造花の蜜 の商品レビュー
反転のさせ方が印象的。前半の仕掛けを違った形で後半に持っていく構成もすごい。ただやっぱり最後の章が蛇足。これがなければ…あったとしても「番外編」みたいにして載せていれば、もっと(本としての)完成度が上がっていた気がする。
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何人もの人がお書きの通り、前半はあれよあれよと引き込まれてまさにページターナーなんだが、後半がなあ…。「謎の女」の正体がつまんない。「最後の事件」もなんか尻すぼみ。わざとなのかどうなのか、決着のついてない謎もあるし。(山路家の隣人は?玄関の造花は?)「ミステリが読みたい」1位だか...
何人もの人がお書きの通り、前半はあれよあれよと引き込まれてまさにページターナーなんだが、後半がなあ…。「謎の女」の正体がつまんない。「最後の事件」もなんか尻すぼみ。わざとなのかどうなのか、決着のついてない謎もあるし。(山路家の隣人は?玄関の造花は?)「ミステリが読みたい」1位だからこそケチをつけたくなるんだろうとはわかっているんだけれど。
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最初の二つの事件だけで良かったのに…後半はいらなかった。犯人の意図も経緯も消化不良で終わってしまった感あり。前半はミステリー感満載で☆高かったのに…。
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2月末日に発生した誘拐事件。香奈子が一番大きな恐怖に駆られたのは、幼稚園の玄関先で担任が「あなたにちゃんと圭太クン渡したじゃないですか」と言い出したときだった-。大きなどんでん返しが待ち受けるミステリー小説。(世田谷図書館HPより)
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造花の蜜はどんな妖しい香りを放つのだろうか…その二月末日に発生した誘拐事件で、香奈子が一番大きな恐怖に駆られたのは、それより数十分前、八王子に向かう車の中で事件を察知した瞬間でもなければ、二時間後犯人からの最初の連絡を家の電話で受けとった時でもなく、幼稚園の玄関前で担任の高橋がこ...
造花の蜜はどんな妖しい香りを放つのだろうか…その二月末日に発生した誘拐事件で、香奈子が一番大きな恐怖に駆られたのは、それより数十分前、八王子に向かう車の中で事件を察知した瞬間でもなければ、二時間後犯人からの最初の連絡を家の電話で受けとった時でもなく、幼稚園の玄関前で担任の高橋がこう言いだした瞬間だった。高橋は開き直ったような落ち着いた声で、「だって、私、お母さんに…あなたにちゃんと圭太クン渡したじゃないですか」。それは、この誘拐事件のほんの序幕にすぎなかった―。 《ブックデータベース より》 《2009年12月17日 読了》
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二重構造(容疑者が実は被害者)になった誘拐事件を蘭という女が起す。未解決のまま警察を絡めて真似た誘拐事件が起る。傍観者の目を通して。最初は引き込まれて読み進むが後半は構成が複雑、飽きる
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「ミステリが読みたい」2010年版の第1位でございます。こういうのつけられると読みたくなるのがわたくし。 すごいどんでん返しが見ものだそうで。
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◎ミステリが読みたい2010年版 [2009年ミステリ・ベスト10]国内 第1位。 2010年7月14日(水)読了。 2010−55。
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展開が面白くてあっという間に読める本。 事件の真相は何だと、非常に上手く練られている一方で 真犯人の狙いが、ちょっと納得できない。 さらりと「そうか、そういうヤツなのか」と言うには 懲りすぎた誘拐事件。 女ルパンなんて、あまりにも唐突すぎて苦笑いするしかなかった。 そんなの、あり...
展開が面白くてあっという間に読める本。 事件の真相は何だと、非常に上手く練られている一方で 真犯人の狙いが、ちょっと納得できない。 さらりと「そうか、そういうヤツなのか」と言うには 懲りすぎた誘拐事件。 女ルパンなんて、あまりにも唐突すぎて苦笑いするしかなかった。 そんなの、あり?!とか思わず呟きつつ…。 最終章はいらない。 だから、何、みたいな。 ここで『女ルパン』なんて書くから_| ̄|○||| となるわけだ。 怪盗物かよ、と。 そんな風な作品ではない方がよかったのに。 でも展開は面白かったので☆4つ。 怪盗っぽいので片付けられるよりも、もっと裏にねっとりとしたものが欲しかった。
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いつも通り圭太を預けたはずの幼稚園から、香奈子の元に緊急の連絡が入った。「圭太くんが蜂に刺されて病院に・・・」。しかしそれは嘘だった。幼稚園、そして香奈子の元に電話をかけた何者かは圭太を誘拐したのだ。 誘拐、通報、そして身代金要求、受け渡し・・・と話は進んでいくのだが、その...
いつも通り圭太を預けたはずの幼稚園から、香奈子の元に緊急の連絡が入った。「圭太くんが蜂に刺されて病院に・・・」。しかしそれは嘘だった。幼稚園、そして香奈子の元に電話をかけた何者かは圭太を誘拐したのだ。 誘拐、通報、そして身代金要求、受け渡し・・・と話は進んでいくのだが、そのどれもが普通の誘拐とは違う、先の読めない不可解なことばかり。主人公にも秘密があるので余計に。幼稚園の先生は、圭太を連れていったのは母親の香奈子だと言い張り(もちろん香奈子に身に覚えはない)、犯人は身代金を要求しなかったり減額したり、金の受け渡しは子供を返してからだと言ったり。後になってその狙いがわかるわけだが、なるほど、これなら表の誘拐にばかり気をとられて、裏の本当の意図には気付かない。大の大人が本命だとは当人同様思いもしなかったので、してやられた感じ。しかしながら、物語としてはそこで終わった方がおもしろかったような気がする。圭太事件の後、同様の手口でもう一度事件が起こるのだが、なんか蛇足のような気がして。あと、義姉に関してはなんだか思わせぶりな描き方してたのに、結局何もなかったんだと拍子抜け。
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