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君主論(文庫版) の商品レビュー

3.7

63件のお客様レビュー

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2019/03/16

「リーダーがどうあるべきか」がわかる本。 リーダーのある振る舞いによって組織が良くなったり、悪くなったりする例を、物語の中で教えてくれるから理解しやすい。 何かしらのリーダーをやってる人はみんな読むべき。

Posted byブクログ

2019/02/23

マキャベリが主人公で「君主論」を作成するまでのストーリー ○知らなかったこと ・マキャベリが生きた15〜16世紀のイタリアは小国から成り立っており、統一国ではなかった ・チェーザレを参考に、乱世の理想の君主像を設計した - 人から恐れられる⇨正義感と力を持つ - 人に恨まれ...

マキャベリが主人公で「君主論」を作成するまでのストーリー ○知らなかったこと ・マキャベリが生きた15〜16世紀のイタリアは小国から成り立っており、統一国ではなかった ・チェーザレを参考に、乱世の理想の君主像を設計した - 人から恐れられる⇨正義感と力を持つ - 人に恨まれない⇨奪ったり、独占しない - 軽蔑されない⇨決断力のないところを見せない、優秀な部下を持つ

Posted byブクログ

2019/02/09

マキャベリが生きた戦乱の世と彼の活躍、その経験から君主論が生まれたことを漫画にしたもの。彼がどんな経験をしてなぜ君主論が生まれたのかを知っておくとかなり納得感を持って君主論を手に取れそうである。 当然、君主論に強く興味をもった。

Posted byブクログ

2019/01/28

軍事的な色合いが強い時代であるため、現在の企業では危機的状況にある場合に近く、トップダウンのリーダシップがスピードと統率の意味で大事でだという言葉には納得感がある。ただ平時においての策が有能な人材を集めるというだけでは少し寂しい気がしました。ただ追従者を徴用するのではなく、口に苦...

軍事的な色合いが強い時代であるため、現在の企業では危機的状況にある場合に近く、トップダウンのリーダシップがスピードと統率の意味で大事でだという言葉には納得感がある。ただ平時においての策が有能な人材を集めるというだけでは少し寂しい気がしました。ただ追従者を徴用するのではなく、口に苦いことがあっても良案を話してくるものを徴用するようにという言葉もあり、具体例も少し挙げられているのかなと感じました。  また今回は漫画という形態をとるため、焦点を絞る必要があり、書いた時の政治状況を中心に置き、結果マキャベリがこう考えましたよということをまとめて書いてある。そのため言いたいことが非常に薄く感じられたのは残念であった。

Posted byブクログ

2018/04/19

君主論の内容のみならず、マキアヴェッリがどういう人物だったのか、書かれた時代背景が分かりやすくまとまっていた。 リーダーが組織を守るためには、人から恐れられてなおかつ人から恨まれない存在になること。そして人からの軽蔑を避けるために、判断力の欠けるところを見せてはいけない。また、優...

君主論の内容のみならず、マキアヴェッリがどういう人物だったのか、書かれた時代背景が分かりやすくまとまっていた。 リーダーが組織を守るためには、人から恐れられてなおかつ人から恨まれない存在になること。そして人からの軽蔑を避けるために、判断力の欠けるところを見せてはいけない。また、優秀な部下を手に入れることでリーダーは優秀な部下から忠誠を得ている人物として尊敬される。人の意見を聞く英明さも必要である。せっかくの部下の良案を潰すような環境を作ってしまえば、忖度がはびこる組織になってしまう。

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2017/12/03

君主論の理論を歴史的背景と合わせて学ぶことで理解が深まる。 リーダーに求められるのは、『恐れられること』『うらまれないこと』。 相反しているようだが、両立は可能。うらまれないようにするには、人の権利やモノを奪わないことが大事。 チェーザレがカッコいい。

Posted byブクログ

2017/11/03

まんがで読破を読破するシリーズ。 マキャベリズムの由来となるマキアヴェッリの君主論。前半は彼の生きた時代背景の説明で、後半に君主論の内容。 リーダーは人から恐れられる存在になり、また人から恨まれないこと。 正義と力を持つこと。 人からの軽蔑をさけること。 現代にも通じる内容だと思...

まんがで読破を読破するシリーズ。 マキャベリズムの由来となるマキアヴェッリの君主論。前半は彼の生きた時代背景の説明で、後半に君主論の内容。 リーダーは人から恐れられる存在になり、また人から恨まれないこと。 正義と力を持つこと。 人からの軽蔑をさけること。 現代にも通じる内容だと思うので、肝に銘じておこう。

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2018/10/07

マキャベリの『君主論』を読む必要が出てきたのだが、受験科目で選択をしなかったので世界史をほとんど勉強していなかったため、本に出てくる内容についてあまりに知識がなく困っていた。という状況にてこの本を読んで、よくわかった気になった。媒体としての漫画の力は侮れないと思った次第。 文字...

マキャベリの『君主論』を読む必要が出てきたのだが、受験科目で選択をしなかったので世界史をほとんど勉強していなかったため、本に出てくる内容についてあまりに知識がなく困っていた。という状況にてこの本を読んで、よくわかった気になった。媒体としての漫画の力は侮れないと思った次第。 文字の本だと、まず地名と人名が頭に入ってこないんだよね。

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2016/05/04

 薄い文庫本サイズで、有名な「名作・怪作・問題作」をまんが化しようという「まんがで読破」シリーズの、マキャベリの『君主論』。「目的は手段を正当化する」とか、「リーダーは慕われるより恐れられろ」で有名な「権謀術数家」マキャベリは、どのような経験をし、そして『君主論』を書くに至ったの...

 薄い文庫本サイズで、有名な「名作・怪作・問題作」をまんが化しようという「まんがで読破」シリーズの、マキャベリの『君主論』。「目的は手段を正当化する」とか、「リーダーは慕われるより恐れられろ」で有名な「権謀術数家」マキャベリは、どのような経験をし、そして『君主論』を書くに至ったのか、当時の世界史、イタリア史の様子とともに分かりやすく描かれている。巻末にヘーゲルの言葉が載っていて、「マキアヴェリの伊北数百年前の時代背景を考えて読むことによってはじめて『君主論』の価値がわかる」とあり、まさにそういう時代背景を念頭に置くことで、無駄な誤解を避けることができる本、ということになるかもしれない。  原作を読んだことがないので、肝心の原作と比較することはできないが、まず当時のヨーロッパ、イタリアの情勢をマンガで理解できたことが良かった。おれはマンガはあんまり読んだことないので、始めは読みにくいんじゃないかとか思ったが、たぶん文で読むより頭に入ってくる感じだった。「まんが日本の歴史」とか小学生の時にやたら読んでいた人が日本史得意だったというのがよく分かる。その歴史的背景だけでなく、マキャベリの生涯を追いながら『君主論』のエッセンスが書いてあるのが良い。チェーザレ・ボルジアという人が主要なモデル(?)になっている、というのを知った。  「頼られるリーダー」とはどういう存在か、ということが端的に述べられていて分かりやすいので、組織の経営者的視点での読み直しが盛んに行われているのもよく分かる。「人はかならず結果についてくるからだ!」とか、「君主が日々努力し結実した成果に人は必ずついてくる」といった力強い言葉に胸を打たれる。(16/05/04)

Posted byブクログ

2015/12/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本は君主論そのもののマンガ化ではなくマキャベリが君主論を書くに至った状況をマンガ化したものです。  マキャベリが活躍した15世紀末から16世紀初頭にかけてのイタリアは群雄割拠の戦乱の時代です。 チェーザレ・ボルジアがイタリア半島統一に向けて破竹の勢いで動くも 熱病に冒されたときに判断ミスを犯し32歳で生涯を閉じたり、 フランスやスペインなどの列強の干渉をうけたりします。 その中で優れた君主、暗愚な君主を目の当たりし、 また共和制(マキャベリが仕えるフィレンツェ)での体制を変えることの難しさを経験するということがわかります。 →過去の歴史を学ぶことほど人に多く恩恵を与えるものはない  人間はいつの世にも同じことを考え、同じことを望む  時代がどんなに移り変わろうとも、誰が支配しだらが支配されるのかという仕組や、体制に逆らった者が結局は元の鞘に戻るということも繰り返されている  未来へのすべての対処法は過去にある  賢人は歴史に多くのものを学ぶ →リーダーは過去の歴史を踏まえ、今という時流を見定め、その時流を上手く掴み、大きく空を羽ばたく者になり、さらなる高みを目指すために、己に大きな目標を掲げ、部下たちに夢を与え、希望ある未来へ人々を導く者でなくてはならない  日々粉骨砕身努力を惜しまないリーダーにこそ良運は運ばれてくると私は言いたい  自分の計画に対して果敢に猛進する者にこそ運命の女神は微笑むからである  運命の女神はあらわらしい若人のような人物を好む傾向がある  リーダーは己の運命に対して果敢に攻めていけばいい  運命の女神はきっとあちらから幸運を届けてくれる →ときに君主は手段を選べないこともある  人からの振り階で孤独にもなる  だが、君主が日々努力し結実した成果に人は必ずついてくる  そして人々は知る、自分たちの君主の下で報われる日が必ず来るのだと! →リーダーは信頼ある部下のために人々が安心してしっかり働ける環境づくりをしなければいけない  そしきのために力になる者は優遇し褒め称え、小出し小出しに恩賞を与え、それぞれの人間に適材適所の仕事を与え働かせるのがリーダーの勤め →リーダーは自分が雇う人間の本質を見抜く力量が求められる  本質が有能か否か  リーダーは自分を支えてくれる人間の選定には重々気を付けてあたらねばならない →人の軽蔑を避けるためにリーダーは日々己の力を磨くことが望まれる  更に、リーダーが優秀な部下を手に入れることである →リーダーが組織を守るための方法は、リーダー本人が人から恐れられる存在になり、また、人から恨まれないこと  人のものを奪わない  人の名誉や財産を奪うことや手柄を奪うことは絶対に避ける →乱世のリーダーは優しいだけでは成り立たない  ときに人に対して冷酷になることも必要になってくる →人の上に立つリーダーたる者は、人に慕われるより、恐れられることを選ぶべきなのだ!  リーダーは配下の人間に目を光らせ、皆が勤勉に働く環境を作り出さなければならない  頑張って働いたら国が豊かになった、自分たちの給料も上がった、人は必ず結果についてくる  恐れられることも成功のための人心掌握術なのだ!

Posted byブクログ