殿様の通信簿 の商品レビュー
テレビに出てたときのお話が好きだったので、磯田先生!とお呼びしたくなる。 歴史エッセイ。おもしろかった~。 ゆるっと『どうする家康』を見てたんだけど、この本を先に読んでたらもっと楽しめたかも。 このエピソードやあのエピソードって劇中にもあったのかな?って。 ぐぐったら残念ながら本...
テレビに出てたときのお話が好きだったので、磯田先生!とお呼びしたくなる。 歴史エッセイ。おもしろかった~。 ゆるっと『どうする家康』を見てたんだけど、この本を先に読んでたらもっと楽しめたかも。 このエピソードやあのエピソードって劇中にもあったのかな?って。 ぐぐったら残念ながら本多作左衛門は出てなかったよう。 こんなにキャラが強いのに…。
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磯田先生の作品は、古文書がベースなので、史実に近く感じる。また、文章も読みやすいので読んでいてストレスをがないですね
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元禄期に書かれた諸大名の内情を幕府の高官がまとめた書物をもとに、戦国末期から元禄期の大名の暮らしぶりやその人となりを取り上げた本です。 磯田さんの歴史愛があふれ、とても楽しいです。 生々しい生活ぶりや辛辣な人物評など本当におもしろくて、大名たちも同じ普通の人間...
元禄期に書かれた諸大名の内情を幕府の高官がまとめた書物をもとに、戦国末期から元禄期の大名の暮らしぶりやその人となりを取り上げた本です。 磯田さんの歴史愛があふれ、とても楽しいです。 生々しい生活ぶりや辛辣な人物評など本当におもしろくて、大名たちも同じ普通の人間で、生身の人間らしく生きていたのだなと身近に感じられました。 「戦国から元禄」という時代を生きた人々をみることで、「変革から安定へという時代のなかに生きた日本人の姿がそこにみえるように思える。」 「殿様の暮らしぶりをみていて思うのは、ひとつには、生活が豊かになり、ぜいたくが可能になってきた段階で、人間はどのようになってゆくのか、ということである。」 歴史は繰り返し、日本人の習性はなかなか変わらないのかな。
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自分が不勉強なのもあるが、マイナーな殿様のマイナーなネタも多いのであるが面白く読めた本。 テレビの歴史番組に出演されていることもある磯田先生の著作。 一般に向けた本であるが、学者として押さえるべきところはしっかり押さえている感じで良い文章だと感じる。 磯田先生の本を読みたい本リス...
自分が不勉強なのもあるが、マイナーな殿様のマイナーなネタも多いのであるが面白く読めた本。 テレビの歴史番組に出演されていることもある磯田先生の著作。 一般に向けた本であるが、学者として押さえるべきところはしっかり押さえている感じで良い文章だと感じる。 磯田先生の本を読みたい本リストに追加した。
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歴史学者磯田道史さんの歴史エッセイ。 元禄期に書かれた「土芥寇讎記 どかいこうしゅうき」という書物があり、これは幕府隠密の秘密諜報をまとめたものという説があるとのこと。これを殿様の通信簿と称して、その中から、選りすぐった7名の殿様の人事評価的な紹介をされています。そして、さすがマ...
歴史学者磯田道史さんの歴史エッセイ。 元禄期に書かれた「土芥寇讎記 どかいこうしゅうき」という書物があり、これは幕府隠密の秘密諜報をまとめたものという説があるとのこと。これを殿様の通信簿と称して、その中から、選りすぐった7名の殿様の人事評価的な紹介をされています。そして、さすがマル秘文書で現存は、1冊のみという貴重品なのです。 この著者は、子供の頃からの歴史通(家系的にも恵まれて)で、高校生の時には、古文書を古文書として読んでらしたというので、歴史通の方にも面白く読めるエッセイかと思います。 浅野内匠頭が女色を好むとか、池田綱政は、子供が70人いたとか、そちら方面の報告は、なかなか厳しかった様ですね。池田藩の側室の様子が書かれており、側室は「長局」という部屋に住まわせていて、部屋が7つ並んでいたそうです。だから定員7名。そこを真面目に一日づつ一週間?これを読んだ時、乙一のzooだったか、7つの部屋に監禁されて順番に殺される話をすぐ思い出してしまった。 譜代大名の悲哀とか、家康のしたたかさとか、 日本史が苦手で、全く面白さを伝えられそうにないので、退散します。 著者あとがきにある、膨大な史料の中から今の日本人の世代的な変移を観察できる、という日本史を若い頃修得しとくべきですね。
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現在の官僚制度は徳川幕府で作られたんだね。 一見、大臣は強い権限を有しているようでいて、実際は規則に縛られて大きな改革は出来ず、政策の根幹は規則に精通した官僚に頼ざるを得ない。 ◯◯藩も老中や家老が政策を担い、殿様は今の大臣と同じく、藩のトップとしての地位だけ与えられ、目眩しのオ...
現在の官僚制度は徳川幕府で作られたんだね。 一見、大臣は強い権限を有しているようでいて、実際は規則に縛られて大きな改革は出来ず、政策の根幹は規則に精通した官僚に頼ざるを得ない。 ◯◯藩も老中や家老が政策を担い、殿様は今の大臣と同じく、藩のトップとしての地位だけ与えられ、目眩しのオモチャに溺れる道しか選択出来なかったのだろう。 何不自由のない暮らしに羨ましい一面もあるけど、殿様も辛い商売だな〜と同情したくもなる。 磯田さんのおかげで歴史が面白くなってきた。(o^^o)v
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磯田先生の本は読みやすくサクッと読める。元禄前後の幕府隠密が幕閣に報告した大名の素行調査報告書と言われる土芥冠讎記をベースに、その他の文献も含めて、大名の人格や性格に迫ろうとしている。殿様が、目の前に現れて身近に見ているように感じられて、面白い。 あとがきに書かれた離見の見、大事...
磯田先生の本は読みやすくサクッと読める。元禄前後の幕府隠密が幕閣に報告した大名の素行調査報告書と言われる土芥冠讎記をベースに、その他の文献も含めて、大名の人格や性格に迫ろうとしている。殿様が、目の前に現れて身近に見ているように感じられて、面白い。 あとがきに書かれた離見の見、大事な事だ。昔生きた人たちを感じて、己の生活や考えを振り返るそんな時を持とうと思う。
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人の世はいつの時代でも理不尽なことが多く その中で人生を生きぬくしたたかさは変わりません 戦のない平和な江戸時代なのに 武士の日常は食うか食われるか 便利で平和な現代は 便利さに縛られ平和と信じることを強制されています 遠い時代の人びとなのに 己と重ね合わせて興味深く読みました
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「土芥寇讎記(どかいこうしゅうき)」という、元禄時代の大名の評価などが書かれた資料などをもとに、殿様たちの実像にせまる。とりあげられた人物は7人と少ないが、単純に資料に書かれた内容だけでなく、当時の時代背景や様々なエピソードも交えて実像を考察している。どの人物にも興味がわいた。戦...
「土芥寇讎記(どかいこうしゅうき)」という、元禄時代の大名の評価などが書かれた資料などをもとに、殿様たちの実像にせまる。とりあげられた人物は7人と少ないが、単純に資料に書かれた内容だけでなく、当時の時代背景や様々なエピソードも交えて実像を考察している。どの人物にも興味がわいた。戦国を知る世代から、戦を知らない世代へと移った時代。今と重なる部分もある。読みやすくて面白かった。
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