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『アリス・ミラー城』殺人事件 の商品レビュー

3.1

87件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    16

  5. 1つ

    4

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2014/07/11

人に勧められて読みました。 読了はずっとまえなのでもうなんとなくしか覚えておりませんが、個性豊かなキャラクタたちに惹かれた記憶があります。ラストはへー、という感じでした。まったく気付きませんでした。 ストーリーも面白いですが、細かい描写がツボにハマりました。この作者さまの他の...

人に勧められて読みました。 読了はずっとまえなのでもうなんとなくしか覚えておりませんが、個性豊かなキャラクタたちに惹かれた記憶があります。ラストはへー、という感じでした。まったく気付きませんでした。 ストーリーも面白いですが、細かい描写がツボにハマりました。この作者さまの他の本も手にとって見たいと思います。

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2014/05/10

読み終わった後、確かに物理トリックは素晴らしい。 それとは反対に犯人の正体がわかったとき「こんなの反則だろ」と思いました。 ※以下ネタバレ含みます。 何故なら犯人は一度も登場していない人物だと思ったからです。 しかし、よくよく読み返してみると、確かに登場していると思われる場面が...

読み終わった後、確かに物理トリックは素晴らしい。 それとは反対に犯人の正体がわかったとき「こんなの反則だろ」と思いました。 ※以下ネタバレ含みます。 何故なら犯人は一度も登場していない人物だと思ったからです。 しかし、よくよく読み返してみると、確かに登場していると思われる場面が。 見事に騙されました。 ただひとつ疑問なのが、犯人は事件終わりまでどこにいたのか? 犯人だけいないと周りの人も普通怪しむでしょ。

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2013/12/09

読了後の第一感想は、「だから登場人物一覧がないのか」。 非常に作り込まれた作品。 ただ、舞台が少々奇抜で、動機も個性的、更に最後まで消化不良感のある問題も残されているので、好みはキレイに二分化されそうな印象です。

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2013/07/23

※久しぶりの辛口( ´・ω・` ) ここまでツッコミどころの多いミステリは久しぶり。サービス過多だなあ…どこか清涼院流水を彷彿とさせる、過剰な装飾とキャラ造形です。良くも悪くも【メフィストらしい】作風ですね( ^ω^ )これぞ! ◎ツッコミたい点その1…会話の内容や展開が不自...

※久しぶりの辛口( ´・ω・` ) ここまでツッコミどころの多いミステリは久しぶり。サービス過多だなあ…どこか清涼院流水を彷彿とさせる、過剰な装飾とキャラ造形です。良くも悪くも【メフィストらしい】作風ですね( ^ω^ )これぞ! ◎ツッコミたい点その1…会話の内容や展開が不自然。 【ある目的を達成する為に孤島に集められた探偵達】という前提だけで、「俺たち死んじゃうかも〜」という発想に簡単に結び付けるのがちょっと頂けません。 そして実際に人が死んでいっても悠長な会話。その割に、探偵の一人が「皆殺しにしてやる!」というビックリな展開。あまりに不自然な感情の動きに、最後まで違和感を拭い切れませんでした。 ◎ツッコミたい点その2…無理のあるトリック案に唖然 ファンタジーみたいなトリックを得意げに述べるのはまだしも、「このトリック案を考える探偵ならこう推理展開する筈」という犯人の恣意性が強すぎます。 こじつけ強いなあ、と苦笑せざるを得ません…(汗 ◎上記2点の欠点を補い得る衝撃のラスト…これはスゴい。完全に騙されました。中盤で突然現れた違和感のある訴えに、しっかりと答えてくれる解答です。 だけど読んでる時の感触と後味の悪さを鑑みて、星は二つなんだぜ\(^o^)/← アリスミラーと呼ばれる秘宝を手に入れる為、城に招待された探偵達。【鏡の国のアリス】の見立てが施された異様な建物の内部で、彼等は次々と殺されていく。 出入り不可能な小さな扉の部屋で殺された者、犯罪現場から消失した犯人、そしてパニックに陥る探偵達の取った行動が導き出す、衝撃の結末とは…。

Posted byブクログ

2013/04/25

シリーズ3作目。  アタシがこのシリーズで読んだのは本書が始めてです。 あらすじを読む限り面白そうだと思ったんですが、うーん。 なんでしょうね。ラストまで読んでも頭の中は「?」で一杯でした。 多分アタシの読解力がないからなんだと思うのですが、なんとも言えない読後感の悪さだけが印象...

シリーズ3作目。  アタシがこのシリーズで読んだのは本書が始めてです。 あらすじを読む限り面白そうだと思ったんですが、うーん。 なんでしょうね。ラストまで読んでも頭の中は「?」で一杯でした。 多分アタシの読解力がないからなんだと思うのですが、なんとも言えない読後感の悪さだけが印象に残ってます。 登場人物も薄い。あ、観月は少し面白いと思いましたけど。出て来る人数が多いので仕方ないのかな。  その内もしかしたら、他の本も読むかもしれません。

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2012/12/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

孤島に建つ「アリス・ミラー城」に集った探偵たち。 ルイス・キャロルやクリスティなどミステリファンならにやりとしてしまう要素をふんだんに含んだクローズド・サークル物です。 このシリーズは世界の終り、世紀末というような終末思想の世界観がとても好きです。 本作も前二作と同様、そうした世界観が前面に出ています。 特徴の一つでもある物理トリックもこれでもかというほど登場しました。 メイントリックに関して賛否両論あるようで、わたしも以下ネタバレに言いたいことをいろいろ書きますが、そんなことはどうでもいいじゃん、と思わせる勢いがあったのも確かです。とにもかくにも最後まで楽しく読めた1冊でした。 ネタバレ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 結局アリス・ミラーについてあやふやなままだったのは残念です。 動機についてもあまりにも非効率、非常識でスッキリしません。 変わった建物なのでまったく構造を理解出来ず、何がどこで起きているんだか分からないのは読みにくかったです。 メイントトリックは確かに難しいですが、会話、話し方、チェス盤などのヒントも後から見るとありますし、アンフェアという気はしませんでした。わたしは叙述トリックには興味がないせいもあって甘いです。 ただ、登場人物が「犯人を見た」と言ってるのに、いくら錯乱状態だったからといって無視したのはどうかと思います。 異様な城で起きる異様な殺人状況は非常に楽しく、仮説の繰り返しもおもしろいです。 優秀な探偵たちが協力プレー出来ない混乱状況の作り出し方も良い。 一人ひとり殺されていく静かな恐怖があるクローズド・サークル物で、突然海上によって虐殺が始まりパニックになるのにはワクワクしました。元刑事の海上の思想はおもしろく、皆殺しという判断も突飛ですが感心。この行動は犯人にとって一番困るのではないでしょうか。 しかし海上も犯人を見たのだから、一番に手錠をかけたり追いかけて殺すべきだったのはそっちだろう、と思いました。 わんさか出てくるやりすぎと言いたいくらいの物理トリックですが、これらが探偵をおびき寄せる為の撒き餌であり、探偵の推理によってその行動を把握するというのも斬新だと思います。 誘蛾灯に引き寄せられるように事件が起きれば現場に向かい調査に乗り出す探偵を、犯人は昆虫採集のように扱っているみたいでした。

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2012/12/09

犯人こいつかよ、としてやられた感が強いです。読み返すと、丁寧に書かれてるなぁと感心。 納得いかないなぁと思うこともありますが、一人また一人と減っていく緊迫感と、二転三転する展開はなかなかのもので、中盤から一気読み。 気に入ったキャラの退場はつらいですね。

Posted byブクログ

2013/07/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まず、またシリーズ物を途中の作品から手をつけてしまうというミスが悔しい。文庫版解説にあるように、最初の作品から読んでいればまた印象が違うのかも。 そして何より、叙述トリックにまんまと騙されたことが悔しくてたまらない。違和感を感じる描写を深く考えなかったから…というのは言い訳で、完敗だった。ここまで真実に気づかなかったのは久々な気がする。 ただ、不可解な点、納得いかない点が多々あるので、悔し紛れに言及したい。以下ネタバレ 1)探偵たちを集めたルディの真意 城にあるアリス・ミラーの捜索、という名目であるはずなのに、これから連続殺人が起こることを示唆するようなあからさまな言動をしているのが意味不明。なぜ「生き残った者」?不自然。 2)物理トリック講釈の無意味さ 各探偵がもし自分が殺されたときに物理トリックが使われるなら…といくつか条件を出してたんだが、作中でこれを満たしているかの言及もないし、条件付けした意味がないんじゃないかと思った。 3)犯人の行動の無意味さ そもそも、犯人の動機から考えれば、広大な城の敷地内で探偵をおびき出すためというだけの理由であそこまでの労力を使い密室を作り出す必要があったのか。まあ密室はまだいいとして、犯人が誰かをミスリードするための嘘のトリックのためだけに、死体をバラバラにし(犯人の究極の目的のためにはバラバラにするのは必要な行為だったが、全ての犯行後に行えば目的は十分達成されるのであるから、全員を殺していない段階でバラバラにするのは合理的でないと思う)、人形に隠し、糸を結びつけたり、夜中に人目を忍んで扉を増やす(これが一番無駄すぎる)という行為はあまりにも無駄が多すぎる。作品の雰囲気作りのためだけに、作者が大仰な仕掛けを犯人にさせただけにしか思えない。というか、扉を付けたり外したりって1人で一晩に何枚もできるのかがそもそも疑問。そんな暇があるのなら皆が寝ている各部屋にこっそり訪問して…ってやっていくほうが効率的なはず。 さらに、最初の殺人では鏡の国のアリスの見立てをやっておきながら途中からほぼ皆無。見立ても探偵をおびき出す材料、としてもお粗末では?密室というだけでその目的は達成できるのだから、中途半端なことをする意味がない。 4)探偵たちの無能さ 連続殺人の最中、海上が犯人を目撃したと言い出すのだが、探偵たちは全く考慮に入れないところが納得いかない。まあ海上が錯乱状態だったってのもあるし、作者が叙述トリックをやりたいがために意図的にしなかったのだろうが、通常のミステリー作品の流れならばあそこで犯行が起こった時間、どこで何をしていたのかを全員、少なくとも名前を挙げられた者に質問すべきだ。何の検証も行わないのはおかしすぎる(まあ海上の暴走中にそんなことできないとかなるんだろうけど)。というか、みんなアリバイを調べたりしなさすぎる。深夜に行われたからといってそういう質問タイムがないのは不自然すぎる。そもそも、今回作中でアリバイは殆ど問題視されないのが不自然。密室作り、死体の運搬、解体作業、扉の増設など時間のかかることをたくさんやっているのだから、いくら城が広いからといって何も検討しないのは(ミステリー小説における)探偵としてどうなのだろうか。 5)叙述トリックのアンフェアさ ミスリードがひどい。確かにいろいろヒント(チェスの駒、ルディや海上、窓端の発言など)あったみたいだけど、途中で気づくのは至難の技だよ。まあこれは気付かなかったから負け惜しみなんだけど。ただ、登場人物たちが殆ど触れないというのはおかしすぎる。作者が登場人物たちの思考の描写を恣意的に操作しすぎな気が、というか叙述トリックを完成させる恣意が(よくよく考えれば)描写の端々に、前面的に出過ぎていると思う。第三者視点で物語を進行するより、場面場面で登場人物たちの主観で話を進めていくほうが良かったのではないか(そのほうが描写の偏りについても、あくまで主観だからというところで納得がしやすい気がするから)。 読み込んではいないので浅はかな指摘が多々あるかもだが、ここまでいろいろ考えさせてもらったということで面白かった。ちゃんとシリーズの最初から読んでみようかな。

Posted byブクログ

2012/10/15

クローズドサークルものは好きなんだが、スプラッタは苦手。 おかげでトリックには気がつかず、動機も到底考えもつかないものだった。 (図書館)

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2012/09/16

読み始めてすぐ、どうも相性が悪いと感じてのめり込めなかった。そのせいか結末にもピンと来ず、ネタバレサイトでようやく理解した始末。この仕掛けはやや無理矢理感があるが、見事だと思う。

Posted byブクログ