わが闘争(文庫版) の商品レビュー
画家を目指していたヒトラー、父からは反対される。従軍した第一次大戦の敗戦後、ドイツ国民は困窮。夢も何もなくなる。 立ち上げたナチスは、ヒトラーの演説により国民を引きつける。暗殺されそうにもなりながら、それを逆手に取って逆転。政権を取って行く。 ドイツの置かれた状況から、国民は希...
画家を目指していたヒトラー、父からは反対される。従軍した第一次大戦の敗戦後、ドイツ国民は困窮。夢も何もなくなる。 立ち上げたナチスは、ヒトラーの演説により国民を引きつける。暗殺されそうにもなりながら、それを逆手に取って逆転。政権を取って行く。 ドイツの置かれた状況から、国民は希望を求めた。そこへヒトラーが現れた。 目指すところは、平和と繁栄、千年帝国。その、ドイツ人の生活を脅かすものとしてユダヤ人がいる。ユダヤ人は金貸しにより富を得て、ドイツ人を使って事業をしドイツ人労働者を擁護するように見せかけてドイツ人民族を奴隷化しようとしている。金融を支配、労働者を支配したユダヤ人がドイツを侵略している。侵略者から祖国を守るためにユダヤ人を打倒、絶滅させるという無理な理屈と力強い演説が困窮したドイツ人の心に響いた。 どこの国にもあり得るのではないか。 ヒトラーが勝手に出てきたのではなく、困窮した上に、他国からもいじめられる状況に国民が、スーパーヒーローを求め、その考えに引っ張られていった。 強いものに巻かれる。 羊やヌー、ライオン、猿、動物に備わった生きるための本能かもしれない。 今の世界も一部、同様なところがあるように思った。また、民主主義の危うさ脆弱さを感じる。
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2023.2.7 ヒトラーの半生の伝記と、民族が盛衰を競っているという歴史観と、ユダヤ人は民族内部に入り込み生産はせず金融によって経済的に支配をすることで民族を破壊しようとするという反ユダヤ主義が語られている ・オーストリアの学生時代に国を超えてドイツ人であることを誇りに思うよう...
2023.2.7 ヒトラーの半生の伝記と、民族が盛衰を競っているという歴史観と、ユダヤ人は民族内部に入り込み生産はせず金融によって経済的に支配をすることで民族を破壊しようとするという反ユダヤ主義が語られている ・オーストリアの学生時代に国を超えてドイツ人であることを誇りに思うように教師から言われたことが民族主義の萌芽となる ・厳格な父と優しい母はいずれも18までに他界。画家を目指してウィーンに出てくるが受験に失敗して、生活に困窮する放浪者と出会いそのユダヤ人批判に影響をうける。 ・民族の本拠地であるドイツに向かいそこで伍長として第一次世界大戦に従軍する。前線が奮戦し優位であるにも関わらず、一部の売国奴によって敗戦したというのが大戦の受け止め ・東方にドイツ人の反映を支えるための食糧生産地を作るべきという東方生存圏を唱えてポーランドに侵攻し、その後のソ連侵略につながる ・純粋な一つのドイツ民族が一つの総統に率いられる一つの国を作り東方生存圏の確立によるドイツ民族が繁栄する千年帝国を築くことが自身の歴史的使命と自認。ドイツ民族による単一民族国家のためにもユダヤ人を排除すべきと考えた ・ミュンヘン一揆の裁判で賠償金の支払いに苦しむ国民を見捨てる政府を批判して、自身の反政府的行動の正当性を演説して支持を集めた
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ヒトラーはなぜユダヤ人を迫害するに至ったのか、どのような経緯で上り詰めていったのかがよく分かった。 演説で人の心をつかむのが上手い。
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ヒトラーのホロコーストの部分しか知識はなかったが、彼の演説力と逆境をうまく利用する賢さにびっくりした。
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ヒトラーがユダヤ人を排除しようとした背景を理解できた。あまりに過激な思想のはずだが、本人に演説の才能があったり、時代背景が味方したりして国民の支持のもと統領となっていく様子は恐ろしかった
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原書の長さの関係か、『戦争と平和』より丁寧に描かれていた印象。100分de名著の『群集心理』の回でも触れられていたヒトラーの演説の上手さだが、自分も当時聴いていたなら支持していたんだろう。世界恐慌で極貧状態に陥っている最中では、力強いリーダーが支持されるのは必至。それは昨年のコロ...
原書の長さの関係か、『戦争と平和』より丁寧に描かれていた印象。100分de名著の『群集心理』の回でも触れられていたヒトラーの演説の上手さだが、自分も当時聴いていたなら支持していたんだろう。世界恐慌で極貧状態に陥っている最中では、力強いリーダーが支持されるのは必至。それは昨年のコロナ流行当初で実感した。 幼少期のエピソードなど知らなかったが、母親には愛されて育ったのが意外だった。色々と抑圧されて歪んでいったのかと思っていた。
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まだ読んでなかったので。 学生時代に読んどけよって話ですが(ドイツ近現代史(WWII)専攻) ドイツだと禁書だから、日本に読みにきたって言う先生が居たなぁ。 読んではなかったけどさすがに大体内容は知ってた。 クリスタルナハトはポグロムじゃなくていいのか? ホロコーストはショアー...
まだ読んでなかったので。 学生時代に読んどけよって話ですが(ドイツ近現代史(WWII)専攻) ドイツだと禁書だから、日本に読みにきたって言う先生が居たなぁ。 読んではなかったけどさすがに大体内容は知ってた。 クリスタルナハトはポグロムじゃなくていいのか? ホロコーストはショアーじゃなくていいのか? このマンガ自体は最近の本なのに… 前知識なく読むと ヒトラーはとにかくスピーチ力の高い人だった。 って言う感想になるのではないかと。 オーストリアの欺瞞…とまで言うと怒られそうだけど 不思議な国だよね。と前半読んでいて改めて思った。 ドイツに助けて〜仲間じゃーんって泣きついて 暴走したら今度はいじめられて言うこと聞くしかなかったんです〜って切り離して ウィーンゼミだったのになんでもっとそゆとこ勉強しなかったのかしら… 今からでも遅くないかしらね。 色々読んでみようかね。 先生の授業受けたいなぁ。
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漫画で読むのは邪道かな…と思い目を背けてたけれどなかなか原書を読む気にもなれず、、 有名な作品ばかりだから、ある程度内容は知っておきたい気持ちがついに勝って、まんがで読破シリーズ一挙読み。 まずは海外著者のものから手当たり次第。 ヒトラーのした事実は惨いことだけれど、有名な...
漫画で読むのは邪道かな…と思い目を背けてたけれどなかなか原書を読む気にもなれず、、 有名な作品ばかりだから、ある程度内容は知っておきたい気持ちがついに勝って、まんがで読破シリーズ一挙読み。 まずは海外著者のものから手当たり次第。 ヒトラーのした事実は惨いことだけれど、有名な史実の前にも壮絶な過去があったことを知れて良かった。
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サクッと概観だけ。原作をまだ読んだ事が無いため、どれくらい忠実に書かれているのかは分からないがほぼ伝記。背後からの一突き論が流布されていた当時を考えれば、この思考回路は想像に難くない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルとは裏腹に、ヒトラーがミュンヘン一揆に失敗し、独房にて口述筆記された「わが闘争」が誕生するまでの伝記でした^^;。 いろいろな意見もあると思いますが、「ヒトラー=悪」と決めつけるのではなく、なぜヒトラーがあのような行動を取っていったのかを真摯に分析する事は重要かなと思いました。
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