チーム の商品レビュー
チームとは、 長い時間をかけて、 家族よりも思い出を共有しあい、 作り上げていくものだと思っていた。 でも、そうじゃないチームもあるんだ。 学連選抜という日の当たらない部分を フューチャーしたところが興味深い。 高校生の青春ものとはまた違う。 葛藤が深い。
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ありきたりな話だけど、よかった。文章がいまいちな気がしたけど、お気に入り作品のひとつ。さわやかで読んでいて気持ちいい。何度も読み返した。
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箱根駅伝の学連選抜のお話です。 学連選抜…、 出られなかった大学の速い選手の集まり。 モチベーション的にはどうなのかなぁと思うけど、 でもこの話ではしっかりひとつの「チーム」になってました。 登場人物もそれぞれ個性があっていいです。
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箱根駅伝を見ていて学連選抜チームの存在を不思議に感じていた。 選手はどんな気持ちで走っているのか、やっぱりそれは自分のチームで出場している選手とは違うのか。 この小説を読んで、走る選手の気持ちの核は同じなんだろうなと思った。 チームに対する気持ちは同じではないだろうけど、走ると...
箱根駅伝を見ていて学連選抜チームの存在を不思議に感じていた。 選手はどんな気持ちで走っているのか、やっぱりそれは自分のチームで出場している選手とは違うのか。 この小説を読んで、走る選手の気持ちの核は同じなんだろうなと思った。 チームに対する気持ちは同じではないだろうけど、走るという行為は変わらないし走るという行為と自分の関係も変わらないのではないか。 私は学校行事のマラソン大会で走った7キロが最長という人間だから想像することしか出来ないけれど。 それでも今までただただ不思議な存在でしかなかった学連選抜チームへの見方は確実に変わった。 とても良かったなと思う。 …だけど、試合前と試合中で本当に同じチームかと疑うくらい雰囲気が違うのは違和感があった。 嬉しいギャップだったから良かったのだけど、ちょっとついていけなかった‥。
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箱根駅伝の「学連選抜」チームのお話って初めてじゃないかな。どうしても「風が強く吹いている」と比べちゃうんだけど、荒唐無稽さを楽しんだ「風…」とは違い、うんうん、そういうことってあるかもね、と思えた点で新鮮&面白かったです。 私、全くのスポーツ音痴のくせに、箱根駅伝を見ると...
箱根駅伝の「学連選抜」チームのお話って初めてじゃないかな。どうしても「風が強く吹いている」と比べちゃうんだけど、荒唐無稽さを楽しんだ「風…」とは違い、うんうん、そういうことってあるかもね、と思えた点で新鮮&面白かったです。 私、全くのスポーツ音痴のくせに、箱根駅伝を見ると泣けて、泣けて…。若者たちが“襷をつなぐ”ことに青春を賭けている様が健気でたまらないからなんだと思うんですよ。 で、そういえば、と毎年、目には入っていた「学連選抜」。 彼らは自分たちが所属している大学の部としては参加できなかったという挫折を味わい、でも、個人としては優秀な記録を持つがゆえに、あそこに来ている人たちだったんですね。 駅伝は個人競技か、団体競技か? 私は、フラフラになりながら次の走者に襷を渡し、その後すぐに倒れ込む学生や、制限時間内に汗の沁み込んだ襷を受け取ることができず、見切りスタートさせられてしまう学生に、涙・涙のお正月なものだから、迷いなく団体競技と思っていたのだけど、そうなると学連選抜の意義は???となるよね、確かに・・。 主人公は、前年の箱根には出場できたものの、その際、自らの受け持ちである10区で失速。今年こそ、と思い臨んだ予選では部員たちの総合得点が届かず、と、苦い経験をしている四年生・浦。 彼をキャプテンとして、寄せ集めの16人がいかにチームになっていくか、を描いたこの作品。 あれこれ突っ込み所はあるものの、(突っ込みなんて言ったら、「風…」はそもそも設定からして無理だよね。それを巧みにアリかも、と思わせてしまうしをんちゃんには敬服したけど。)浦を始めととして、チーム員たちの成長、区間ごとの細かな特徴と走りの息詰まるような筆致には、ホント、楽しませてもらいました。 来年の箱根駅伝では、「学連選抜」にも注目してみたいです。(*^_^*)
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箱根駅伝のなかのもうひとつのチーム、学連選抜にスポットをあてた小説。 走ること自体は個人競技だが、チーム競技である駅伝に、寄せ集めのチームで出場する選手のそれぞれの参加意義や心の動き、箱根を走ることの意味が描かれている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
箱根駅伝の学連選抜に光を当てた作品。寄せ集めメンバーが本当のチームになれるのか。本来の大学チームとの箱根出場を果たせなかった、彼らの複雑な思いがひし、と伝わってくる。意外にアッサリとした描写で、3分の2を実際のレースに充てているにもかかわらず、ぐったりとした読後感にはならない。 「風が強く吹いている」は練習方法から箱根予選会、選手の成長…と盛りだくさんだった。その分重く、ずっしりとした作品になっている。「チーム」は駅伝の良いとこどりだけをしてしまったような、若干表面をなでただけのような物足りなさもある一方、監督の心の揺らぎや、主務青木といった、裏手のサポートも良く書ききれいていると思う。
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展開としてはオーソドックスかもしれないが、読ませる内容。駅伝、しかも学生選抜という特異なポジションからうまくランナーの心理を描いている。
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序盤、硬い印象で監督もピンと来なかった。ところがエントリーが発表されると、どんどん面白くなってきた。走っている選手の気持ちや体感が興味深い。レース展開が楽しめる。学連選抜というチームへの思いが深くなった。箱根駅伝を毎年見るのならば読んでいて損はない傑作だと思う。
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箱根駅伝に学連選抜で出場する寄せ集めチームの話。 風が強く吹いているがファンタジーならこちらはリアルな感じ? でも物語ってファンタジーな方が面白かったりするよね… ラストは似た感じ。
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