チーム の商品レビュー
選手だけではなく監督やコーチも 人格者じゃないところが面白い 決して感動大作ではないけれど 先が気になって一気読み 関西住みなので箱根には 全く関心がなかったけど かなり親近感があり 4.4点
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風が強く〜が面白かったので続けての駅伝物。こちらは学連選抜チームの話。予選タイムにより色んな大学からの寄せ集め即席チーム。門脇の本気に胸熱くなり、山城のツンデレ、ラストのドキドキ、こちらも楽しかった。
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読み終わったあとに、昨年のロンドン五輪の競泳の入江凌介選手の名言を思い出した。 「(日本の)競泳は27人で1つのチーム。27人のリレーはまだ終わらないです」 競泳というのは個人競技。基本的には個人がベストを尽くせばいいだけの競技。他の選手は関係ないと思われがち。 でも、そ...
読み終わったあとに、昨年のロンドン五輪の競泳の入江凌介選手の名言を思い出した。 「(日本の)競泳は27人で1つのチーム。27人のリレーはまだ終わらないです」 競泳というのは個人競技。基本的には個人がベストを尽くせばいいだけの競技。他の選手は関係ないと思われがち。 でも、そこは人間がやるスポーツ。種目は違えど同じ大会のプールの中で泳いでる選手同士、そして出場に至らなかった全水泳選手の気持ちが繋がったからこその成果がそこにある、勝利という形で結実しているということを思い知らされた。 色々な人間が水泳というスポーツの代表として、勝利という一点に向けて、まるでリレーのバトンを渡すように気持ちを繋げていく、それこそがチームなのかもしれない。 箱根駅伝を題材にしたフィクション。駅伝というのも単にコースに適したランナーを集めて個人がベストを尽くせばそれでいいと思われる部分が大きい。団体競技ではない個人の寄せ集めの場。しかも登場するチームは学連選抜という特定の学校に所属しない、紛れもない寄せ集め。 しかし、彼らは個人の確執や複雑な思いを乗り越えながら、勝利を強く求めるチームとなっていく。 走るという行為以外のものを排除し、それを巡る選手・コーチ・監督の思いが、ひとつの襷の下で繋がっていく、その過程が面白い。緻密なコース描写とレースに関わる人間の心理描写は、バラバラな個人の集まり、まとまりとは程遠い集団であっても競技を愛し勝利を求める過程に、手に汗握る気分になる。 そしてエンディングでは、彼らは紛れもなくひとつのチームになったことに、読者は安堵することになる。読者でさえも駅伝というスポーツのチームの一員になった気がするのだ。
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最後まで何が起こるか分からない箱根駅伝の醍醐味を余すところなく味わえた。特定の大学ではなく、予選会の個人成績が優秀な選手を集めた学連選抜チームが主役であり、だからこそ余計に選手の心情、他校との駆け引き、自分自身との戦いがリアルに伝わってくる。それぞれの目的・背負ったものの為にひた...
最後まで何が起こるか分からない箱根駅伝の醍醐味を余すところなく味わえた。特定の大学ではなく、予選会の個人成績が優秀な選手を集めた学連選抜チームが主役であり、だからこそ余計に選手の心情、他校との駆け引き、自分自身との戦いがリアルに伝わってくる。それぞれの目的・背負ったものの為にひたすら走り続ける姿が清々しい。
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招集がかかり、学連選抜という、 いわば寄せ集めのチーム、自校ではないチームで 箱根駅伝に出場が叶った10人の話。 色々な思いを持った10人がチームになって一本の襷をつなぐ。 葛藤やレース中の心情、展開がリアルで熱くて 箱根駅伝が待ち遠しくなる一冊でした。 二回目読了
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フィクションとしてはそれなりか。限られたページ数で削らざるを得ない部分が多すぎた感が否めない。もっともっと現実は深いものであるはず。
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さすが堂場瞬一さん、テンポがよく、しかも選手の心理面の葛藤がよく描かれていて、一気読み。続編も読みたいです。
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箱根駅伝。学連選抜のチームを追い掛けたストーリー。読んでいると走っているその場面が頭に浮かぶ。ランナーひとりひとりがそれぞれの思いを胸に走る。 自分の中学、高校時代の頃の夢は箱根駅伝。しかし、怪我で諦めざるを得なかった。今では市民ランナーとして学生の頃とはまた違った走りを楽しめ...
箱根駅伝。学連選抜のチームを追い掛けたストーリー。読んでいると走っているその場面が頭に浮かぶ。ランナーひとりひとりがそれぞれの思いを胸に走る。 自分の中学、高校時代の頃の夢は箱根駅伝。しかし、怪我で諦めざるを得なかった。今では市民ランナーとして学生の頃とはまた違った走りを楽しめている気がする。
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箱根駅伝の学連選抜に選ばれた選手たちの葛藤と成長の物語。駅伝スタート後の話の展開がテンポよく引き込まれました。 門脇の葛藤と飛躍の部分がすごく良くて泣けました。
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#読了。本来所属している大学のチームでは予選会に落ちてしまい、出場を逃した面々が「学連選抜」チームとして箱根を走る。初めて箱根を走る者、記録を狙う者、箱根に借りを返す者。様々な思惑を超えて、一つのチームとして走る。レース中の選手の心情や、息遣いが聞こえてきそうな描写はさすが。
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