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議論の余地しかない の商品レビュー

4.1

27件のお客様レビュー

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2022/03/05

「正解とは、真実とは、本人が最も納得できる仮説にほかならないのです」(『地球儀のスライス』より)。著者が撮影したスタイリッシュな写真に、小説からの引用とメッセージをクロスさせた、「森ワールド」を立体的に堪能できるフォトエッセィ。なくしてしまった時間と、忘れてしまった気持ちに出会え...

「正解とは、真実とは、本人が最も納得できる仮説にほかならないのです」(『地球儀のスライス』より)。著者が撮影したスタイリッシュな写真に、小説からの引用とメッセージをクロスさせた、「森ワールド」を立体的に堪能できるフォトエッセィ。なくしてしまった時間と、忘れてしまった気持ちに出会える一冊。

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2021/07/11

何の変哲もない風景写真と森博嗣氏過去作品のフレーズで構成。編集者のアイデアなのかわからないが、個人的には興味深く鑑賞できた。特に写真はいい味があってよかった。

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2021/05/26

小説で書いてきた文を上に載せて、その内容を補足する形で追加の文を下に載せている。 小説を読んでいるときは難しくて読み飛ばしていた部分を補足説明してくれるため、意味を深く考えることができて良かった。 考えが深くて楽しめた。 言語化できることの素晴らしさを改めて感じた。 線路の上...

小説で書いてきた文を上に載せて、その内容を補足する形で追加の文を下に載せている。 小説を読んでいるときは難しくて読み飛ばしていた部分を補足説明してくれるため、意味を深く考えることができて良かった。 考えが深くて楽しめた。 言語化できることの素晴らしさを改めて感じた。 線路の上をただ歩き続ける。その不自由さを感じない人は風景を眺めるだけで満足する。 → 思考停止によるもの、他人を羨んで行動しないものについて言葉にしたい。 問題は言語化することで半分解決している。 問題だと認識することから始まる。 大人になるほど怖いものが減少する。避けられるようになるからに過ぎないが。 → 知ることによって恐怖を感じる対象が減るからとと言える。 美しい形とは付け加えて作ったものではなく、削って残ったもの。 正念場の実体は、本当の正念場よりずっと前にある。

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2018/10/23

本書は、いろいろな本から切り出された意味深長な言葉にちょっとした著者の意見、感想を付け加えたものである。各ページごとの風景にのったそれらの言葉は、読者を、ある時ハッとさせ、ある時覚醒させ、またある時麻痺させるような妖しさを持つ。なかなかおもしろかった。

Posted byブクログ

2018/01/17

【あらすじ】 「正解とは、真実とは、本人が最も納得できる仮説にほかならないのです」(『地球儀のスライス』より)。著者が撮影したスタイリッシュな写真に、小説からの引用とメッセージをクロスさせた、「森ワールド」を立体的に堪能できるフォトエッセィ。なくしてしまった時間と、忘れてしまった...

【あらすじ】 「正解とは、真実とは、本人が最も納得できる仮説にほかならないのです」(『地球儀のスライス』より)。著者が撮影したスタイリッシュな写真に、小説からの引用とメッセージをクロスさせた、「森ワールド」を立体的に堪能できるフォトエッセィ。なくしてしまった時間と、忘れてしまった気持ちに出会える1冊。 【感想】

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2017/06/07

森博嗣の初期作品から秀逸なセリフや言葉を抜き出し、森博嗣の撮影した写真とともに掲載したもの。 森ファンなら読むべし。

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2016/11/20

この本だけでも、楽しめる。 ただ、出典の本を読んでから読むほうが、より楽しめるでしょう。 『スタイリッシュな写真』と説明ありますが、表現次第だな、というのが感想。 すぐに読めるので、暇潰しには良い。が、小説にコメントしただけといえば、それだけなので、わざわざ読むほどでも無いかもし...

この本だけでも、楽しめる。 ただ、出典の本を読んでから読むほうが、より楽しめるでしょう。 『スタイリッシュな写真』と説明ありますが、表現次第だな、というのが感想。 すぐに読めるので、暇潰しには良い。が、小説にコメントしただけといえば、それだけなので、わざわざ読むほどでも無いかもしれない。 2016.11

Posted byブクログ

2023/06/02

名言集。 森作品はミステリーとしてだけでなく、文章を楽しむ作品としても優れている。 何度も読みたい一冊。

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2013/06/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

フォトエッセイ。なんとなく2作連続。 いくつか「理由」をテーマにしたものがあった。人は何かをする際に理由を付けたがる。自分を納得させるためというよりは、他人に何か干渉を受けた時の言い訳に近いのかもしれない。 高校の頃「いつか役に立つから」という理由で本を読んでいた。しかし、全然頭に入らず、当時読んだ内容はほとんど覚えていない。 大きな病気のあと、「今を生きる」ことにした。 最近の「理由なき読書」の方が数倍楽しい。 「あまり気になさらない方が良いです。僕も貴女も、時間は未来にしか残っていません。」

Posted byブクログ

2013/05/12

森博嗣のフォトエッセイ。自身の著作からの引用文と短い解説がついていて、読んだことのあるものもそうでないものも楽しめる。ぐさっとくる言葉やあまり理解できない言葉もあった…持っていたい一冊。

Posted byブクログ