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あしたはうんと遠くへいこう の商品レビュー

2.8

35件のお客様レビュー

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現実的な恋愛小説

自分の15年を振り返って恋愛要素を拾ったら、どんな物語が生まれるだろう。そんなことを考えてしまう。次へ、もっと遠くへ!突き進むその先に、きっと幸せがある……。主人公の生き方が馬鹿みたいに潔くて、痛い。

yoko

2017/04/26

うーんつらかった。 カーペンターズ、ブルハ、ニルヴァーナにスマパン…10年くらい離れれてるはずなのに自分の青春時代と似たようなものを聴いていたのでなんだか驚いちゃった。ウッヒャー いろんな男の人がいてさ、どこにも執着地点はないのでしょうし、自分で決めなくちゃいけない。 っていうこ...

うーんつらかった。 カーペンターズ、ブルハ、ニルヴァーナにスマパン…10年くらい離れれてるはずなのに自分の青春時代と似たようなものを聴いていたのでなんだか驚いちゃった。ウッヒャー いろんな男の人がいてさ、どこにも執着地点はないのでしょうし、自分で決めなくちゃいけない。 っていうこの感じはとても好き。 でも結局またどこか行っちゃってさ。 ちょっと尻すぼみだったかなとは思う。

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2015/09/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(2015/9/18読了) そうか…角田さんの初恋愛小説だったのか。どこがどうとかはないけど、少し納得する感じもありました。 この本の前に読んだ柚木麻子さんの「その手をにぎりたい」と偶然にも同じく、各タイトルには西暦(年)が入ってて、主人公の人生の一期間となっている。 タイトルは全て英語の歌詞のよう。でも英語が苦手で洋楽に疎いのでわからないけど、各章の中にその曲が登場しているみたい。 章と章が繋がってなくて、空白の期間があるから、次はどうなっているのかと楽しみでした。こういう書き方って面白いですね。想像(妄想?)好きな読者には楽しいと思います。 それにしても、濃い恋愛を次から次へ…年代はかぶるけど、共感はしませんね〜 (内容) 泉は田舎の温泉町から東京に出てきた女の子。「今度こそ幸せになりたい」―そう願って恋愛しているだけなのに。なんでこんなに失敗ばかりするんだろ。アイルランドを自転車で旅したり、ニュー・エイジにはまったり、ストーカーに追い掛けられたり、子供を誘拐したり…。波瀾万丈な恋愛生活の果てに、泉は幸せな“あした”に辿り着くことができるのだろうか?新直木賞作家がはじめて描いた、“直球”恋愛小説。 (目次) 英語のタイトルは省略→それが大事だろ? 1985 1987 1990 1991 1992 1994 1995① 1995② 1996 1998 2000

Posted byブクログ

2015/06/15

ある女の子の人生。 年代ごとにそのときの音楽がチラッと出てきて、そのころの時代感がぼんやりと浮かんでくる。 そういえば、最近音楽を聴いていないということを思い出した。 彼女はどんな人生に辿りつきたいのか、自分とは性別も環境も違うけど、生き方を考える機会になった。

Posted byブクログ

2014/08/20

1人の女性がいろんな男性に惚れて、壊れて、何かして、でも彼女のそばにはいつも音楽があった…って若い人が好きそうな感じのお話。 太郎姉ちゃんと らじママは、定職に就かずに遊びまわっているヒロインにどうしてこれだけのお金があるのだろう…とビックリしていました。 らじ家は誰も知らない「...

1人の女性がいろんな男性に惚れて、壊れて、何かして、でも彼女のそばにはいつも音楽があった…って若い人が好きそうな感じのお話。 太郎姉ちゃんと らじママは、定職に就かずに遊びまわっているヒロインにどうしてこれだけのお金があるのだろう…とビックリしていました。 らじ家は誰も知らない「バブル」ってヤツ? 文章がうまいので、最後まで読めました。 人を傷つけた分だけ自分も傷つくものなんだね。

Posted byブクログ

2013/06/24

柵の向こうで生きる 柵の中で生きている自分。失敗もないかわりに大きな手柄もない。 一瞬我を忘れて、あきるほど見慣れた自分とぜんぜん違うことができる。 一生のうちに夢中になることを作りたい。

Posted byブクログ

2012/08/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

母に傍にいてほしいかわりに 仕事をかけもちして働く父と タカラヅカに夢中の母と姉と田舎が嫌で 東京の大学に入り恋に依存しながらも 自分はなにものかのかだとか、明日の自分の行方がわからないままの泉 自分の好きな音楽をカセットテープに録音して 好きだった野崎修三にはこええと言われ 大学で知り合い同棲していたのぶちんとの距離感に限界を感じてアイルランドへ放浪の旅に出て帰ってきたときにはほかの女にとられていたり バイト先で出会った年下のポチと海の見える田舎で暮らし始めたけれど スポーツクラブで知り合ったシノザキさんと不倫の末に破局 次第にストーカー化するシノザキさんに、旅行先で知り合った山口という男との出会い、別れ、新たに進むべき場所。 男に依存してしまうって言っているわりには海外に飛んだり遊び歩いたり職を転々としたりと行動的だろ! そういう人は、それでいいんだと思うって結局その異性との短期の付き合いにある意味フットワークの軽さと一人でも生きていけるんじゃけって感じで別にそれでよくね?って納得するわ!)^o^(

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2012/07/03

ある冴えない女性の高校~32歳までの男遍歴、恋愛遍歴を上手に描いていた作品。大恋愛ってわけでもなく、ダメ男相手に、ずるずる、ぐずぐず、って感じなのだけど、それでも、恋する気持ちって自分を見失ってしまうほどどうしようもないのかも。 付き合う男に合わせて、自分の行動もコロコロ変わって...

ある冴えない女性の高校~32歳までの男遍歴、恋愛遍歴を上手に描いていた作品。大恋愛ってわけでもなく、ダメ男相手に、ずるずる、ぐずぐず、って感じなのだけど、それでも、恋する気持ちって自分を見失ってしまうほどどうしようもないのかも。 付き合う男に合わせて、自分の行動もコロコロ変わって、気付けば空っぽのままの主人公。こういうのって、共依存タイプ、依存症なんだろうなぁ。 リアルなどうしようもなさを描くのは、角田さんお得意。

Posted byブクログ

2012/02/06

読み手によって、捉え方が違うのだろうけど、苦しい話だった。 安定すると壊したくなる。いつも不安でじっとしていられない。 そんなヒリヒリ感はわかるようでわからない。 けれど、女は強いとも思わされた。 最後に希望が。

Posted byブクログ

2012/01/08

主人公の15歳からの15年間の恋愛の物語。 この主人公の波乱万丈の人生には驚いた。 こういう恋愛をできること自体すごい。 この物語を読んでいると女って強いなぁと思わせられる。 恋愛だけじゃなくて。 なんでもできそうな気がしてくるような。

Posted byブクログ