つみきのいえ の商品レビュー
かぞくとの いとしい おもいでは しゅじんこうの じんせいそのもの。 アルバムを めくるように おもいでを さかのぼった さいごの ばしょで しゅじんこうが みつけたものは。
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海面上昇によって家が沈んでいくたびに、上へ上へと積みあげられた不安定な家。子供はこの家の構造が面白いと思ったようです。 愛する家族との思い出とともに暮らし、おじいさんの心境は、さざ波のように穏やかであるに違いありません。おじいさんの人生を想像し、切なさも感じました。 淡い色彩の絵も、心に優しく沁みます。 (読んだ時期:4歳8ケ月)
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いつしか渋谷のPARCOで絵本の展示会というものに行った際に一番印象的だったのがこの絵本だった。冒頭は、なんて不便なところに住んでるんだと、その程度の感情であったものの、読み終えたころには思い出は命と同じように、いつまでも儚く尊いものだと感じ、切なくなりました。
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ほとんどの建物が水没した土地で暮らす老人。 ある日落とし物を探しに海に潜ります、 第81回米国アカデミー賞短編アニメーション部門受賞をはじめ、 世界中の映画祭で20冠に輝いた短編アニメーション「つみきのいえ」を、 作者である二人が絵本として描きおろしました。 最後の主人公の描写が...
ほとんどの建物が水没した土地で暮らす老人。 ある日落とし物を探しに海に潜ります、 第81回米国アカデミー賞短編アニメーション部門受賞をはじめ、 世界中の映画祭で20冠に輝いた短編アニメーション「つみきのいえ」を、 作者である二人が絵本として描きおろしました。 最後の主人公の描写が、重いです。
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アニメーション(そう言えばアカデミーショー作品だった!)ありきの絵本なんですね。 本の大きさ、表紙、表紙の文字、凄い良いバランス! 手に取った瞬間から良い! 内容的にも素晴らしい。人は目に見えない思い出の積み重ねで生きていると思うけど、海面が上がってきて、家はどんどん上へ積み重なる「つみきのいえ」リアルに思い出の上に住む、という具現化。 大工道具を落としてしまい、海へ潜ると、夫婦の、家族の思い出が 蘇ってきて切なくなっていくのが堪らない! 最後に壁の割れ目にたんぽぽ一輪、水没しているけど、希望がひとつってことなのか・・・。 これはアニメーション観なくては!!
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賞をとった本だと思い逆に毛嫌い?しててなかなか読む機会がなかったが、さすがだ!と思った。 深い深いおはなしでじーんとくる内容だった。 って大人が?だけどあにはどう思っているんだろうか…この話の内容が理解できるようになるのはいったいいくつくらいだ?ちなみに今は5歳です。
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息子殿が読んでいて、有名だけどしらなかった絵本に(著・平田研也、絵・加藤久仁生)『つみきのいえ』(白泉社、2008)というのがありあます。今日、初めて読んだのですが、これはなかなかいいですね。元々は映像作品のようなのですが(未見)、それをもとに絵本にされた作品です。 (ネタバレ含む)話の筋は、海面が上昇したことで水没した元の街(今は海)にひとりで残ったおいじさんが主人公。積木を積み上げたような家で独りで暮らしておりますが、海面が上昇するたびに、上へ上へと家を建て増し生活ながらも、のんびりと穏やかに過ごしております。 ある日、今の住まいにも海水が。積み木のように建て増しを決行するも、その途中で大工道具が海の中へぽちゃん!おじいさんは潜水服を着て潜っていく。その過程で、これまで暮らした家を通過する訳ですが、そこで、かつて暮らしていた家族との思い出を回想していく--というもの。 映像の方はみておりませんが、人生というものを象徴的に描くよい作品です。ご興味のある方は是非。
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DVDも持っていますが、 絵本のほうが個人的に味があると思っています。 子どもよりも大人がじわっとくる絵本かもしれませんね。
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懐かしい人に会いたくなる本です。 やわらかなおだやかなイラストで、過去へ過去へと回想する。 もう会えなくなった人や、会わなくなった人のこと思い出してちょっぴり切なく、暖かい気持ちになれる本です。
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水がドンドン浸水してくるので上に上にと家を『つみき』のように積み上げていくおじいさん。 積み上げて積み上げて・・・ そんなおじいさんが工具を落としたことをきっかけに浸水した家の下のに向かうことになる。。。 積み上げられた家の下を支えていたもの。 人生というものを重...
水がドンドン浸水してくるので上に上にと家を『つみき』のように積み上げていくおじいさん。 積み上げて積み上げて・・・ そんなおじいさんが工具を落としたことをきっかけに浸水した家の下のに向かうことになる。。。 積み上げられた家の下を支えていたもの。 人生というものを重ねてしまうとても深い絵本です☆ きっと心があったかくなる一冊だと思います!
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