 「罪な造花」の章までで物語としては成立しているが、さらに「最後で最大の事件」の章が付いている。 仙台に舞台を代えて、同じように繰り返される誘拐事件。 事件の発端のある出来事が普通では有りえないことなので、ひょっとしたらあれかなと予想していたことが真相だった。 状況描写や心理描写がくどくて冗長に感じること、計画が大掛かりすぎてリアリティーに欠けること、共犯者のことが不明のままで終了していることなど、不満に感じる箇所もあった。
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途中途中ん?と思うところはあったのですが、この厚いページの本を一気に読みたいと思ってしまうほど、惹きつけられる内容の前にはそれは不粋と言うものでした。楽しい読書タイムをくれたことに感謝!
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幼稚園児の誘拐未遂に端を発する身代金誘拐ミステリー。身代金を要求しないように見せながらも脅迫相手から自主的に提供させるが、結果その金も人質とともに返却される新たなミステリー。犯人の目的は何か?人質宅の元従業員の独白から裏のストーリーが語られる。この元従業員は自身共犯者と思い行動し...
幼稚園児の誘拐未遂に端を発する身代金誘拐ミステリー。身代金を要求しないように見せながらも脅迫相手から自主的に提供させるが、結果その金も人質とともに返却される新たなミステリー。犯人の目的は何か?人質宅の元従業員の独白から裏のストーリーが語られる。この元従業員は自身共犯者と思い行動していたのだが、警察に届けられていた新犯人「らん」からの手紙により真実を知ることになる。そして1年後、同じ展開の誘拐事件が発生する。当然、被害者の家族は昨年の事件を記憶しており困惑する。警視庁からは前回担当警部がリベンジに乗り込んでくるが・・・ 共犯→人質、警察→共犯、そして影で動く真犯人「らん」。 久々に映像化を前提としないで書かれた小説らしい日本ミステリを読んだ。ただちょっと推理小説としてはルール違反だ。
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出だしから大きな事件の予感がしてどんどん引き込まれるのに、後半はちょっと期待はずれで残念な感じです! 特に一番最後の章は要らない気がしました 歯科医の夫と離婚し、一人息子の圭太くんと実家に戻った香奈子さん スーパーの駐車場で圭太くんが誘拐されそうになる 簡単な誘拐事件と思いきや...
出だしから大きな事件の予感がしてどんどん引き込まれるのに、後半はちょっと期待はずれで残念な感じです! 特に一番最後の章は要らない気がしました 歯科医の夫と離婚し、一人息子の圭太くんと実家に戻った香奈子さん スーパーの駐車場で圭太くんが誘拐されそうになる 簡単な誘拐事件と思いきや、いろいろ複雑に絡んだら事件でおもしろかった
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ダ・ヴィンチで評価されてたのを想い出し、図書館で借りてきて読了。 第一章は、これから先の物語に展開に期待を膨らませる内容でページをめくる手も速くなり、第二章ではワクワク感がさらに盛り上がったんだけど・・・。 第三章で、アレレ?って感じになり、以降、最終章までアレレ?な感じだった。...
ダ・ヴィンチで評価されてたのを想い出し、図書館で借りてきて読了。 第一章は、これから先の物語に展開に期待を膨らませる内容でページをめくる手も速くなり、第二章ではワクワク感がさらに盛り上がったんだけど・・・。 第三章で、アレレ?って感じになり、以降、最終章までアレレ?な感じだった。 誘拐モノの場合、身代金の受け渡し方法をどうするかが作者の腕の見せ所の一つだと思うけど、この作品はいただけない・・・。 一つの誘拐事件の裏で、もう一つの誘拐事件が展開されているというプロットや、共犯者がじつは被害者であったという発想は新鮮に感じて面白かったんだけど、いかんせん犯人側の動機が謎・・・。 第一の誘拐事件の被害者と母親にしても、もう少し掘り下げて記述してあった方が好み。事件解決後の様子が分からないのも自分的には減点。いろいろと事情のある母親だけに、最後まで登場させて欲しかった。 犯人グループの人間関係なんかも記述されてないので、この辺りが現実感を希薄にさせる要因か・・・。 新しい発想の誘拐モノだとは思うけど、☆3個。
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誘拐もの。序盤の誘拐事件の最中はいったい犯人の行動の意図はなんなのか。これからどうなるのか。と期待させる展開の割に明かされる事件の裏側が微妙。登場人物に魅力がない。最後の事件も蛇足。
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東野作品が読み慣れちゃったからかなぁスムーズに読めなかったし、イマイチスッキリ感やふにおちる感じがしませんでした。
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