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トンコ の商品レビュー

3.6

47件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2013/05/18

無垢な存在の眼を通してこの世の怖さ、醜さ、矛盾が露わにされる。ホラーの枠を越えた秀逸な短編だと思う。

Posted byブクログ

2013/05/18

短編集。 怖くないホラー小説。 ホラー風味のファンタジーというか。 表題のトンコは、ぶたが主人公の逃走劇。 話の筋は違うけど雰囲気的には「かわいそうな象」的なお話。 私は割と単純な性格なので、最後のほう通勤電車で危うく泣きかけました。 他、「ぞんび団地」なんかが好みでした。ぞん...

短編集。 怖くないホラー小説。 ホラー風味のファンタジーというか。 表題のトンコは、ぶたが主人公の逃走劇。 話の筋は違うけど雰囲気的には「かわいそうな象」的なお話。 私は割と単純な性格なので、最後のほう通勤電車で危うく泣きかけました。 他、「ぞんび団地」なんかが好みでした。ぞんびいいよねぞんび。 救いのない話がどうしても嫌!許せない!ってことはないのだけど 害意のない動物や子供なんかが出てくると 悲惨な最期にはなりませんようにって どうしても思ってしまうので、このくらいでちょうど良かった。 まぁ、ホラーとしてはそういうのちょっとずるいよなーとも思うけど。

Posted byブクログ

2013/05/17

ホラー短編3集。 ぶひ。 ぷぎぃぃ。 ・トンコ。 ホラー小説大賞短編賞を受賞したみたいだが、 どこがホラー?ってかんじ。話自体もよくわからん。 ぼととん、ぼひ。 ・ぞんび団地 可哀想な女の子のお話なのだが、ユーモラス。 漫画のネタになりそな話。 ・黙契 悲しくて不気味で泣か...

ホラー短編3集。 ぶひ。 ぷぎぃぃ。 ・トンコ。 ホラー小説大賞短編賞を受賞したみたいだが、 どこがホラー?ってかんじ。話自体もよくわからん。 ぼととん、ぼひ。 ・ぞんび団地 可哀想な女の子のお話なのだが、ユーモラス。 漫画のネタになりそな話。 ・黙契 悲しくて不気味で泣かせる。これが一番読ませた。

Posted byブクログ

2013/03/15

短編が三作品。 豚に感情があるっていうのはちょっと… 表題作の「トンコ」は少しばかり幼稚である気が。 オイラ的には、最後の「黙契」がよかった。 縊死した妹と、警察官の兄との心の絆。 おどろおどろしさに目が行きがちだが、兄妹の心の機微が丹念に描かれ、ホラーでなくても充...

短編が三作品。 豚に感情があるっていうのはちょっと… 表題作の「トンコ」は少しばかり幼稚である気が。 オイラ的には、最後の「黙契」がよかった。 縊死した妹と、警察官の兄との心の絆。 おどろおどろしさに目が行きがちだが、兄妹の心の機微が丹念に描かれ、ホラーでなくても充分に読ませる作品だ。 兄の視線の先々に突如現れる、妹が死んだアパートの光景が怖すぎ。 「ぞんび団地」も可愛い女の子が主人公の可愛い物語なのに。 どことなく平山夢明を彷彿とさせる容赦ない残酷描写が寒々しい… バリエイションに富んだ短編集だった。 てか、まだ方向性が定まっていないのかなあ。

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2013/09/23

角川ホラー小説大賞の短編賞受賞作。 自分はホラーは苦手なタチだと思ってきた。角川ホラー文庫の黒い背表紙は本棚に並べたくないと思っていた。 でも、日本ホラー小説大賞の受賞歴を見て、恒川光太郎、小林泰三、貴志祐介等が載っていたので、おや?もしかしてそんなに恐くないかも・・・と思って...

角川ホラー小説大賞の短編賞受賞作。 自分はホラーは苦手なタチだと思ってきた。角川ホラー文庫の黒い背表紙は本棚に並べたくないと思っていた。 でも、日本ホラー小説大賞の受賞歴を見て、恒川光太郎、小林泰三、貴志祐介等が載っていたので、おや?もしかしてそんなに恐くないかも・・・と思って、この本を読んでみた。 ・・・結果、わかりやすく恐くはなかった。深く考えると恐いし、確かに描写はややグロいところもあるけど、どれもどこか切ないお話。最近のホラーの括りは、単純に恐い、気持ち悪いだけではないのですねぇ。

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2013/02/23

平成20年10月25日初版 目次 ・トンコ ・ぞんび団地 ・黙契 解説 大森望 第15回日本ホラー小説大賞 選評

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2013/01/18

三話収録。 全体を通して物悲しい雰囲気に満ちていた。 ・「トンコ」 交通事故で逃げ出した一匹の豚トンコはどこからともなく聞こえてくる兄弟豚たちの声に導かれるように野山や街中を探し歩くが、姿は見えず…聞こえてくる幻のような泣き声、街中から感じる兄弟豚のにおい。 いつのまにか、「...

三話収録。 全体を通して物悲しい雰囲気に満ちていた。 ・「トンコ」 交通事故で逃げ出した一匹の豚トンコはどこからともなく聞こえてくる兄弟豚たちの声に導かれるように野山や街中を探し歩くが、姿は見えず…聞こえてくる幻のような泣き声、街中から感じる兄弟豚のにおい。 いつのまにか、「トンコ」の気持ちになって読んでいた。巻末の評にもあったように、ホラーというより、幻想文学のかおりがした。 ・「ぞんび団地」 以前アンソロジーで読んだ作品。ぞんびになりたいと思う女の子の心情が胸が苦しくなるほどせつない。 子供が虐待される話はホントに苦手。 ・「黙契」 二人で暮らしてきた兄妹の妹が自殺してしまい、その動機を必死で理解しようとする兄が痛ましい。兄と妹(妹は死後の気持ち)が交互に語られる。 タイトルは作者の造語かな?なんとも重い言葉だ。 内容は割と好きでしたが、遺体の描写が… リアルすぎて無理。 ホラーてグロテスクな表現入れなきゃダメなのかな… 三つの中では、やはり表題作の「トンコ」がよかったです。

Posted byブクログ

2012/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

★トンコ 養豚場の運搬トラックから一匹の子豚が逃げ出す。その子豚・トンコは先に出荷されたきょうだいたちの臭いを頼りに森をさまようが、声は聞こえど姿は見えず。 ★ぞんび団地 親の愛情に飢えた少女は、ゾンビになりたい、と懇願する。 ★黙契 ふたりきりの兄妹。妹は自殺してしまい、残された兄はなぜ気づいてやれなかったと苦しむ。

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2012/08/24

短編。「トンコ」「ゾンビ団地」「黙契」と進むごとにホラー度が増していく。 ホラー小説超初心者の私がおすすめする作品は表題作「トンコ」。 全体から漂う微かな薄気味悪さがいいです!

Posted byブクログ

2012/04/08

すき!あっちゃんは、暗い部分を子供みたいな表現してて 一見明るく感じるけどよーく考えると怖い ギャップがすごい

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