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わが闘争(文庫版) の商品レビュー

3.6

36件のお客様レビュー

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2011/11/11

ヒトラーが悪魔に描かれているが、その良い点もあったのではないと思う 。漫画では完全に目がいっている、演説の抜群に上手な人という感じであった。もっとなぜここまで熱狂的に聴衆が歓喜したのかを書いてほしかった・・・が所詮まんがにそれを求めるのが野暮だったか。

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2011/07/09

文庫版はぶあつくて読むのに時間がかかりそうなので、まず漫画版で全容をつかんでからとおもい、購入。 この漫画は30分ほどで読め、ヒトラーの政治人生の前半の紹介をおもに行っている。 内容はおそらく文庫版と大きく異なっているであろう。政治的思想を漫画でつたえることはかなり困難だからであ...

文庫版はぶあつくて読むのに時間がかかりそうなので、まず漫画版で全容をつかんでからとおもい、購入。 この漫画は30分ほどで読め、ヒトラーの政治人生の前半の紹介をおもに行っている。 内容はおそらく文庫版と大きく異なっているであろう。政治的思想を漫画でつたえることはかなり困難だからである。 しかしながら漫画という親しみやすい媒体で難解な書物を一般の人にもわかりやすく紹介したという意味では成功していると思う。

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2011/03/23

2か月前、埼玉に行く電車での時間つぶしとして『蟹工船』を読んだんだけど、また、今週、埼玉に行く際、前回同様、渋谷駅構内の本屋で『わが闘争』を購入し、電車内で読んだ。 もちろん、2冊共に、「まんがで読破」シリーズ。中身は、タイトルそのままで、マンガです。 ヒトラーは、悪の象徴と...

2か月前、埼玉に行く電車での時間つぶしとして『蟹工船』を読んだんだけど、また、今週、埼玉に行く際、前回同様、渋谷駅構内の本屋で『わが闘争』を購入し、電車内で読んだ。 もちろん、2冊共に、「まんがで読破」シリーズ。中身は、タイトルそのままで、マンガです。 ヒトラーは、悪の象徴として捉えられ、自分自身も同様に認識しているけど、本当にそうなのか?と思い、読んだんだけど、結論は、マンガの書き方もあるんだろうけど、やっぱり「悪」だった。 幾つか、気づきや思ったことなどを。 ●「ハイル・ヒトラー」は、「ヒトラー万歳」という意味だった。 →手塚治虫の『アドルフに告ぐ』を何度も読んだけど、全然、記憶に残ってなかったな。。。 ●幼少期の記憶が人格を作る。ヒトラーの場合、父に対する憎悪、母に対する親愛。 →4歳の子どもがいる親として気をつけないと!! ●ヒトラーは、頭が良すぎるね。頭が良すぎるが故に、自分の想定外のことが許せない。想定外のことを憎み、潰す。 →頭が良くない自分にとっても、同様のことがなくはない。想定外のこと(環境・人・...)を憎まないためにも、答えは複数用意しておくべきだな、って強く感じた。「自分だけが正しい(≠自分が正しい)」という固執は危険。 ●戦争という環境の仕業なのか、大多数の市民が「一人の人」に狂乱する様はマンガを通じても異常。 →全員が人任せな状況は、個々人の自立心のなさを浮き彫りにしているにも関わらず、なぜ、お互いにそれに気づかないんだろう? 小泉政権の時もそうだし、鳩山政権の時もそう。産み出す時は、言葉が悪いけど他力本願的に期待を抱きながら、自分にとって良い結果にならなければ、すぐに反対姿勢になる。大小はあるにせよ、ヒトラーに期待を抱いていたドイツ市民と、今の政治に参加している日本人の実態も変わらないのかな? twitterで政治との距離感が縮まっているのを実感している最近、インターネット選挙を解禁すれば、政局が変わるとかはどうでもいいけど、本質的に政治が変わるような予感がして止まないです。 2chとかと違って、匿名性が薄いtwitterでの政治家との議論は、本質な世論を表現したり、創り出している気がします。

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2010/12/14

悪名高いヒトラーの「我が闘争」だが、 マンガで読む限り、少なくとも日本人にとって、 禁書という程の危険性は感じなかった。 むしろ、日本の歴史や現代との比較で勉強になる。 異民族の混血が進み、国内の多数派を脅かす、 というヒトラーの主張は、 「五族協和」を満州で唱えた大日本帝国と...

悪名高いヒトラーの「我が闘争」だが、 マンガで読む限り、少なくとも日本人にとって、 禁書という程の危険性は感じなかった。 むしろ、日本の歴史や現代との比較で勉強になる。 異民族の混血が進み、国内の多数派を脅かす、 というヒトラーの主張は、 「五族協和」を満州で唱えた大日本帝国とは少し違うが、 現代のネット右翼の言説にはむしろ似ているような気がする。

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2010/10/15

ブログ http://ameblo.jp/12357891235789/entry-10677693709.html

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2010/09/13

今日、ヒトラーについての言説は多々あり、本書の原著については、第二次大戦当時のドイツ人にとっての必読書、そして、青少年にとっても教科書以前に読むべき書のように位置づけられていたように認識している。 史実が語る稀有の独裁者ヒトラーの人物像と、特にホロコーストというドイツが行った...

今日、ヒトラーについての言説は多々あり、本書の原著については、第二次大戦当時のドイツ人にとっての必読書、そして、青少年にとっても教科書以前に読むべき書のように位置づけられていたように認識している。 史実が語る稀有の独裁者ヒトラーの人物像と、特にホロコーストというドイツが行った歴史的な虐殺行為への恐怖から、これらの原点とされる『わが闘争』について、興味は引かれていたものの内容に触れようと文献を探すことはためらわれていた。また、それ以前に、この本の内容が現在に残されているとは思ってもいなかった。 それが、まんがにまとめられて出版されたことには驚いた。まんがであれば敷居も高くない。私はすぐに購入した。 本書に記されているヒトラーのユダヤ人批判は、現在も同様に行われているものである。もちろん、現在において「それではユダヤ人を抹殺せよ」などといった極端な議論になるはずもないが。 ともあれ、ずっと気になっていた本に接することができたのは、非常に有意義な経験であった。いつも本シリーズの企画はありがたいと思っていたが、今回は原著の性格が性格だけに、シリーズの中でも最も価値を感じた一冊であった。

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2010/08/21

思考は感化し伝染していく、人々が求める波長があってしまった事によ惨劇の人物。 時代の代弁者は何故あそこまでいきついて自殺をしてしまったのだろうか、そもそも自殺だったのか、たいへん興味深い内容、映画や小説なども見たくなる一冊。

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2010/04/11

ヒトラーについて漫画で知ることができる。普通にこの作品を読もうとすると1000ページ近くあるので手ごろに繰り返し読めるという点で役立つ。しかし漫画なら水木しげるの「劇画ヒットラー」がより優れているように思う。

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2010/04/10

物語はある側面から見たら悪に見えるが、別の側面から見るとその悪も正当化されてしまうという作品の典型。歴史はこうして塗り固められていくのね。父親が画家になるという彼の夢を否定しなかったら、学校で愛国心教育をされていなかったら、ヒトラーが画家となることを夢見て街に繰り出さなければ、画...

物語はある側面から見たら悪に見えるが、別の側面から見るとその悪も正当化されてしまうという作品の典型。歴史はこうして塗り固められていくのね。父親が画家になるという彼の夢を否定しなかったら、学校で愛国心教育をされていなかったら、ヒトラーが画家となることを夢見て街に繰り出さなければ、画家の才能を教師が認めていれば、そして貧しい生活をしているときにユダヤ人の存在を知らなければ…と、あのときこうであればもしかしたら政治家ヒトラーは誕生しなかったのかと思うところが多々あった。様々な偶然が重なって、アドルフ・ヒトラーという人物が出来上がり、ナチ党が結成されたことが分かる。 何よりも彼が不幸だったのは、そうした経験で得たものをまとめ、人々の心理を掌握せしめるほどな上手い演説を行う能力があったこと、また、それを止めることができるものが周りにいなかったことである。愛国心に駆り立てられた大衆は共通の敵を得ることで、より結束していったと考えるべきだろう。それゆえ、如何なる政治権力の持ち主でも、国民の絶大なる支持を得たヒトラーに太刀打ちすることはできなかった。政治の基盤は国民であるからである。国民の支持はその当時ヒトラーにあった。つまり政治的圧力ではどうにもならないところまで行き着いてしまったのだといえる。 この本の原作は、あまりに片寄った愛国心の主張、他民族への差別故、ドイツでは出版禁止になっているのだと言う。確かにこうした見方から歴史を見てしまうのは非常に危険であると感じる。物語は個別性を尊重するからである。この本を読んでいると、ヒトラー1人の物語のために、何万という戦死者やユダヤ人の物語が失われていることを忘れてしまいがちだ。ここに書かれている事は確かに事実であろうし、ヒトラーがこうなるのも無理はないと納得できてしまうような内容になってはいるが、それを拡大解釈して、この歴史を正しいと認識してはならない。というか、正しいや間違っていると言う次元の話で歴史を考えてはならない。歴史上の争いは、ある側面から見れば正しいのであるし、また別の側面から見たら間違っていると受け取れるわけであり、物語の形と同じく受け取り方が千差万別であるからだ。 うん、次は夜と霧を読もう。

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2009/11/05

まんがで読破シリーズにはまってます。 ヒトラーが犬に優しいという一面を知り なんか親近感わきました。

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