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『アリス・ミラー城』殺人事件 の商品レビュー

3.1

87件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    16

  5. 1つ

    4

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2010/10/27

トリックはまぁ面白かったけど、何だかイマイチ感漂うラストだった。 そして誰もいなくなったがベースの、ちょっと現実離れした奴らの、話で、 登場人物は結構キャラがあって面白い感じだった。

Posted byブクログ

2010/09/14

今読み終わりました。 途中からハラハラドキドキの展開で一気読み。 ああ…… こりゃいかん! 胸がもやもやする。以下ネタバレ感想です。 真相の意外さ、それを隠す伏線の数々は見事でした。 キャラクターもわかりやすく書き分けられていましたね。イヤミな探偵役など。 視点人物がころ...

今読み終わりました。 途中からハラハラドキドキの展開で一気読み。 ああ…… こりゃいかん! 胸がもやもやする。以下ネタバレ感想です。 真相の意外さ、それを隠す伏線の数々は見事でした。 キャラクターもわかりやすく書き分けられていましたね。イヤミな探偵役など。 視点人物がころころ変わるのがなんか読みにくいなと思っていましたが、 まさかそれが真相に関係してたとは……! 各章、冒頭のチェス盤、終わりに近づくにつれて二つのポーンが誰を指すのかわかりました。 後半、片方がクイーンになり、そしてもう片方がナイトに。 ポーンがナイトになったとき、黒のクイーンにチェックメイトをかけてるんですね。 この二つのポーンに象徴されるカップルが切なくて、 結末はまあ狙ってこのようにしたのでしょうけど、後味がいいとは言えませんでした。 ミステリではあえて、「人間を描かない」ことによって感情移入しにくくして、 絵空事の殺人ゲームを楽しめる、という面があります。 他のキャラクターはあまり深く描いてなかったのに、あのカップルだけ、 悪夢のようなサイケな絵柄の中で、パステルか水彩画で描かれたように浮いていたのです。 だからこそあのラストは、効果的だったんだろうけど切ない。 二人の互いを思い合う心が切々と伝わってくるだけに、それを完膚なきまでに叩き潰すバッドエンドとしての効果は高いのでしょう。 ……が、かわいそうだよ、うわ~~ん! 人を人とも思わない犯人の動機がことさら、ささやかな純愛とはきっつい対比です。 ミステリとしての作り込みはすごかったです。 さんざん物理トリックを説明して、それが重要なポイントではない、ブラフの一部というのはお見事な展開でした。

Posted byブクログ

2012/07/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館にて。 本屋で見かけてタイトルに惹かれたので。 「アリス・ミラー」を探すために孤島に集められた探偵たちが、チェスに準えて次々に殺されていく(チェス盤には白の駒10個と黒のクイーンが置いてあり、各章の頭で次々に黒のクイーンに白の駒が取られていく図が挿入されている)。 クリスティの「そして誰もいなくなった」を話に出したりと、孤島には10人しかいないと見せかけておいて、実は11人いましたよ、その黒のクイーンが犯人ですよ、という話。ルイス・キャロルの物語上のアリスの話をしているように思わせて、実は実際にその場にいる「アリス」という人間の話をしていたと。読み終わってみれば、「アリス」が出てきている場面はいくつもあってミスリードがうまいなとは思ったけれど、どうも探偵たちがみんな「アリス」の存在を意識していなさすぎて(描写の問題か)ちょっと違和感。あと、犯行の動機があまりにもぶっとんでて個人的にはイマイチ。異常に酸性化した島を中和させるためにアルカリ性である人間を殺す、環境破壊を行っているのは人間だからその人間を殺す、という二つの目的があったというけれど、さすがに前者の理由はちょっと・・・。こういう環境テロリストってすごく思い込みが激しいというかある意味いくところまでいっちゃってるイメージ。 アリスをモチーフにしてると期待してただけに納得行かない箇所がいくつかあって残念。

Posted byブクログ

2009/11/15

ミステリー好きのお友達に紹介してもらった一冊です。 以前にクロック城を読んでいたのでとても期待していたのですが、期待以上の面白さでした! 色々書きたいことはあるのですが、何を書いてもネタバレになってしまう(^^; 最後には本当にびっくりしました。一回だけではなく、何回か読み返して...

ミステリー好きのお友達に紹介してもらった一冊です。 以前にクロック城を読んでいたのでとても期待していたのですが、期待以上の面白さでした! 色々書きたいことはあるのですが、何を書いてもネタバレになってしまう(^^; 最後には本当にびっくりしました。一回だけではなく、何回か読み返してやっと分かるミステリーです。自力でトリックを理解したい方は最後の解説は読まずに何回も読み直すといいです。最後の解説は、読むと犯人がすぐわかるので。 全体的によく作りこまれていて読んでいて先が気になって気になって仕方がない小説でした。急いで先を読みたい気持ちを抑えるのに本当に苦労しました! これから読もうとおもっている方は、少しでも違和感を感じたところを見逃さずにじっくり読み込んでください!

Posted byブクログ

2009/10/04

もーほー城シリーズではアリス・ミラーが一番好き! 観月は俺の嫁。 ただ、最近ファンタジー風味が少なくなってきてるようで残念。 hかシリーズは登録省略。

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2009/10/04

これはずるい。読み終わった後興奮で部屋を飛び跳ね回った。最近実の詰まったミステリ読んでないと思う人は絶対読むべし。

Posted byブクログ

2011/07/06

2008/10/17 Amazonにて購入 2011/7/4〜7/6 城シリーズ三作目。 読後の率直な感想は、「ありゃ?」。あわてて、前のページを見直した。クリスティの「そして誰もいなくなった」ばりに、孤島の不思議な城での連続殺人、しかもホステスと世話係以外は全員探偵という魅力的...

2008/10/17 Amazonにて購入 2011/7/4〜7/6 城シリーズ三作目。 読後の率直な感想は、「ありゃ?」。あわてて、前のページを見直した。クリスティの「そして誰もいなくなった」ばりに、孤島の不思議な城での連続殺人、しかもホステスと世話係以外は全員探偵という魅力的な舞台設定。次々と繰り出される物理トリックに気を取られているうちにまんまとやられた感じ。でも動機はそりゃあ無いだろう、とツッコミたくなる。 ルイス・キャロルのアリスシリーズを読んでいないので、細部のこだわりはわからなかったのが残念ではある。

Posted byブクログ