ママの狙撃銃 の商品レビュー
文庫になるのを楽しみにしていたのですが、正直言って、期待はずれでした。荻原らしく、最後には驚きの展開が用意されてはいましたが、それもあまりインパクトがなかったです。なんだか掴み所のないまま、話が終わってしまった感が強いですね。何が言いたかったのかイマイチわからなかったといったほう...
文庫になるのを楽しみにしていたのですが、正直言って、期待はずれでした。荻原らしく、最後には驚きの展開が用意されてはいましたが、それもあまりインパクトがなかったです。なんだか掴み所のないまま、話が終わってしまった感が強いですね。何が言いたかったのかイマイチわからなかったといったほうが正しいかも。作者が荻原浩だけに、受け手としてのハードルがどうしても高くなっちゃてますね。うーん。
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少女時代のアメリカ暮らしで伝説の暗殺者と言われた祖父の手ほどきを受け、一度だけ「仕事」をした過去を持つ主婦。日本で25年ぶりの「仕事」の依頼。マイホーム・ローン、リストラ、いじめ。。。で家族の苦境を救う為に、再びレミントンM700を手にする。 人を殺しておいてどんな結末になるの...
少女時代のアメリカ暮らしで伝説の暗殺者と言われた祖父の手ほどきを受け、一度だけ「仕事」をした過去を持つ主婦。日本で25年ぶりの「仕事」の依頼。マイホーム・ローン、リストラ、いじめ。。。で家族の苦境を救う為に、再びレミントンM700を手にする。 人を殺しておいてどんな結末になるのか、ラストまで読みきるのが辛いような、なんとも切ない気持ちで読んでいましたが、最後はほどよく落とし前つけてくれました。 (2008/11/26)
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「もう一度、仕事をしてみないか」ふたりの子どもにも恵まれ、幸福な日々を送る福田曜子の元に届いた25年ぶりの仕事の依頼。幼い頃アメリカで暮らした曜子は、祖父エドからあらゆることを教わった。射撃、格闘技、銃の分解・組み立て…。そう、祖父の職業は暗殺者だった。そして曜子は、かつて一度だ...
「もう一度、仕事をしてみないか」ふたりの子どもにも恵まれ、幸福な日々を送る福田曜子の元に届いた25年ぶりの仕事の依頼。幼い頃アメリカで暮らした曜子は、祖父エドからあらゆることを教わった。射撃、格闘技、銃の分解・組み立て…。そう、祖父の職業は暗殺者だった。そして曜子は、かつて一度だけ「仕事」をしたことがあった―。家族を守るため、曜子は再びレミントンM700を手にする。荻原浩の新たな地平。“読み出したら止まらない”サスペンス・ハードボイルド。
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いかにも荻原浩らしい作品。主人公は夫と息子、娘を持つ主婦。少女時代にアメリカでやっていた『仕事』を再び日本でやることに。娘のために行動する姿が痛快。サクっと読みやすいしオススメ。
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荻原さんは大好きな作家の一人です。しかしこの作品については余り良い評判を聞かなくって、躊躇し、ほとんど期待せずに読み始めました。 確かに、この本を読むのにまともな道徳観を持ち出したら駄目でしょうね。何せ主人公の主婦がやるのは、自分の家のローンの為の暗殺だったり、娘を苛めた同級生へ...
荻原さんは大好きな作家の一人です。しかしこの作品については余り良い評判を聞かなくって、躊躇し、ほとんど期待せずに読み始めました。 確かに、この本を読むのにまともな道徳観を持ち出したら駄目でしょうね。何せ主人公の主婦がやるのは、自分の家のローンの為の暗殺だったり、娘を苛めた同級生への度を越えた個人的制裁ですから。 しかし私の場合、洋物のフォレットとかクイネル、ポロックなどで暗殺者の作品を多く読んでた所為でしょうか、その辺りは余り気にせずに読むことが出来ました。そして元々期待度が低かったからでしょう、意外に行けるじゃんというのが感想です。あくまで最初の期待値の低さに比べてですけれど。 しかし、荻原さんにはこのようなハードボイルドの世界に入って欲しくないですね。こういう作品を書くのなら、むしろ初期のようなコメディータッチで描いて欲しいと思います。
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住宅ローンに終われ生活費のやりくりに頭を悩ませる ごくありふれた主婦・曜子。 しかし彼女には思いも寄らない暗い過去が・・・・という設定にはびっくりで すごくサクサク読めたんだけども どう考えても共感できないなーこういう話は。 娘の窮地を救おうと奮起する場面ではまさに“母は強し!”...
住宅ローンに終われ生活費のやりくりに頭を悩ませる ごくありふれた主婦・曜子。 しかし彼女には思いも寄らない暗い過去が・・・・という設定にはびっくりで すごくサクサク読めたんだけども どう考えても共感できないなーこういう話は。 娘の窮地を救おうと奮起する場面ではまさに“母は強し!”という感じで 曜子はすごくカッコイイし痛快な思いはするものの、 女子高生相手にそこまでしなくても・・・という感じも否めない。 さらに自分の家族を守るためとはいえ かつての恐ろしい過ちを再び繰り返そうとする曜子の言動の前には そのカッコイイ場面もいまひとつ説得力に欠ける気もする。 幼少の頃から祖父のもとで育てられ生きる方法はそれしかなかったという 哀しい運命を持つ曜子に同情はするが。 それでも曜子の身の上がさらに明らかになる切ないラストには じーんとします。 うーん、ちょっと辛口だったかな〜 ついつい荻原作品には期待しすぎてしまうということもあるかもしれない。
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この作品は最後が少し見えてしまうけど、相変らず一気に読ませてくれる内容.God Bless you...
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まず設定に驚きました。かなり飛んではいるんだけど、いちおう現実味は持たせてあるかと。…それでもやっぱりどうかとは思うけれど。家族の描き方なんかはすごく好きなんだけどストーリーは自分には少し合わなかったです。このあとどうなるんだろう…不幸にはなってほしくないけど報いも受けてほしい。
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