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ママの狙撃銃 の商品レビュー

3.5

68件のお客様レビュー

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2010/05/14

女性の、しかも専業主婦で、母親で、41歳の、暗殺者、曜子。 もう、これだけで、読みたくなる。 どんどん、強く、したたかになっていく主人公が、良い。

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2010/04/02

「もう一度、仕事をしてみないか」 ふたりの子どもにも恵まれ、幸福な日々を送る福田曜子の元に届いた「K」からの25年ぶりの仕事の依頼。 幼い頃アメリカで暮らした曜子は、 祖父のエドからあらゆる事を教わった。 射撃、格闘技、銃の分解・組み立て・・・・・。 祖父の職業は暗殺者だった。...

「もう一度、仕事をしてみないか」 ふたりの子どもにも恵まれ、幸福な日々を送る福田曜子の元に届いた「K」からの25年ぶりの仕事の依頼。 幼い頃アメリカで暮らした曜子は、 祖父のエドからあらゆる事を教わった。 射撃、格闘技、銃の分解・組み立て・・・・・。 祖父の職業は暗殺者だった。 そして曜子はアメリカにいた頃に一度だけ、 祖父の代わりに「仕事」をしたことがあった。 大好きな祖父・エドを守るため。 今度は家族を守るために曜子は再び銃を手にする。 亡き祖父の形見、レミントンM700を―――。 銃の詳しさもさることながら、随所に出てくる料理シーン。 荻原さんがこんなに料理に詳しいとは驚きです。 家族のために3度目の暗殺を決意してクライマックスになるわけですが、最後には意外な事実が明らかになります。 標的=依頼者というのは想像できましたけど、 それ以上の意外性がラストには待っていました。 とりあえずおもしろい本を読みたいという方にはお薦めです。

Posted byブクログ

2010/03/26

淡々と暗殺の描写が続くかと思ったけど、中盤からヒューマンドラマっぽくなってきた。 やはりこの作者っぽい展開。

Posted byブクログ

2010/03/23

久々に荻原作品読んだけど面白かった。 ただ、もうちょっとコメディ色が強い方が好きかもしれん。 珠紀のクラスメイトの萌音の件はサイコーでした。

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2010/03/18

二人の子供を持つ母親が実は?!な設定にまず驚き。 どこか偏見に満ちたアメリカ像に失笑し。 ちょっと?!何それ?!な結末に唖然とす。 サスペンス・ハードボイルドと銘打たれてるけど、サスペンス度も、ハードボイルド度も物足りない。

Posted byブクログ

2010/03/07

ストーリとしては突飛なんだけど、普段の生活感のリアルな感じと、家族への思いがあるから、非日常の行動も読めてしまう。荻原浩の筆力なんだろうな。自分にしか出来ないことがあるのは孤独なことだとなんだと思った。家族を守ることも、銃を持つことも。 たとえ純粋なサスペンスでも、ミステリーでも...

ストーリとしては突飛なんだけど、普段の生活感のリアルな感じと、家族への思いがあるから、非日常の行動も読めてしまう。荻原浩の筆力なんだろうな。自分にしか出来ないことがあるのは孤独なことだとなんだと思った。家族を守ることも、銃を持つことも。 たとえ純粋なサスペンスでも、ミステリーでもなくても価値があるんじゃないかな。

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2010/02/17

曜子は強い。それはそれは強い。機転の利く肝の座ったなによりも腕の立つ暗殺者だ。だけど狙撃シーンよりも、肉体を鍛え抜くシーンよりも、どんなシーンよりも、母であり子を守ろうとする瞬間が一番強く、きれいだった!荻原先生の家族愛はコミカルで、シンボリックで、キュートです。そして芯が細いよ...

曜子は強い。それはそれは強い。機転の利く肝の座ったなによりも腕の立つ暗殺者だ。だけど狙撃シーンよりも、肉体を鍛え抜くシーンよりも、どんなシーンよりも、母であり子を守ろうとする瞬間が一番強く、きれいだった!荻原先生の家族愛はコミカルで、シンボリックで、キュートです。そして芯が細いようで強い。そしてじんわりと優しい。曜子のようにではなくとも、ママはきっと隠した強さを持っていて、ワタシが一番泣きたい時に守ってくれるのよ!そしてママになった時自分の中に隠れた強さを見つけるのかなあ! 荻原先生の描く物語は暖かく優しく、やっぱりキュートです。

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2010/01/06

【あらすじ】 「もう一度、仕事をしてみないか」ふたりの子どもにも恵まれ、幸福な日々を送る福田曜子の元に届いた25年ぶりの仕事の依頼。幼い頃アメリカで暮らした曜子は、祖父エドからあらゆることを教わった。射撃、格闘技、銃の分解・組み立て…。そう、祖父の職業は暗殺者だった。そして曜子は...

【あらすじ】 「もう一度、仕事をしてみないか」ふたりの子どもにも恵まれ、幸福な日々を送る福田曜子の元に届いた25年ぶりの仕事の依頼。幼い頃アメリカで暮らした曜子は、祖父エドからあらゆることを教わった。射撃、格闘技、銃の分解・組み立て…。そう、祖父の職業は暗殺者だった。そして曜子は、かつて一度だけ「仕事」をしたことがあった―。家族を守るため、曜子は再びレミントンM700を手にする。荻原浩の新たな地平。“読み出したら止まらない”サスペンス・ハードボイルド。 【感想】

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2011/08/06

帯に書いてある通り確かに「読み出したら止まらない」テンポのよい作品。普通の主婦が実は名スナイパーっていう設定はおもしろいし、その主人公の人格形成の要因や現在の環境もしっかり書かれており、有り得ない話とわかっていても「ただの嘘っぽい作り話」とはいえないレベルに作りこまれていると思う...

帯に書いてある通り確かに「読み出したら止まらない」テンポのよい作品。普通の主婦が実は名スナイパーっていう設定はおもしろいし、その主人公の人格形成の要因や現在の環境もしっかり書かれており、有り得ない話とわかっていても「ただの嘘っぽい作り話」とはいえないレベルに作りこまれていると思う。ただ、いつもの荻原浩を期待してしまうと少し中途半端に感じるかな〜。ユーモアが少ないし、泣かせる・苦悩を感じさせるとしても、やっぱり「銃」って日本人にはヒトゴトに感じてしまう。主人公の苦しみも丁寧には描かれているが、結局「お金=家族を守るため」という名目で人殺しをするのは納得・理解できないかな〜あとは旦那さんがしょぼすぎて哀しい。。。

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2009/10/04

いただきものの本。 このタイトルから、シリーズものなのかと思ってた。 「ママの◯◯」シリーズ?と。 でも、読んでみたら、軽い文体で重たい内容。 家族を守る、母。 ママが暗殺者な部分以外は、良くある問題をたくさん抱えた家族。 頼りない父、学校でいじめられている思春期の長女、 無邪...

いただきものの本。 このタイトルから、シリーズものなのかと思ってた。 「ママの◯◯」シリーズ?と。 でも、読んでみたら、軽い文体で重たい内容。 家族を守る、母。 ママが暗殺者な部分以外は、良くある問題をたくさん抱えた家族。 頼りない父、学校でいじめられている思春期の長女、 無邪気な長男。 最後の数ページまで、どんなエンディングなのか?なんて 想像せずに、読むことに没頭した作品でした。

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