日日是好日 の商品レビュー
1956年横浜に生まれ、20歳の頃から週1回のお茶の稽古を続けてる森下典子さんの「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」2002.1発行です。「お茶」の話15話です。「ものを習うということは、相手の前に何も知らないゼロの自分を開くこと」「稽古は回数、数を重ねること、頭で覚えてはダメ...
1956年横浜に生まれ、20歳の頃から週1回のお茶の稽古を続けてる森下典子さんの「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」2002.1発行です。「お茶」の話15話です。「ものを習うということは、相手の前に何も知らないゼロの自分を開くこと」「稽古は回数、数を重ねること、頭で覚えてはダメ」など・・・、空手道など武道の稽古をしてきた私には、共通的なことが多いなと思いました。「形」から入り、「形」が出来上がる頃、自然に心が身についてるんですよね(笑) 森下典子 著「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」、2008.11発行(文庫)、再読です。お茶が教えてくれた15のしあわせとありますが、「まえがき」にエッセンスが凝縮している気がします。①世の中には「すぐわかるもの」と「すぐわからないもの(例えば、お茶)」の二種類がある ②以前、季節には「暑い季節」と「寒い季節」の二種類だった。それがどんどん細かくなっていった ③身のまわりの何でもないありふれたことが、ものすごく愛おしく感じられるようになった。
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茶道の本ですが、自己啓発本のような人生指南書のようなとても内容の深い良書でした。 お茶を通して「五感全てを使って季節を味わう」「自分の内側と向き合う」感覚を身につけることが出来たら、どんなに生きにくい時代も流されずに生きていける自信になるはず。 著者のおかげで、私も機会があれば是...
茶道の本ですが、自己啓発本のような人生指南書のようなとても内容の深い良書でした。 お茶を通して「五感全てを使って季節を味わう」「自分の内側と向き合う」感覚を身につけることが出来たら、どんなに生きにくい時代も流されずに生きていける自信になるはず。 著者のおかげで、私も機会があれば是非茶道を志してみたいと思いました。
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久しぶりに自分にとっていいと思う本を見つけました。この本を読んでいると、茶道を習いたくなるのはもちろん、何事に対しても継続することの意味、またそこにある本当の自由について考えさせられます。終わりのない世界で成長し続ける、私も約15年、書道を続けてきたので著者の考えや思いに共感させ...
久しぶりに自分にとっていいと思う本を見つけました。この本を読んでいると、茶道を習いたくなるのはもちろん、何事に対しても継続することの意味、またそこにある本当の自由について考えさせられます。終わりのない世界で成長し続ける、私も約15年、書道を続けてきたので著者の考えや思いに共感させられる場面が多々ありました。他人と比べずに、以前の自分と比較する。何年経っても上手にならず、まともに勉強もせずにだらだらと続けていた書道にも私は一旦区切りをつけました。書道から離れた今だこそわかります。機会があればもう一度始めたいと思います。茶道にもとても興味があります。たった1つの空間で、四季を感じ、五感で感じ、なんて不思議なんでしょう。茶道も是非、味わってみたい世界の一つです。
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いい本に出逢えたとしみじみ思います。 まず”第一章「自分は何も知らない」ということを知る” この言葉に引き込まれました。 茶道のお稽古を通して感じた、さまざまな気づき、続けることの意味や大切さが書かれています。 また、出てくる四季折々のお茶菓子が、とても美しくておいしそう。 ...
いい本に出逢えたとしみじみ思います。 まず”第一章「自分は何も知らない」ということを知る” この言葉に引き込まれました。 茶道のお稽古を通して感じた、さまざまな気づき、続けることの意味や大切さが書かれています。 また、出てくる四季折々のお茶菓子が、とても美しくておいしそう。 (和菓子好きにはたまりません♪) そしてお茶会で出会った「水仙」の花を思わせる、楚々とした老婦人。 グループで動く女性が多い中で、清々と一人で行動されていて 「お勉強って、本当に楽しいわね」とチャーミングに微笑まれた。 森下さんも(こんなふうになれたらいいなあ)と思われたようですが…同感です。 立ち姿や、おじぎの綺麗な女性に、とても憧れます。 自然と身に付いた所作というものは、 その人の、人となりを表しているような気がして。 『日日是好日』毎日がよい日…。 今の自分に足りない何かを教えてもらった気がします。 梅雨の季節に「雨の日は雨を聴くこと」を読めたことに”感謝”です。 折にふれ、何度も読み返すと思います。
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すばらしい一冊。お茶の本には留まらない。ビルの中でほとんどの時間働く私に、五感を研ぎ澄まして、四季を自然の美しさを感じることの素晴らしさを思い出させてくれた。
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20150125読了 ブックカフェ「solid & liquid TENJIN」で見つけた本。たまたま手に入れてすごいアタリだった!と思った。●お茶を習うってどういうことなんだろうなーと興味があった。踏み出すまでには至らないんだけれども。長年茶道をしてきたことで見えてきた...
20150125読了 ブックカフェ「solid & liquid TENJIN」で見つけた本。たまたま手に入れてすごいアタリだった!と思った。●お茶を習うってどういうことなんだろうなーと興味があった。踏み出すまでには至らないんだけれども。長年茶道をしてきたことで見えてきた世界を、著者がおすそ分けしてくれるような感じ。小難しい説明ではなく、生徒さんとしての目線で、ああこういうことだったのね、っていう気付き。●そのときは分からなくても、細々と、淡々と続けて、ふと振り返ったときに目の前が開ける瞬間があるってなんかすごいことのような気がする。文化の継承ってそういうことなのかもしれない。
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母親から勧められ、やる気がないながらも始めたお茶の習い事、人生の様々な経験をしながら、やがて「お茶」に目覚める、著者の成長物語。 お茶を通して、著者が会得し書き記した箴言を引用に転記。 引用に記した196頁の文には、なんとなくテレビドラマ「○○妻」の中での東山紀之のセリフを思い...
母親から勧められ、やる気がないながらも始めたお茶の習い事、人生の様々な経験をしながら、やがて「お茶」に目覚める、著者の成長物語。 お茶を通して、著者が会得し書き記した箴言を引用に転記。 引用に記した196頁の文には、なんとなくテレビドラマ「○○妻」の中での東山紀之のセリフを思い出してしまった(笑)
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茶道は今まで特に気にした事は無かったけども、少しやってみたい気持ちに。ただの習い事とは言い切れない、礼儀作法だけではなく人生をも考えさせられるものなのだなと思いました。茶道や華道が出来る女性は良いお嫁さんになると言いますが、確かにその通りだなと。茶道をきちんと理解した女性は他とは...
茶道は今まで特に気にした事は無かったけども、少しやってみたい気持ちに。ただの習い事とは言い切れない、礼儀作法だけではなく人生をも考えさせられるものなのだなと思いました。茶道や華道が出来る女性は良いお嫁さんになると言いますが、確かにその通りだなと。茶道をきちんと理解した女性は他とは少し違う魅力が身につくのかも。
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お茶をはじめて8年、お茶って良いなぁとなんとなく心で感じていたが、それをうまく言葉にしてくれていて、読んでいて「そうそう!」と何度も相槌を打ってしまった
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まずは形から、だんだん心が入っていく、 という森下さんの先生武田さんの教え方がとてもよいと思った。 表千家の話で、親近感いっぱいに読めた。 彼女の方が私よりもずっとちゃんと学んでいる感じがするけれど。 お茶続けよう、と改めて思った。
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