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スリーピング・ドール の商品レビュー

3.9

66件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

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2024/04/15

クローザーって海外ドラマがあって、それがすごく好きで。 今や刑事ドラマってあらゆるパターンがあるが、これはドンパチやカーアクションはそれほどでもなく、証拠を中心に科学捜査がメインでもない。一人の女性捜査官が容疑者のウソを見抜き、自白させる。当然相手も巧妙に嘘を隠そうとするわけだか...

クローザーって海外ドラマがあって、それがすごく好きで。 今や刑事ドラマってあらゆるパターンがあるが、これはドンパチやカーアクションはそれほどでもなく、証拠を中心に科学捜査がメインでもない。一人の女性捜査官が容疑者のウソを見抜き、自白させる。当然相手も巧妙に嘘を隠そうとするわけだから、取調室という狭い空間での会話を中心に駆け引きが行われ自白に至る、というプロセスが見もの。 このドラマのもとになったのが本作である。 著者のリンカーン・ライムのシリーズを読まなくなったのは、”どんでん返しが過ぎる”ので、ちょっとありえない、ファンタジーな感じになってしまうから。 本作も。。。何度も。ぎりぎり許容範囲でした。 どんでん返し好きにはおすすめです。

Posted byブクログ

2022/05/04

キャサリン・ダンスシリーズ。リンカーン・ライムシリーズのスピンオフ。カルトの元リーダーのペルが脱獄し、ダンスが「キネシクス」を活用し追跡する。自らの利益のためなら無関係な人の殺人も厭わないペルは洗脳のスペシャリストで、脱獄したにもかかわらす何故か近場に潜んている。リンカーンシリー...

キャサリン・ダンスシリーズ。リンカーン・ライムシリーズのスピンオフ。カルトの元リーダーのペルが脱獄し、ダンスが「キネシクス」を活用し追跡する。自らの利益のためなら無関係な人の殺人も厭わないペルは洗脳のスペシャリストで、脱獄したにもかかわらす何故か近場に潜んている。リンカーンシリーズとはちがい犯人の心理と行動を分析する捜査方法は他作品の刑事物と似通っているが作者のどんでん返しがこの作品を唯一のものにしていると思う

Posted byブクログ

2020/02/22

☆5つ=面白いという評価をしている人もひじょうに多い作品であることはじゅうぶん承知の上での読後の正直な私の感想。 「もう、ディーヴァーはしばらくいいかな」 2段組みの超大作だが、私にはななめ読みで十分だった。 本書はリンカーン・ライムの「ウォッチメイカー」で初登場した“人...

☆5つ=面白いという評価をしている人もひじょうに多い作品であることはじゅうぶん承知の上での読後の正直な私の感想。 「もう、ディーヴァーはしばらくいいかな」 2段組みの超大作だが、私にはななめ読みで十分だった。 本書はリンカーン・ライムの「ウォッチメイカー」で初登場した“人間嘘発見器、尋問の天才”と異名されるキャサリン・ダンスを主役に据えた初のシリーズものだ。 彼女の武器は、容疑者や証人のボディランゲージや言葉遣いを観察、分析して心理的に真相を暴いていく科学技術=キネシクスである。 「ウォッチメイカー」のときはそれがとても興味深く思えたが、本書ではその伝家の宝刀=キネシクスの見せ場は脇役として登場していた「ウォッチメイカー」と変わりないように思った。 今回は脇役じゃなく主役なんだから、それではとっても物足りない。 それなのにこの本はとにかく長いのだ。 忍耐を必要とするほどに長いのだ。 なぜ長いのか。 事件とは直接関係のないキャサリン・ダンスの私生活の描写が多すぎるから。 おそらく新たな女性主演登場人物ということで、作家であるディーヴァーさんは彼女の家庭環境から職場の人間関係に至るまで念入りにそのキャラクターを造ったんでしょう。 だからって、それ全部を語ってくれなくていいわ~。 この人がギターがうまいとか、正直どうでもいいわ~。 そういう描写がひじょうに多いので、事件そのものに集中できない。 事件自体は「他人をコントロールする天才カルト教主との攻防」という、けっこうおもしろいものなのに。 また、タイトルも失速させる理由の一つだと思う。 タイトルなんだから、それってものすごく重要なものと期待するじゃない。 たしかにそのおかげで真相に近づけるわけだけど、うーん、でもストーリーの中心とは遠すぎると思う。 またディーヴァーさんの代名詞となっている“どんでん返し”についても不満が残る。 今回は残りページの具合から、あ、ラスボス、ほかにいるね、とわかってしまうし、そのラスボスだって、これ、どうなの? 体よく情報を隠されていただけなんじゃないの、それって“ズル”なんじゃないのと思わなくもない。 そもそも“どんでん返し”であっといわせるためには、途中で情報を漏らさず伝えておくべきで、その情報を思わぬ方法で回収されるからこそ“どんでん返しであっと驚く”が成立するわけだから。 操っていたつもりのはずが逆に操られていたという構図はなかなか読ませたので、そこでやめておけばよかったのに…。 ディーヴァーものなんですよ、いいですか、このままでは終わらせませんよ、もういっちょいきますよ、どんでん返し、みたいなのが鼻についてしまった。 マインドコントロールされていた女性たちが、最後に見せる自分を取り戻した姿の描写はよかったし、ほかにも読ませるシーンはなくはないのに、全体的にとっても残念でならない。 なんかバランスというかまとまりが悪いというか。 それにしても、今回「翻訳者ってすごいんだな~」と感心した。 ディーヴァーは池田真紀子さんがずっと訳されていると記憶しているが、そしてあとがきで賛辞を贈られているが、「またこの展開か~」とか思わないんだろうか。 私は文字通り「ページターナー」だったディーヴァーの昔が懐かしい…。

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2019/11/23

2019.11.19.読了 わたくし、長編が好みです。上下巻、上中下巻など、垂涎物 でも、よくあるのがコレ、上下巻にする必要あった?という作品。無駄にダラダラと長くて余計な話が合間合間に挟まれていたりして、本筋が見えてこないもの。 この作品もこんなうまくいかないでしょ?!なんでこ...

2019.11.19.読了 わたくし、長編が好みです。上下巻、上中下巻など、垂涎物 でも、よくあるのがコレ、上下巻にする必要あった?という作品。無駄にダラダラと長くて余計な話が合間合間に挟まれていたりして、本筋が見えてこないもの。 この作品もこんなうまくいかないでしょ?!なんでここで捕まえられないのよ!?の連発。 最終的にはどんでん返しもあり、まとまった感じですが、始終面白かったか?先が読みたくて仕方なかったか?といえばそうではない。 もう、めんどくさっ!となって丸一日触らなかったり最後はもう、はやく終わらせよーよーって感じでした。 最近本当にいい作品に出会えない。 悩みです。読書は最大の趣味。だれかいい作品教えてーーー!!

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2019/03/10

長い。 長すぎる。 エンジンかかったのが最後の5分の1。 そこまで行くのに、つまらなくはないがなかなか乗れない助走期間が、幾度私を安眠へいざなったことか。 スリーピング・ドールだけに。 リンカーン・ライムシリーズのスピンアウトで、どんでん返しもあるし、犯人との接戦も面白い。 家...

長い。 長すぎる。 エンジンかかったのが最後の5分の1。 そこまで行くのに、つまらなくはないがなかなか乗れない助走期間が、幾度私を安眠へいざなったことか。 スリーピング・ドールだけに。 リンカーン・ライムシリーズのスピンアウトで、どんでん返しもあるし、犯人との接戦も面白い。 家でのんびり楽しみたい人にはお薦め。 通勤で持ち歩くには重い。(持ち歩いたけど)

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2016/07/17

ある一家を惨殺したカルト指導者ダニエル・ペルが脱獄、逃走した!捜索チームの指揮をとるのはキャサリン・ダンス捜査官。だが、狡智な頭脳をもつペルは大胆に周到に裏をかき、捜査の手を逃れ続ける。鍵を握るのは惨殺事件の唯一の生き残りの少女テレサ。事件について何か秘密を隠しているらしきテレサ...

ある一家を惨殺したカルト指導者ダニエル・ペルが脱獄、逃走した!捜索チームの指揮をとるのはキャサリン・ダンス捜査官。だが、狡智な頭脳をもつペルは大胆に周到に裏をかき、捜査の手を逃れ続ける。鍵を握るのは惨殺事件の唯一の生き残りの少女テレサ。事件について何か秘密を隠しているらしきテレサの心を開かせることができるのは、尋問の天才ダンスしかいない……。 リンカーン・ライムのシリーズ「ウォッチメイカー」に登場した天才尋問官キャサリン・ダンスの新シリーズ?相変わらずエンタメ度が高い。分厚い二段組みの割にぐいぐい読んでしまった。もう一個くらいどんでん返しがくるかしらと期待してたけどわりとあっさり終わった。もっとスリーピングドールが話の本筋に食い込んでくるかと思ったけどそうでもなかったのは残念。

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2014/04/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ディヴァーの作品はもうどんな順番でもいいや、と手に取った本作品は、またしてもキャサリン・ダンスが主人公の話。 シリーズ化になってしまったダンス、人間の所作や表情を読み解く「キネシクス」分析者、別名歩く嘘発見器とも。 物語は、いきなりダンスによる容疑者の取り調べから幕が開く。 その容疑者、カルト指導者ダニエル・ペルが脱獄した。ダンス率いる捜査チームと、ペルの手に汗握る攻防。 捜査の手を巧みにかいくぐり、するりと逃げたり逆に裏をかいて襲いかかったり、狡知なペルに振り回される捜査チーム。ハイスピードで展開される、追跡と逃亡に息つく暇を与えない。 今回のキーワード「カルト」そして「スリーピングドール」ドールは実は眠っていなかった・・・ キャサリン・ダンスは恋多き女性、同じく捜査官だった夫を交通事故で無くして日も浅いが、周りにはいつも魅力的な男性がいて、いい感じに進展するがいつも最後はうまくいかない。今回も手痛く裏切られてしまう。 でもちょっと息抜きのような、ダンスの恋愛事情、結構私は好き。 頑張れ!ダンス。

Posted byブクログ

2014/01/02

図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) キャサリン・ダンス―カリフォルニア州捜査局捜査官。人間の所作や表情を読み解く「キネシクス」分析の天才。いかなる嘘も、彼女の眼を逃れることはできない。ある一家を惨殺したカルト指導者ダニエル・ペルが、脱獄、逃走した!捜索チーム...

図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) キャサリン・ダンス―カリフォルニア州捜査局捜査官。人間の所作や表情を読み解く「キネシクス」分析の天才。いかなる嘘も、彼女の眼を逃れることはできない。ある一家を惨殺したカルト指導者ダニエル・ペルが、脱獄、逃走した!捜索チームの指揮をとるのはキャサリン・ダンス捜査官。だが、狡知な頭脳を持つペルは大胆に周到に裏をかき、捜査の手を逃れつづける。鍵を握るのは惨殺事件の唯一の生き残りの少女テレサ。事件について何か秘密を隠しているらしきテレサの心を開かせることができるのは、尋問の天才ダンスしかいない…。ハイスピードで展開される逃亡と追跡。嘘を見破る天才ダンスvs他人をコントロールする天才ペルの頭脳戦。「言葉」を武器に悪と戦うキャサリン・ダンスの活躍を描くジェフリー・ディーヴァーの最新作。ドンデン返しの魔術師の超絶技巧がまたも冴えわたる。 やっぱりキネシクスは学びたいなぁと思うこと山積みの作品でした。 わたしなら、関係ないんじゃない?という人の証言から犯人の心理をついていくところは想定内としても、そこからその前後の事実を引き出す技がすごく巧みなの。 最後のドンデンはちょっと悲しかったけど、一つの事件で強くなった女性が3人いるのは頼もしい。 そしてダンスのプライベートも気になる終わり方でした。 シリーズ化してるんだよね、続けて読めたらいいなと思います。 The sleeping doll by Jeffery Deaver

Posted byブクログ

2012/08/27

 キネクシスの天才ダンス。  尋問、相手の言動から何を考えているのか分かってしまう世界ってどんなものなんだろうか。犯人だけではなく、家族、同僚、恋人……。  ミステリであるんだけれども、この物語の一番の見所は「ダンスの見る世界」であるように思う。すげーよ。

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2012/06/27

リンカーン・ライムシリーズにもゲスト出演したことがある、女性捜査官キャサリンが主役のお話。 キャサリンはカリフォルニア州捜査局の職員なんだけど「キネシクス」という、人間の所作や表情を読み解く、まるで「妖怪サトリ」のような技能を持っています。 物語は、カルト指導者が脱獄したところか...

リンカーン・ライムシリーズにもゲスト出演したことがある、女性捜査官キャサリンが主役のお話。 キャサリンはカリフォルニア州捜査局の職員なんだけど「キネシクス」という、人間の所作や表情を読み解く、まるで「妖怪サトリ」のような技能を持っています。 物語は、カルト指導者が脱獄したところからはじまり、それを追うキャサリンたちは何度も脱獄囚に肉薄するんだけど、そのたびにギリギリで逃げられてしまう。 カルトの指導者だけに、情報網や協力者を張り巡らせてるし、カンもスルドイんだわね。 困ったキャサリンたちは、過去に脱獄囚の「ファミリー」だった女性たちを集めたり、家族を惨殺された生き残りの少女を捜したりと、藁をもつかむように情報を集めまくります。 道中の逃亡劇のハラドキもさることながら、ラストの何重かのどんでん返しがさすがディーヴァーってカンジ。 これでもまた気持ちよく騙されたわーw

Posted byブクログ