3月のライオン(2) の商品レビュー
将棋は難面白い!
零と川本3姉妹の、心がほっこりする話です。女性にとって将棋ってなかなか手が出ないものですが、解説付きでなんとなくでも理解できると思います。先の先を読むすごく奥深い競技ですよね。。。ストーリーも羽海野先生らしく重い題材もありつつ、そこから救ってくれるような心がじーんとするところもあ...
零と川本3姉妹の、心がほっこりする話です。女性にとって将棋ってなかなか手が出ないものですが、解説付きでなんとなくでも理解できると思います。先の先を読むすごく奥深い競技ですよね。。。ストーリーも羽海野先生らしく重い題材もありつつ、そこから救ってくれるような心がじーんとするところもあり、今後の展開が気になる作品です。
midori
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※このレビューにはネタバレを含みます
3月のライオンの中でも、chapter13~14の高橋くんとヒナちゃんと零の話、やりとりは特に好きです。アニメでも繰り返し見てしまった。後半は棋士の話。こういう世界で棋士は戦っている。色んな人がいる。そして最後の桐山零の心からの叫び。アニメでは音楽も相まって、とても印象に残っている。
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勝負の世界なんだけど対戦相手のことを気にすまいとて気にしてしまう零の葛藤が印象的な2巻。 ついにどこかへ駆け出し大声で独りモヤモヤを絶叫する姿に、こういう衝動ってあったよね〜って、忘れかけていたような瑞々しくもあるあの感情を思い出したような気がして、なんだか読んでるこちらもすっき...
勝負の世界なんだけど対戦相手のことを気にすまいとて気にしてしまう零の葛藤が印象的な2巻。 ついにどこかへ駆け出し大声で独りモヤモヤを絶叫する姿に、こういう衝動ってあったよね〜って、忘れかけていたような瑞々しくもあるあの感情を思い出したような気がして、なんだか読んでるこちらもすっきりした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
自分の世界に興味を持ってもらえる嬉しさ 自分だけの世界でしかなかった 秘密にしていたつもりもなかったのに 言う機会もなかったから 黙っていたことが 一気にご開帳となる 驚くことはあっても その世界に興味を持ってもらえる嬉しさ ここしかないと思えた世界 誰もいないと思っていた世界に 興味を持ってもらえる 嬉しさ 少しだけ温かくなる 気持ち 自分と親しくしていた人だからこそ 嬉しい 自分が強くなることが 世界が広がっていく
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「逃げなかった」って記憶が欲しかったんだと 「潔い」のと「投げやり」なのは_似ているけど違うんだ‼︎ 自分を疑ったりしないのだろうか_前へ前へと進もうと進もうと粘る_あの熱… せんざき先崎学
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面白くなってきた。将棋棋士の話だが、青春の苦悩的なテイストが盛り込まれている。藤井聡太棋聖のことをちょっと考えながら読んだ。
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勝負の世界だからこそ起こる葛藤。引き続き、棋士の孤独との闘いを描いている。表のみで判断してはならない。
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それぞれが、それぞれの才能を活かすことのできる場所にいること。それが現代社会の競争なのかもしれない。下町に広がる多様性やよし。
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将棋説明のページのネコキャラたちがかわいすぎて悶えた。将棋コラムもおもしろいな~。 桐山くんの心の拠り所が見つかるといいな。
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零の居場所探しがテーマとなっていそうな第二巻 生きる為に将棋を始め、自分の居場所を手に入れようとがむしゃらにやってきた零だけど、その実辿り着いた場所で何を得たいのか、そこから何処へ行きたいのかという展望をはっきりと持ってはいなかった そんな零の前に現れる幾つもの言葉や2つの対局模...
零の居場所探しがテーマとなっていそうな第二巻 生きる為に将棋を始め、自分の居場所を手に入れようとがむしゃらにやってきた零だけど、その実辿り着いた場所で何を得たいのか、そこから何処へ行きたいのかという展望をはっきりと持ってはいなかった そんな零の前に現れる幾つもの言葉や2つの対局模様があまりに印象的 野球少年の高橋がこれまで得たものやこれから目指す道は零と全く異なるもの。けれど、二人は「何故高校へ行ったのか、行くのか?」という動機を共通項として判り合ってしまう きっとそこにあるのは自分が居る道に対してとても真摯な姿勢なのだろうなと思える 零を気遣い本気で吠える晴信、将棋を楽しもうと教わり始めるヒナとモモ。 冷たいばかりだった零の将棋の世界がこれを契機として明るさを持ち始めていく様子は良いね。そしてその将棋の楽しさが零が生きるため以前に何故将棋を始めたのかという根源的動機を思い起こさせてくれる展開も素晴らしい だからこそ、その直後に雷鳴のようにやってくる香子の存在が恐ろしい 香子は零から居場所を奪われた人間で今は零を殴った男と居る 様々な意味で零を落ち着かなくさせる香子の存在は強烈で彼女が登場するだけで読者までも落ち着かない気分にさせるのは流石と言う他ない 香子の登場を契機に零の将棋の世界は再び危ういものへと変貌してしまう 松永七段の将棋は妙な意味で衝撃的(笑) 自分は将棋の素人だからはっきり判らないけれど、それでも一度作った穴熊を辞めてしまうのは無茶苦茶だと伝わってくる(笑) けれど、そんな無茶苦茶な穴熊も、程度の低い演技も、負けた際の酷い態度も後になってみればそこには濁流のような感情が込められていたのだと判る 零の「将棋好きですか…」の質問に対する松永の答えは対局中には見えなかった将棋人生40年の重み、それが存分に伝わってくる台詞と表情だった 次の安井六段は良くも悪くも家族の影がちらつく人物 クリスマスを通知表みたいだと感じた零。そんな零からすればクリスマス当日の対局部屋に娘へのクリスマスプレゼントを携えてやってきた安井は何としても諦めないで欲しいと願ってしまう人物 望んだ家族の形を手に入れられなかった零だからこそ、安井に対してそう願ってしまうのだろうね だというのに安井は一つのミスをきっかけに簡単に諦めてしまう。それどこから自己弁護するような言葉を発し、更に零に責任を押し付けるかのような言動まで見せる なんとも自分勝手だが、押し付けられた零は堪ったものではない 将棋への理解と無理解、零の自問と願望。それらが織り交ぜられた末に放たれた零の絶叫があまりに痛ましい
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