『アリス・ミラー城』殺人事件 の商品レビュー
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ツッコミどころは読後に色々出てくるものの、 殺人鬼がどんどん迫ってくるスリルと、奇抜で大胆な犯行へのサプライズ感を全体通して楽しめたし、 こちら(読み手)の勝手な思い込みを見事に利用してきたな、というところの上手さに素直に騙されたと思ったので星4つ。 もともと動機の部分にはあまり興味がないので、犯人が過激派エコロジストだったという説明は別にそれで良いかなと思うものの、 海上が「犯人はアリス」とまで言ったのに、その後誰もアリスについて言及しないのはさすがにおかしいのでは...ずるいのでは。 とは言え、怪しい館に探偵が集められてチェス盤の通りに人が消えていく、というシチュエーションは「そうそう!こういうのが読みたいの!」ってワクワクした。 あと、皆キャラ立ちしてたので登場人物もすんなり覚えられたのが良かった!
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古城と聖堂を押し込めて圧縮したような混沌建築「アリス・ミラー」城が建つ孤島に、依頼者とともに集められた探偵たち。「アリス・ミラー」を手に入れられるのは、最後まで生き残った人間のみ。チェスの駒とともにひとりづつ消えていく探偵たち、密室殺人の謎。 用意された舞台、鏡の国のアリスとチ...
古城と聖堂を押し込めて圧縮したような混沌建築「アリス・ミラー」城が建つ孤島に、依頼者とともに集められた探偵たち。「アリス・ミラー」を手に入れられるのは、最後まで生き残った人間のみ。チェスの駒とともにひとりづつ消えていく探偵たち、密室殺人の謎。 用意された舞台、鏡の国のアリスとチェス、探偵たちの蘊蓄。トリックテンコ盛り、慣れた人たち向けかも。
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首をかしげるところもあったけど二度読みたくなる叙述トリックにやられました。小説版ダンガンロンパとかも機会があれば読んでみたい。
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登場人物に魅力がなく退屈。 叙述トリックを成り立たせるためなのか、設定に無理がある つまらなくて半分も読めなかった。
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謎めいたアンティーク「アリス・ミラー」を求めて、孤島に渡った八人の探偵を迎える、二人の招待側。彼らが次々と異様な方法で殺されていくという典型的なクローズドサークルもの。巻末解説によると、作者のこれまで2作品はミステリマニアのコミュニティでの評価が今ひとつで、本作で初めて高い評価を得たそうだ。それというのも、本作はそうしたマニアに、いわば媚びた作品であるらしい。それで評価が上がるというのも嫌な話だが、なんとなく作者が無理しているような感じがあって、それが嫌な感じを増幅する。個人的には第一作の「クロック城」のほうがずっと面白かった。売りの物理トリックの出来は「クロック城」の方が数段上だしね。こちらはそもそもトリックのためのトリックという締まらないものである上、二つあるトリックの一つはこんなものがうまくいはずがない、と作中人物に全否定され、実際に使われないというシロモノである。渾身の叙述トリックも空回り気味。ネットに公開されてる読書ノートの類を見ても、犯人がラストでいきなり湧いて出たと言って、怒ってる向きが結構いる。ホントは違うんだけど、ここと、ここで、ほら伏線張ってるでしょとは言えないからね。叙述トリックは、伏線を読者に指摘できない(し難い)難点があるが、これはそこがモロに出た感じ。
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雪の降る孤島に複雑な形のお城、みんな大好きクローズドサークル! 散りばめられた気付きにくいトリックがお見事でした。 若干フェアじゃない気もしたんですがそれでも面白かったです。
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読み終わると必ず「えっ?」どういうこと? となる北山猛邦先生の城シリーズ第三弾です。 ぶっちゃけます。ネット解説を見るまで、全然トリックの意味が分からなかったです。解説を見て初めて「なるほど〜」と理解しました。 この作品に関しましては、まず最初に思ったのは「誰が主人公なの?」...
読み終わると必ず「えっ?」どういうこと? となる北山猛邦先生の城シリーズ第三弾です。 ぶっちゃけます。ネット解説を見るまで、全然トリックの意味が分からなかったです。解説を見て初めて「なるほど〜」と理解しました。 この作品に関しましては、まず最初に思ったのは「誰が主人公なの?」から入ります。各登場人物の視点から物語が進むため、終盤まで誰が主人公が全く分からなかったです。(ずっと主人公だと思っていた人物が最初の被害者でした。) また、クルーズドサークスの中では滅多にないドタバタな展開のオンパレードでした。(そこがメイントリックの伏線でもあるからです。) どう説明すれば分からないですが、とにかく読んでみて下さい! 意味が分からずともきっとあなたもメイントリックに仰天するはずです!
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えーーーー???っていうね。 分かんなかったなぁ。 読み直しても、よくわからないなぁ。 そもそも城の構造が複雑すぎてよく分からない。 図解はあったけど、 ない部分の脳内補完は合ってるんだろうか。 犯行動機も意味不明だし、 そもそもあるんだかないんだかわからない鏡に いい大人が集まってくるっていうのもなぁ…。 金銭的な価値が高いような記述もなかったけど いくら依頼人のためでも孤島にまで来るものかな…。 私は誰か一人が生き残るタイプの作品より 全員に復讐完了するものが好きではあるけれど、 これは復讐劇ではないので、誰かしら生き残って欲しかった。 救いがないよ。
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おもしろかった。 犯人は、は?ってかんじの、いきなり現れた感があるけれど、それ以外については読み物としてとてもおもしろかった。 殺人があるし、状態は残虐なのだけれど、アリスというメルヘンを節々で思い出させてくれるのですごくライトに読み進められた。 登場人物の名前が独特だったので、...
おもしろかった。 犯人は、は?ってかんじの、いきなり現れた感があるけれど、それ以外については読み物としてとてもおもしろかった。 殺人があるし、状態は残虐なのだけれど、アリスというメルヘンを節々で思い出させてくれるのですごくライトに読み進められた。 登場人物の名前が独特だったので、なにかあるのかなと思ったけれど、なにもなかったようで。
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「そして誰もいなくなった」によって植え付けられた固定観念の強さを思い知らされた感じです。「鏡の国のアリス」に見立てられた孤島の館。チェスのコマになぞらえ殺されていく探偵たち。自己紹介の部分から違和感をずっと引きずっていろいろおかしいと感じていたのに、ミステリ愛好家のためのような現...
「そして誰もいなくなった」によって植え付けられた固定観念の強さを思い知らされた感じです。「鏡の国のアリス」に見立てられた孤島の館。チェスのコマになぞらえ殺されていく探偵たち。自己紹介の部分から違和感をずっと引きずっていろいろおかしいと感じていたのに、ミステリ愛好家のためのような現実味のない物理トリックが嬉しく振り回されているうちについに残りは二人に。最後に彼女が口をきいたことで違和感のピースがカチカチとはまり、巧妙な計算に感動するよりちょっと呆れたほどです。好みではないですが楽しかったです。悔しいことに。
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