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わが闘争(文庫版) の商品レビュー

3.6

36件のお客様レビュー

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2023/02/08

2023.2.7 ヒトラーの半生の伝記と、民族が盛衰を競っているという歴史観と、ユダヤ人は民族内部に入り込み生産はせず金融によって経済的に支配をすることで民族を破壊しようとするという反ユダヤ主義が語られている ・オーストリアの学生時代に国を超えてドイツ人であることを誇りに思うよう...

2023.2.7 ヒトラーの半生の伝記と、民族が盛衰を競っているという歴史観と、ユダヤ人は民族内部に入り込み生産はせず金融によって経済的に支配をすることで民族を破壊しようとするという反ユダヤ主義が語られている ・オーストリアの学生時代に国を超えてドイツ人であることを誇りに思うように教師から言われたことが民族主義の萌芽となる ・厳格な父と優しい母はいずれも18までに他界。画家を目指してウィーンに出てくるが受験に失敗して、生活に困窮する放浪者と出会いそのユダヤ人批判に影響をうける。 ・民族の本拠地であるドイツに向かいそこで伍長として第一次世界大戦に従軍する。前線が奮戦し優位であるにも関わらず、一部の売国奴によって敗戦したというのが大戦の受け止め ・東方にドイツ人の反映を支えるための食糧生産地を作るべきという東方生存圏を唱えてポーランドに侵攻し、その後のソ連侵略につながる ・純粋な一つのドイツ民族が一つの総統に率いられる一つの国を作り東方生存圏の確立によるドイツ民族が繁栄する千年帝国を築くことが自身の歴史的使命と自認。ドイツ民族による単一民族国家のためにもユダヤ人を排除すべきと考えた ・ミュンヘン一揆の裁判で賠償金の支払いに苦しむ国民を見捨てる政府を批判して、自身の反政府的行動の正当性を演説して支持を集めた

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2022/08/17

ヒトラーはなぜユダヤ人を迫害するに至ったのか、どのような経緯で上り詰めていったのかがよく分かった。 演説で人の心をつかむのが上手い。

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2022/01/23

ヒトラーがユダヤ人を排除しようとした背景を理解できた。あまりに過激な思想のはずだが、本人に演説の才能があったり、時代背景が味方したりして国民の支持のもと統領となっていく様子は恐ろしかった

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2021/12/10

原書の長さの関係か、『戦争と平和』より丁寧に描かれていた印象。100分de名著の『群集心理』の回でも触れられていたヒトラーの演説の上手さだが、自分も当時聴いていたなら支持していたんだろう。世界恐慌で極貧状態に陥っている最中では、力強いリーダーが支持されるのは必至。それは昨年のコロ...

原書の長さの関係か、『戦争と平和』より丁寧に描かれていた印象。100分de名著の『群集心理』の回でも触れられていたヒトラーの演説の上手さだが、自分も当時聴いていたなら支持していたんだろう。世界恐慌で極貧状態に陥っている最中では、力強いリーダーが支持されるのは必至。それは昨年のコロナ流行当初で実感した。  幼少期のエピソードなど知らなかったが、母親には愛されて育ったのが意外だった。色々と抑圧されて歪んでいったのかと思っていた。

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2021/09/27

まだ読んでなかったので。 学生時代に読んどけよって話ですが(ドイツ近現代史(WWII)専攻) ドイツだと禁書だから、日本に読みにきたって言う先生が居たなぁ。 読んではなかったけどさすがに大体内容は知ってた。 クリスタルナハトはポグロムじゃなくていいのか? ホロコーストはショアー...

まだ読んでなかったので。 学生時代に読んどけよって話ですが(ドイツ近現代史(WWII)専攻) ドイツだと禁書だから、日本に読みにきたって言う先生が居たなぁ。 読んではなかったけどさすがに大体内容は知ってた。 クリスタルナハトはポグロムじゃなくていいのか? ホロコーストはショアーじゃなくていいのか? このマンガ自体は最近の本なのに… 前知識なく読むと ヒトラーはとにかくスピーチ力の高い人だった。 って言う感想になるのではないかと。 オーストリアの欺瞞…とまで言うと怒られそうだけど 不思議な国だよね。と前半読んでいて改めて思った。 ドイツに助けて〜仲間じゃーんって泣きついて 暴走したら今度はいじめられて言うこと聞くしかなかったんです〜って切り離して ウィーンゼミだったのになんでもっとそゆとこ勉強しなかったのかしら… 今からでも遅くないかしらね。 色々読んでみようかね。 先生の授業受けたいなぁ。

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2021/09/08

漫画で読むのは邪道かな…と思い目を背けてたけれどなかなか原書を読む気にもなれず、、 有名な作品ばかりだから、ある程度内容は知っておきたい気持ちがついに勝って、まんがで読破シリーズ一挙読み。 まずは海外著者のものから手当たり次第。 ヒトラーのした事実は惨いことだけれど、有名な...

漫画で読むのは邪道かな…と思い目を背けてたけれどなかなか原書を読む気にもなれず、、 有名な作品ばかりだから、ある程度内容は知っておきたい気持ちがついに勝って、まんがで読破シリーズ一挙読み。 まずは海外著者のものから手当たり次第。 ヒトラーのした事実は惨いことだけれど、有名な史実の前にも壮絶な過去があったことを知れて良かった。

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2021/07/10

サクッと概観だけ。原作をまだ読んだ事が無いため、どれくらい忠実に書かれているのかは分からないがほぼ伝記。背後からの一突き論が流布されていた当時を考えれば、この思考回路は想像に難くない。

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2021/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルとは裏腹に、ヒトラーがミュンヘン一揆に失敗し、独房にて口述筆記された「わが闘争」が誕生するまでの伝記でした^^;。 いろいろな意見もあると思いますが、「ヒトラー=悪」と決めつけるのではなく、なぜヒトラーがあのような行動を取っていったのかを真摯に分析する事は重要かなと思いました。

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2020/04/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヒトラーの行った人類を驚愕足らしめた行動を棚に上げてフラットな視点で読むと、そこには人の心を掌握し、率い、扇動するための精緻なロジックと圧倒的な熱量を感じ取ることができる。 また、バックグラウンドとして当時のドイツにはそういったペルソナが求められていたということもあっただろうということは想像に難くない。

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2019/11/27

我が闘争の内容ではなく、 ヒトラーの自伝に近い内容。 ヒトラーも色んな挫折や失敗を経て、 独裁政権に上り詰めていったことがわかる。 ほんとに運命の針がもう少し違えば600万人とも言われるユダヤ人の被害者はでなかったかもしれないと思うと、ほんとに世界は紙一重の違いでとんでもない...

我が闘争の内容ではなく、 ヒトラーの自伝に近い内容。 ヒトラーも色んな挫折や失敗を経て、 独裁政権に上り詰めていったことがわかる。 ほんとに運命の針がもう少し違えば600万人とも言われるユダヤ人の被害者はでなかったかもしれないと思うと、ほんとに世界は紙一重の違いでとんでもない方向に行くのだと感じる。

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